■日本SFだった! 小松左京の『復活の日』は相当衝撃的でしたね。風邪で人類が滅亡してしまう(実は風邪に隠れたウィルス兵器)というスケールの大きさと突拍子も無さ、バクテリオファージ云々といったウィルスの科学的説明、ページを繰るほどに死と滅亡の運命が迫り来る恐るべき展開、そして人類最後の生き残りである南極観測隊員たちを待つ過酷で胸を打つ運命。SFというものに目覚めたのはまさにこの作品からだったと言っていいでしょう。その後も『果てしなき流れの果てに』といった長編をはじめとする小松SFにのめり込みました。 もうひとつは光瀬龍。最初に読んだのが恐ろしく分厚い長編作『喪われた都市の記録』です。太陽系の各惑星基地に巻き起こるカタストロフの描写、気の遠くなるような時を隔てて姿を現す”喪われた都市”の記憶、そして悠久の宇宙の時の中では全ては滅びそして喪われてゆくのだ、という光瀬一流の無常観。酔いました。それ
