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2007年12月3日のブックマーク (5件)

  • 12月注目の海外文学新刊 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう

    今月はなんといってもフラバル『あまりにも騒がしい孤独』。キシュの大傑作『砂時計』に続く<東欧の想像力>第二弾。これは必読。 それから発売延期を繰り返した挙句に近刊予告からしばらく消えていたナイポール『自由の国で』。今度こそ出るのか? 長らく入手困難な状況が続いていたチャペック『クラカチット』の復刊も未読の人には朗報だろう。 文庫・新書では白水社のバリッコと河出のソレルスに注目。金庸『笑傲江湖』はこれで完結なので、まとめ買いするなら今月だ。岩波は詩集が二つ。パール・バックは四分冊のうち二冊が先に復刊され、1月に残りの二冊が刊行されるらしい。 岩波書店 『ヘリック詩鈔』 『陸游詩選』 ホフマンスタール『チャンドス卿の手紙 他十篇』(復刊) パール・バック『大地(一)』『大地(二)』(復刊) 白水社 『初版グリム童話 (二)』 バリッコ『絹』 バリッコ『海の上のピアニスト』 早川書房 レナルズ『

    12月注目の海外文学新刊 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう
  • と[ワジェット]とボフ/シオドア・スタージョン - 不壊の槍は折られましたが、何か?

    [ウィジェット]と[ワジェット]とボフ (奇想コレクション) 作者: シオドアスタージョン,若島正,Theodore Sturgeon出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/11メディア: 単行購入: 1人 クリック: 63回この商品を含むブログ (44件) を見る 若島正編のスタージョン短編集。全6作収録だが、『海を失った男』に比べてすら、若島が更に強くお堅い文学趣味を見せ付けている。読み口が晦渋な作品が揃っており、ゆえに、娯楽小説作家としてのスタージョンに触れたい読者には少々ハードかもしれない。何が起きているかではなく、何が描かれているかが問題になる作品が多いので、キャラの心の動きを見据えておかねば置いてけぼりにされる恐れがあり、集中を強いられよう。とはいえ、スタージョンが人間心理に注ぐ視線は鋭く、描出が簡にして要を極めているので、致命的に読みにくいとまでは言えない。 「

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  • 行為と意味 - Sweetness

    我輩はカモである [VHS] 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 1986/05/01メディア: VHSこの商品を含むブログ (1件) を見るレオ・マッケイ監督、マルクス兄弟主演、1933年。 マルクス兄弟の作品は初めて見た。チャップリンの『独裁者』よりも7年も前に撮られた作品で、独裁者の登場を予見していた、などと言われるらしい。 突如、フリードニアという架空の国家の首相となったファイアフライ(グルーチョ・マルクス)。彼はくだらない理由で隣国の大使と喧嘩になり、フリードニアはくだらない理由で戦争へと至る。原題の"Duck Soup"は「簡単なこと」を意味するスラングだが、独裁者となることも、戦争を起こすことも、まるで至って「簡単なこと」であるかのように描かれる。 マルクス兄弟はこのような喜劇を演じることで、「戦争を風刺している」「独裁国家を風刺している」「政治家の愚行を

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  • 梅田望夫×まつもとゆきひろ対談「ウェブ時代をひらく新しい仕事,新しい生き方」(前編):ITpro

    まつもとゆきひろ ネットワーク応用通信研究所 フェロー 楽天 楽天技術研究所フェロー Rubyアソシエーション理事長。Rubyの作者 Blog「Matzにっき」 まつもとゆきひろの起こした小さな奇跡---梅田望夫氏の著書「ウェブ時代をゆく」の中の節のタイトルである。「時代の巨大な変化の中で個人がどう生きるべきか」をテーマにしたというこのの中で,Rubyを生み「オープンソースで飯をう」生き方を実践するまつもと氏の生き方に,梅田氏は何を見い出したのか。梅田氏とまつもと氏が,インターネットがもたらす新しい時代の新しい仕事,新しい生き方を語る。 まつもとゆきひろの起こした小さな奇跡 ――梅田望夫さんの新刊「ウェブ時代をゆく」には,「まつもとゆきひろの起こした小さな奇跡」という節があります。こので何を伝えようとされ,なぜまつもとさんを紹介されたのでしょうか。 梅田 いま,インターネットの切り拓

    梅田望夫×まつもとゆきひろ対談「ウェブ時代をひらく新しい仕事,新しい生き方」(前編):ITpro
  • sjs7のブログ@12/30西え-35bにてゆと部報頒布。僕も寄稿してます

    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

    sjs7のブログ@12/30西え-35bにてゆと部報頒布。僕も寄稿してます