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ブックマーク / www.ringolab.com (22)

  • 欲望の植物誌―人をあやつる4つの植物 - 情報考学 Passion For The Future

    ・欲望の植物誌―人をあやつる4つの植物 人間が品種改良したからではなく、植物は自ら周囲の動物の欲望をあやつることでこそ今の姿になったのだという独特の視点に立った共進化論と歴史学のエッセイ。書で取り上げられる4つの植物とそれらがあやつる人間の欲望は以下の通り。 リンゴ → 甘さ、甘いものが欲しい チューリップ → 美、美しいものを手に入れたい マリファナ → 陶酔、ハイになりたい ジャガイモ → 管理、自然を管理したい 人間はこうした欲望を満たすために植物を利用しているが、逆に植物の視点に立てば、人間に運ばれべられることで広域に繁殖することに成功している。 たとえばリンゴはタネが熟すまでは目立たない緑色で甘味もない。タネには毒があって果実しかすことはできない。だからタネは果実をべた動物によって運ばれ、未消化のまま地面に落とされる。かくしてリンゴは動物が求める果糖と引き換えに分布域を拡

    imaokazuki
    imaokazuki 2009/09/14
    "自然に異常も平常もない"、陳腐な真理だけど、ホントにそう。でも、慣れ親しんだものがどんどん変化していたら、「さいきん自然界が異常だ」って言いたくはなる
  • Passion For The Future: 日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか

    人はなぜキツネにだまされなくなったのか スポンサード リンク ・日人はなぜキツネにだまされなくなったのか 斬新な切り口でまっとうな歴史哲学を語る。 著者の調べによると日全国で1965年ごろを境に、キツネにばかされたという話が発生しなくなったのだという。当にキツネが人を化かしていたのか、その話をみんなが信じていたのか、という問題はともかく、そのような話が出なくなったことは歴史的な事実である。 高度経済成長に伴う変化の中で、日人は知性でとらえられるものを重視するようになった。同時に知性によってとらえられないものはつかめなくなったということでもある。 このでとても気になった一節がある。かつての村社会における情報流通についての説明である。 「人間を介して情報が伝えられている間は、情報の伝達には時間が必要だった。大事な情報は急いで伝えられただろうが、さほど急がなくてもよい日常世界の情

  • Passion For The Future: シッダールタ

    シッダールタ スポンサード リンク ・シッダールタ 「車輪の下」のヘルマン・ヘッセのもうひとつの代表作。アメリカ合衆国だけで500万部、全世界では43カ国で翻訳され、1000万部を超える大ベストセラーになった。和訳はいくつもあるが、これは2006年に草思社(がんばれ)から出た新訳版。現代人にわかりやすい文章。 仏陀ガウタマ・シッダールタと同じ時代、同じ場所に生きたという設定の別人「シッダールタ」の物語。もう一人のシッダールタも、仏陀と同じように「人は何のために生きるか」の答えを求めて修業に入る。そこで迷い誘惑され中年には世俗に生きる道を選ぶ。そして、老年にいたって再び道を求めて遂に悟りを得る。 このは仏教のであると同時に、知識や知恵についての哲学を説いたとして秀逸だと思った。何箇所か感銘した部分を引用してみる。 「「探り求めるとき」とシッダールタが言った。「こういうことが起こりがちで

    imaokazuki
    imaokazuki 2008/03/08
    "真理というものは、それが一面的である場合にのみ、表現することができ、言葉につつまれ得るのだ。思想で考えられ、言葉で表現できるものは、すべて一面的なのだ"
  • Passion For The Future: CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ

    CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ スポンサード リンク ・CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ 小寺信良と津田大介の二人がキーパースンとコンテンツの未来を探る対話集。 登場するのは以下の顔ぶれ。 土屋 敏男(第2日テレビ エグゼクティブ・ディレクター) 草場 大輔(東京MXテレビ 報道制作局ディレクター) 椎名 和夫(音楽家、実演家著作隣接権センター運営委員) 遠藤 靖幸(価格.com マーケティング部) 江渡 浩一郎(産業技術総合研究所 研究員) 西谷 清(SONY ビデオ事業部長) 長谷川 裕(TBSラジオ「Life」プロデューサー) 中村 伊知哉(国際IT財団 専務理事) 松岡 正剛(編集工学研究所) 松岡 正剛の「プロセスがコンテンツになる」というやりとりが、ふだんネットを使っていて感じてい

  • Passion For The Future: デスクトップを爆撃してアプリを全終了するDesktop Bombs

    デスクトップを爆撃してアプリを全終了するDesktop Bombs スポンサード リンク ・Desktop Bombs http://www.vector.co.jp/soft/winnt/amuse/se435074.html これは意外に実用的? デスクトップのすべてのウィンドウを、アニメーションと音響効果で「爆発」させて終了させるユーティリティ。ウィンドウをたくさん開いているときは、心理的なストレスが高いことが多いから、それらの作業をドカンドカンと爆撃して終わらせるのは気持ちがいい。行き詰った時の気分転換にもなる。 以下に機能の説明を引用。 「*説明 <トレイアイコン> ・黒い爆弾アイコン、マウス左クリックで全ウィンドウを閉じる。 ただし、強制終了処理ではないため、アプリによっては編集中のファイルの保存ダイアログが出るだけだったりもします。 ・ピンクの爆弾アイコン、マウス左クリックで

  • Passion For The Future: 独学でよかった―読書と私の人生

    独学でよかった―読書と私の人生 スポンサード リンク ・独学でよかった―読書と私の人生 映画評論を中心に文筆活動で数々の受賞歴を持ち、日映画学校校長の佐藤忠男氏の自伝。著者は、工業高校定時制卒で、少年飛行兵、国鉄職員、電話機の修理工事人などの職を経ながら、独学で映画評論家としての道を切り拓いた。自信に満ちていながら、優しさもそなえる、風格のある独白がとても魅力的。いい先生だなと思う。 評論家になりたかった著者は働きながら文章を書き雑誌への投稿を続けた。アマチュア工員が書く映画評論という物珍しさもあってプロ編集者たちの目に留まるが、会社を辞めてプロになりますと言ったら、「アマチュアだったから面白かったのに」なんて言われる。それでもめげずに猛烈な読書をして知識を蓄え、自分流のテーマと作風を洗練させ、独立独歩で世界にその力を認めさせる。 アマチュア、フリーの著者に対して、冷たいプロの世界にその

  • Passion For The Future: 脳はいかにして“神”を見るか―宗教体験のブレイン・サイエンス

  • Passion For The Future: メメント・モリ

    メメント・モリ スポンサード リンク ・メメント・モリ この写真集を見て心を揺さぶられない人はいるのだろうか? 20年前に出版された、藤原新也の伝説的な傑作。 メメント・モリ=死を想え。 インドの野原で焼かれ、川原で野犬にわれる遺体の写真。「ニンゲンは犬にわれるほど自由だ」「遠くから見ると、ニンゲンが燃えて出す光は、せいぜい60ワット3時間。」というコメントがつけられている。行き倒れの行者の遺体に「祭りの日に聖地で印をむすんで死ぬなんて、なんてダンディな奴だ。」。 思わず眼を伏せたくなる、生々しい死の現場がある一方で、数百年、数千年変わらない気がする原風景の懐かしさや、この世と思えぬ、天上の楽園のような美しい風景もある。死を意識することは生の喜びを確認することにつながるんだという、著者の視覚メッセージに、まず頭をぶん殴られ、言葉を失い、そして魅了される。 露出不足気味の暗い画面に、ぼう

  • Passion For The Future: 現代語訳 般若心経

    現代語訳 般若心経 スポンサード リンク ・現代語訳 般若心経 著者は僧侶で芥川賞作家の玄侑 宗久。 まず般若心経を全文引用してみる。 仏説摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中 無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界 乃至無意識界 無無明亦 無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故 菩提薩 依般若波羅蜜多故 心無礙 無礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 即説呪日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経 全文

  • Passion For The Future: 「人志松本のすべらない話」と「必笑小咄のテクニック」

    「人志松のすべらない話」と「必笑小咄のテクニック」 スポンサード リンク ・人志松のすべらない話 「フジテレビ系にて三ヶ月に一度放送され話題に話題を呼んだ、深夜の人気番組「人志松のすべらない話」がDVDで登場!松人志をはじめとする精鋭たちが、誰が聞いても、何度聞いても面白い実話を披露するシンプルな番組。第1、2弾放送分を収録。「衝撃の未公開映像」「すべらない話のためになる話」などの特典映像も収録。 」 会社のテレビで番組を偶然、発見して笑いが止まらず、速攻でDVDを注文。 サイコロを振って出た目の芸人が「すべらない話」をする。何度同じ話をしてもよい。司会進行兼参加者は笑いの天才、松人志。基は1,2分の小咄だが、数秒で終わるものもあるのだが、どれもきっちり笑わせてくれる。「イヌのタロ吉」という言葉を聞いただけで、吹き出すようになってしまった。どうしよう。 こうした小咄のパターン分

  • Passion For The Future: 日本の聖地―日本宗教とは何か

    « Youtubeの映像をPSPや携帯電話用に簡単変換するMediaCoder | Main | MP3からボーカルを抜いてカラオケ状態にするボーカルリデューサー » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事とは?

    imaokazuki
    imaokazuki 2006/07/28
    映画もみたい
  • Passion For The Future: ・ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション

    ・ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション スポンサード リンク ・ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション ハイテク製品を成功に導くマーケティング理論書「キャズム」から15年が経過した。 ・キャズム 著者の仮説の適切さはその期間の市場の動きで実証されてきた。企業の成長にはパターンがあり、適切なイノベーションを適切な時期に投入できるかが、企業の永続成長か破滅かの道を決めている。このは、トレンドの急成長の分水嶺となる「キャズム」を超えて、市場の成長期にも衰退期にも、永続的に繁栄できるイノベーション戦略とは何かを語る集大成。 「コアとコンテキスト」、そして「慣性力」は今回のキーワードだ。 「 タイガーウッズにコアとコンテキストの間でどのように時間配分をすべきか問われたら、あなたはどのようにアドバイスをする

  • Passion For The Future: ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

    ストレスフリーの仕事術―仕事人生をコントロールする52の法則 スポンサード リンク ・ストレスフリーの仕事術―仕事人生をコントロールする52の法則 百式管理人 田口元監訳。日語版解説で田口さんは「知識社会で生き残りたいなら、作業や時間を管理するだけの手法は役立たない。必要なのはアイディアとエネルギーを管理する手法である。」と書いている。知識社会の仕事とは、部品組み立て作業のようには明確な終わりが見えないものだ。いいアイデアが生まれるまで終わらない企画の仕事だとか、複雑に絡み合う複数プロジェクトの同時進行のような仕事では、現時点の達成度が何パーセントとはわからないことが多い。 終わりの見えない仕事群を相手にする知識労働では、単なる進行管理だけだと、ストレスで仕事の質すなわち創造性が落ちてしまう。すっきりした気分でワクワクしながら仕事をすることが大切になる。著者のデビッド・アレンは、GT

  • Passion For The Future: 「個」を見つめるダイアローグ

    「個」を見つめるダイアローグ スポンサード リンク ・「個」を見つめるダイアローグ 個をみつめるダイアローグ この二人は凄いな。先見の明。 終始、対話が煮詰まらず外へ未来へと向かう。 作家・村上龍とITの伝道師・伊藤穣一の対談。 目次: 「 第1章 「個」がつながる世界で ■「個」のネットワークという「思想」 お金と権力の外へ/蜘蛛の巣のような信頼関係/コミュニケーションは喜びそのもの/「オープン」というキーワード/正確なコミュニケーション ■メディアと「個」 メディアの「パラダイム」は古い /アマチュアが参加するジャーナリズム/「無難な思考」では何も見えてこない/一丸となることはもはや不可能 第2章 国と「個」 ■適応が遅れる日社会 プライバシーと民度/リスクの先延ばしという非合理性/決定権と責任がセットになっていない/閉ざされた社会と開かれた社会/洗練を拒否するという態度/「外国人

  • Passion For The Future: JANES-Way報告、Web2.0を知るリンク集、「Web2.0でビジネスが変わる」

    JANES-Way報告、Web2.0を知るリンク集、「Web2.0でビジネスが変わる」 スポンサード リンク 6月1日の下記イベントで、「Web2.0 テクノロジー、ビジネス、コミュニティの近未来」という講演を行いました。延べ1000人近い参加者を集められたそうで、熱気のあるイベントでした。私は冒頭でWeb2.0の概要について20分ほどお話しする役をいただきました。 Web2.0には多様な解釈がありますが、私の考えるキーワードで再構成してみました。 発表資料を公開します。 ・「JANES-Way」~Web2.0時代に激変する新世代ネットビジネスの真価を探る~ 国内最大級、ネットビジネスの一大祭典 http://www.u-stage.jp/janesway/index.html ~Web2.0時代に激変する新世代ネットビジネスの真価を探る~ ・発表資料(PDF) http://glink.

  • Passion For The Future: 科学は臨死体験をどこまで説明できるか

    科学は臨死体験をどこまで説明できるか スポンサード リンク ・科学は臨死体験をどこまで説明できるか 「 臨死体験の頻度に関する調査としては、1982年にギャラップ社がアメリカで行った世論調査が最も優れている。この調査は、アメリカ人の4%に相当する約800万人が臨死体験をしていると結論づけた。 」 その内容とはどのようなものであろうか?。 米国の精神科医であるヴァージニア大学教授のグレイソンは、74人の臨死体験者のインタビューにもとづき、報告によく見られた16の要素からなる、評価スケールを作成した。臨死体験研究者は、これを点数化して、一定水準以上の体験を臨死体験とみなしている。 ・グレイソン・スケール 1 時間の流れ方が変わる 2 思考の加速 3 人生の回顧 4 突然すべてが理解できたという感じ 5 安らぎ 6 歓喜 7 宇宙との一体感 8 光を見る、または、光に包まれる 9 鮮明な感覚 1

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    imaokazuki 2006/06/13
    神秘体験を科学する。麻薬の経験とかは・・?
  • Passion For The Future: 仕事は、かけ算。

    仕事は、かけ算。 スポンサード リンク ・仕事は、かけ算。 日々、楽しみにしているメールマガジンがある。 これまで人に教えず自分だけで楽しんでいたのだが、になってしまったので、しぶしぶ紹介する。 ・メールマガジン 平成・進化論。 http://www.2nd-stage.jp/ 実はこのメールマガジンはまぐまぐ発行部数第1位であって、知る人ぞ知るというわけではない上に、このはアマゾンでは6月7日発売直後に総合ランキング1位にもなった。 ・『まぐまぐ!』週間総合ランキング http://www.mag2.com/ranking/rankingw.html 週間総合ランキング (2006/06/07 21:56:40 現在のデータ) 1位  151580部 1億稼いだ■最強方程式を毎日10秒で⇒平成・進化論。 2位  140168部 ネットで収入と自由な時間を手に入れる方法 3位  135

    imaokazuki
    imaokazuki 2006/06/13
    すぐやる共和国の大統領!笑
  • Passion For The Future: 情報学的転回―IT社会のゆくえ

    情報学的転回―IT社会のゆくえ スポンサード リンク ・情報学的転回―IT社会のゆくえ 日の情報学の第一人者、西垣教授のは必ず読んでいる。難解なものが多いが、口述筆記で書かれたこのは、とても読みやすい。 「 情報学的転回とは必ずしも、ITの高度利用によって人間の生活を効率化し、グローバル経済を活性化することではない、ということです 」 冒頭のこのことばでまず引き込まれた。 このの情報学的転回とは、情報という概念が、私たちの思考の在り方、世界観、人間観を大きく変えていくという意味である。ビジネスや効率性ばかりが強調される「IT革命」よりも、もっと質的な、人類の文化文明の大変革を論じている。 著者は情報には3種類があると定義している。 1 生命情報 生きている生物にとっての情報 2 社会情報 生命情報から意識的に抽出され記述された情報 3 機械情報 機械が処理する記号の情報 コンピュ

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    imaokazuki 2006/04/25
    [書評]聖と俗、宗教と社会、技術と情報、、、何かタイムリー
  • Passion For The Future: Flashを簡単保存・再生するFlashPlayerEx

    « Oracle OpenWorld Tokyo 2006 ポータルサイトだけではない、サーチビジネスの現状と今後 | Main | イヴの七人の娘たち » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事とは? 2004年

  • Passion For The Future: お金に「正しさ」はあるのか

    お金に「正しさ」はあるのか スポンサード リンク ・お金に「正しさ」はあるのか 貨幣に媒介されてあらゆるものが流通してしまう現代。芸術、学術、性愛、そして人間の生命でさえも値段が算出されて売り買いの対象になってしまう。この社会では「市場で取引の対象になり得ること」と「社会的に価値が認められていること」は密接に結びついている。売れないものは価値がないし、売れるものを作れない人間は半人前という扱いになる。 ビジネス社会では、市場で売れるものは良いものであり、儲かることは正しいことだと私たちはしばしば錯覚してしまう。この論理を敷衍すると市場において流通することが、社会的正義であることにもなる。戦争を推進する正義もしばしば、経済的下部構造の得失原理に突き動かされる。 このでは、貨幣の強い影響力についてマルクスの資論の一節が引用されている。 「 物はそれ自身としては人間に対して外的なものである。

    imaokazuki
    imaokazuki 2006/02/16
    共同体、自他の境界の変容。『現代社会の理論』