等時性と姿勢差 ・等時性 等時性とは、振動する振子の振幅が大きくても小さくても、周期すなわち1往復に要する時間は同一であるということです。 これは、ガリレオ・ガリレイが発見した法則です。 図を見ながら確認してみましょう。 まず「振子」を想像してみてください。 振子は重りをつないでいるアームの長さが短くなれば振動周期は短くなります。 これは、”時計の緩急”のところでご説明しましたね。 そして、振子には他の特性もあります。 それは、 振子のアームの長さが同じであれば、振りが強くなっても弱くなっても振動周期は同じという特徴です。 つまり、振子は幅広く大きく振れても、幅狭く弱く振れても、一往復するのにかかる時間は同じということです。 振子のついたボンボン時計でも、腕時計でもこの原理を応用して等時性を作り出しているわけですね。 腕時計の場合は、振子に相当するものがテンプとヒゲゼンマイということになり