今週の環境11月25日号に、「ゴミ減量化のためには、EM菌による処理が効果的であるとは思えない」と記述した。その理由は、嫌気性発酵菌だから。しかし、これでは理由になっていないと思われるだろう。そこでもっと本質的なところを説明したいと考える。しかし、好気性発酵と嫌気性発酵はこう違うのです、という説明では面白くないので、地球上における細菌の発生史から説き起こしてみたい。 参考書は、またもやブルーバックスで、「地球と生命の起源」酒井均著、B1248、ISBN4-06-257248-6。 C先生:本日のHPの目的は、生ゴミ処理の際にしばしば議論になる発酵の話に関連し、嫌気性発酵、好気性発酵とはどのようなことかを説明することが主眼。地球上での最初の生命は細菌だから、この細菌がどのようにしてできたかを知ると、嫌気性細菌による発酵では、なぜ生ゴミを十分に分解できないかが良く分かる、というシナリオで行きた