上海ガニの養殖におけるEMの活用事例 中国は世界一の水産養殖国であるが、この分野においても、様々な形でEMが使われている。中国における水産分野のEMに関する論文は2000件余ともいわれ、山東省を中心に全域に広がっているが、御多聞にもれず、偽物大国である。 ①上海ガニ EMの活性液の作り方を公表しているため、誰でも、らしきものは作れるため、元手も要らず、その気になると、商売したくなるのが人情である。当初は、汚染大国中国で「らしきEM」でも環境浄化に役立てばと思い放任したら、たちまち数千社、中には「比嘉教授直伝」として私の写真を使ったものや、「比嘉教授の開発したEMを上回るEM」という本家がかすんでしまうくらいの勢いであった。 残念なるか、EMの活性液は時間の経過とともに効果が減少し、PHが3.7以上になると、他の菌の汚染が始まり、4.0になると汚染が更にひどくなり、EMとは全く異なったものと