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sfに関するinmymemoryのブックマーク (511)

  • オレとサイエンス・フィクション!その4 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■欧米SFだった! 欧米SFを読んで最初にファンになったのはR・A・ハインラインですね。やはり誰もがSFオールタイムベストテンに挙げる『夏への扉』に引き込まれてしまいました。他にも『異星の客』『宇宙の戦士』『月は無慈悲な夜の女王』など名作が沢山ありますね。それとレイ・ブラッドベリ。ブラッドベリのことは何度か日記で触れたことがありますが、なにしろ『10月はたそがれの国』ですね。他にも短篇集はあったのですが、なぜかこればかり読み返していた記憶があります。 高校にあがった頃はスターウォーズのせいもあって、世間でもSFバブルが起こり、早川、創元のSF文庫の他にもサンリオがSF文庫を出し始めましたね。創刊時のクリス・フォスのイラストは今でも憶えています。実はサンリオSF文庫、ラインナップがエキセントリックで結構好きだったんです。それに比べると早川、創元はちょっと硬いかな、という気がしていました。雑誌

    オレとサイエンス・フィクション!その4 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
  • オレとサイエンス・フィクション!その5 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■ヴォネガットだった! もう一人、カート・ヴォネガット・ジュニアの『タイタンの妖女』も忘れることが出来ません。人類の歴史文化も、すべてはとある難破した異星の宇宙船の修理用パーツを作る為だけに進化させられた無意味なものだ、というこの物語は、その痛烈な皮肉や虚無的な視点とは裏腹に、世界は、ろくなもんではないが、それでも僕らはここで生きて行かなくちゃならないし、愛することを止めることは出来ない、と結ばれることで、最後のからっケツの優しさを見せるのです。 しかしここでヴォネガットは絶望しない。根拠の無い希望も口にしない。ヴォネガットは自らと同じ無力な人々に共感の眼差しを投げかけ、生きるというただそれだけのささやかさを肯定する。だからヴォネガットの小説はシニシズムとニヒリズムを描きながらもどこか優しい。ヴォネガットの小説当の悪人は存在しない、というのはこういうことなのだと思う。そして、”圧倒的

    オレとサイエンス・フィクション!その5 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
  • グラン・ヴァカンス 『廃園の天使』 - Something Orange

    グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 飛浩隆出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/09/01メディア: 文庫購入: 32人 クリック: 186回この商品を含むブログ (178件) を見る ジュリーは白かった。 生成りの麻の服を頭からすっぽり被り、 少年のように短い金髪は夏の陽射しに晒されてプラチナ色に褪せ、 貝殻を列ねた白い腕輪とアンクレットを帯びていた。 ジュールはこのあとその一千年に及ぶ少年時代よりも、はるかに長い生を生きることになったが、その朝のジュリーの姿、赤い瓦と青い空のただなかに一の若木のように佇っていたジュリーの白さを忘れることはなかった。 冒頭の1行で打ちのめされ、10行も読む頃には傑作の匂いを嗅ぎ取っていた。3頁に入る頃にはそれは確信へと変わり、10頁を過ぎる辺りになると、物語世界に没頭しきって、評価することさえ忘れていた。 「グ

    グラン・ヴァカンス 『廃園の天使』 - Something Orange
  • JACK WOMACK_SF作家ジャック・ウォマックの日本語ファンサイト

    未訳作品の内容紹介と抄訳を含んでいます。 読む楽しみを損なわないよう配慮していますが、 あらかじめご了承ください。 last modified: 2009_07_12 (リンク先にウォマック先生の現在の職場ブログ追加、など) 復刊ドットコムで ハヤカワ文庫「ヒーザーン」&「テラプレーン」の 復刊リクエスト投票募集中!

  • 貴方のおススメのヒロイックファンタジー小説を教えて下さい。…

    貴方のおススメのヒロイックファンタジー小説を教えて下さい。面白いと思った部分など感想・紹介のお話も一緒に聞かせてください。 ですが、ハヤカワ文庫の作品はほとんど存じていますのでそれ以外の社の作品での紹介をお待ちしております(^^)

  • はるまき's オールタイムベスト10 : はるまき's DIGITAL Garage

    はるまきがいままで読んだの中で特に気に入っている10作品を紹介します。一応ベスト10形式になっていますが、ランキングは作品の客観的な評価による優劣というよりは、好みによるものとなっています。こんなベスト10でも皆さんの読書ライフの参考になれば幸いです(それにしても好みが思いっきりハヤカワに偏ってますね(^_^;))。  また、付随情報として映像化された作品に関してはDVDの情報も併記してみました。作品をより楽しむお手伝いが出来れば何よりです(書籍・DVDの情報は2002年12月現在のものです)。 ※表紙の画像は、はるまきが読んだ版のものなので、現在入手出来るものとは異なるものがあります。 第2次世界大戦末期、ヒトラーの直接命令を受けたオットー・スコルツェニイ中尉が、降伏後幽閉されていたムッソリーニを救出しドイツに連れて来ることに成功する。それに気を良くたヒトラーは、さらなる

  • SFセミナー参加者が選ぶオールタイム・ベストSF投票 結果

    集計結果 ※ 各作品の下についているリンクは、その作品に投票した人の票へのリンクです。 ※ SFセミナー当日に発表した結果と異なるのは、入力ミスの訂正や、集計漏れの票の追加などを行ったためです。 ※ タイトル・人名のミスや票の間違いについては、ウェブマスターまたは森太郎 ( e-mail : taro@penguinsbar.com )までご連絡ください。 有効票数:107票 1. 《人類補完機構》シリーズ / コードウェイナー・スミス 68 点  17人:北 水 塩 加 わ な 横 唐 青 河 ま 新 香 平 渡 伊 斎 2. 《ハイペリオン》二部作 / ダン・シモンズ 40 点  11人:伊 崎 伊 新 山 山 高 加 小 香 塩 2. 星を継ぐもの / ジェイムズ・P・ホーガン 40 点  15人:山 椋 平 高 松 渡 鈴 田 森 山 の 風 く 林 唐 4. 虎よ、虎よ! / ア

    inmymemory
    inmymemory 2008/06/15
    「SFマガジン」500号を記念して行われた「'98オールタイム・ベストSF」のSFセミナー。
  • SF入門

    2001年12月に出版された『SF入門』(早川書房)では、日SF作家クラブが選出した「オールタイム・オールジャン・ベスト」が発表されている。海外作品と国内作品に分けて行われたアンケート調査の結果、『銀河ヒッチハイク・ガイド』はオールタイム・オールジャン・ベスト一覧の海外篇で、第34位に入った。 1. 『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン 2. 『地球の長い午後』 ブライアン・オールディス 3. 『ソラリスの陽のもとに』 スタニスワフ・レム 4. 『火星年代記』 レイ・ブラッドベリ 5. 『幼年期の終り』 アーサー・C・クラーク 6. 『2001年宇宙の旅』 アーサー・C・クラーク 7. 『虎よ、虎よ!』 アルフレッド・ベスター 8. 『スター・ウォーズ』 ジョージ・ルーカス 9. 『宇宙船ビーグル号』 A・E・ヴァン・ヴォクト 10. 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 フィリッ

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    inmymemory 2008/06/15
    日本SF作家クラブが選出した「オールタイム・オールジャン・ベスト」 2001年『SF入門』(早川書房)
  • best geek novels

    2005年11月9日、イギリスの新聞、ガーディアン紙が運営するブログのテクノロジー・コーナーにて、1932年以降に英語で書かれたベスト・テクノおたく小説(geek novel)が発表された。これは、あらかじめ選出された30作品についてネット・リサーチ会社 Survey Monkey でアンケートを募り、その結果をまとめたものだが、その前に候補に挙がった30作品は以下の通り(タイトルのアルファベット順)。 American Gods, Neil Gaiman 『アメリカン・ゴッズ』 ニール・ゲイマン Brave New World, Aldous Huxley 『素晴らしき新世界』 オールダス・ハクスリー The Colour of Magic, Terry Pratchett 『ディスクワールド騒動記1』 テリー・プラチェット Consider Phlebas, Iain M Banks

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    inmymemory 2008/06/15
    2005年、英国新聞「ガーディアン紙」運営ブログにて、1932年以降に英語で書かれたベスト・テクノおたく小説(geek novel)が発表。選出された30作品についてネット・リサーチ会社でアンケート
  • new scientist アンケート

    inmymemory
    inmymemory 2008/06/15
    2005年、英国科学雑誌「New Scientist」で、好きな宇宙SF(The World's Best Space Sci-Fi Ever)の投票。総投票数が4260票
  • best25

    inmymemory
    inmymemory 2008/06/15
    アマゾン・ドット・コムのサイトに出ていた、「過去100年の中のベストSF&ファンタジー25選」。絶版の作品は除く
  • ビデオ鑑賞日記 : 禁断の惑星 - livedoor Blog(ブログ)

    2008年04月29日00:00 カテゴリSFファンタジーキ 禁断の惑星 1956年 98分 監督 フレッド・マクロード・ウィルコックス 出演者 ウォルター・ピジョン、アン・フランシス、レスリー・ニールセン 西暦2200年、惑星アルティア4に、調査にやってきた超高速宇宙船が着陸する。 そこで消息を絶った調査隊の生き残り、モービアス博士と娘のアルティア、そして万能ロボットのロビーと出会う。 博士は、先住民族のクレール人の怒りにふれると忠告するが、その時、見えない怪物に隊員のひとりが殺される。 この怪物は博士の潜在意識がクレール人の機械によって具体化した、イドの怪物だった・・・。 今まで知らなかったのですが、この作品はシェークスピアの「テンペスト」に誘発されて書かれた小説「運命の惑星(Fatal Planet)」をもとに脚化し映画化したそうです。 広大な宇宙を舞台にした哲学的なストーリーをも

    inmymemory
    inmymemory 2008/05/16
    シェークスピアの「テンペスト」に誘発されて書かれた小説「運命の惑星」をもとに脚本化。広大な宇宙を舞台にした哲学的なストーリーをもった娯楽SF映画で、後のSF映画にかなり影響を与えた
  • 『タイタンの妖女』/カート・ヴォネガット・ジュニア - Show Your Hand!!

    これはすばらしい小説だった!!物語はかなりスラップスティックな感じで、むちゃくちゃな状況にひたすら翻弄されつづける人間の姿が皮肉っぽく描かれている。ただ、ヴォネガットはそれをくだらない、って言うんじゃなく、愛情を込めた視線で見つめているから、シニカルさと表裏一体になったウェットな部分、感傷的なところがこころに響く。 ストーリーはちょっと簡単には書きづらい。時間等曲率漏斗なるものに飛び込んだことで、あらゆる時空間に存在する、神のような存在となった男と、彼に操られるようにして火星、水星、タイタンへと放浪することになる男とを中心にして物語は展開していくのだけど、なにしろそのスケールは宇宙規模だし、全人類を巻き込む宗教の話でもあれば、人間というものの存在意義(のなさ)についての話でもある。 なにか運命のような大きなちからに動かされること、システムのなかに組み込まれること。個人の自由を根源的なものと

    『タイタンの妖女』/カート・ヴォネガット・ジュニア - Show Your Hand!!
  • ラリィ・マキャフリイ『アヴァン・ポップ』 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    ●ポストロックとスタンス 最近、"65daysofstatics"というイギリス・シェーフィールド出身のバンドに嵌っており、もっぱらこればかり聞いている。いわゆるジャンルとしてはポストロックに分類されるらしいが、ポストロックとは何であるのか、正直なところよくわからない。Wikipediaによれば、もはや死語扱いされている(個人的には、そんなことないと思うが)ポストモダンというタームが結局のところよくわらないのと同じことだろう。ただ、ジャンル名とは別に、ハードコアを聴き慣れた耳には、音の解体の仕様が非常に心地よいのだ。 ・65daysofstatics"Retreat! Retreat!" http://www.youtube.com/watch?v=WneDU-K3Sww ・65daysofstatics"Await Rescue" http://www.youtube.com/watch

    ラリィ・マキャフリイ『アヴァン・ポップ』 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 『スラデック言語遊戯短編集』(サンリオSF文庫1985年12月刊)解説 : 狂乱西葛西日記2007年6月1日~6月30日

    『スラデック言語遊戯短編集』(サンリオSF文庫1985年12月刊)解説 マッド・サイエンス・フィクショニストの冒険/大森望 スラデックは変である。 〈マニアのアイドル〉とは、水鏡子師匠が、かのバリントン・J・ベイリーにつけた称号なんだけれど、そのデンでいけばこのスラデック、さしずめ「すれっからしマニアのアイドル」とでも呼べそうだ。フツーのSFじゃ満足できない、何を読んでもムカシ読んだことのある話に見えてしまう、あーあ、SF読んで驚いたことなんて、もう十年以上ないもんなあなどと呟くかわいそーなマニアたちが狂喜し、「スラデックって、ぽんとにバカだねえ」とか「ありゃ絶対アタマおかしいよ」とか言いながらも、スラデックの短編が訳されるたびに、ふだんは見向きもしないSF雑誌やアンソロジーのぺージをめくり、「いやしかし『蒸気駆動の少年』ってカッコいいね」だの、「『教育用書籍の渡りに関する報告』は傑作(笑

  • 読んでおくとエロゲーを2倍楽しめる現代小説10冊 : bmp_69

  • 奇妙な世界の片隅で : あっと驚く話 佐々木淳子『Who フー 超幻想SF傑作集』

    SFの魅力は「センス・オブ・ワンダー」にあると言われます。「センス・オブ・ワンダー」とは、日常では味わえない目眩のするような感覚、当たり前だと信じて疑わなかった価値感に衝撃を与えてくれるもの、とでも言ったらいいでしょうか。この言葉の定義は、人によっていろいろあるでしょうが、身も蓋もない言い方をしてしまうなら「あっと驚く話」といってみてもいいかと思います。 そして漫画作品において、この「あっと驚く話」の描き手といえば、まず、佐々木淳子の名を挙げなくてはなりません。彼女の作品には、大胆なSF的アイディアが溢れています。その読後感は、まさに「センス・オブ・ワンダー」としか呼びようがありません。 そんな佐々木淳子の魅力が凝縮されているのが、初期短篇を集めた作品集『Who フー 超幻想SF傑作集』(佐々木淳子 東京三世社 マイ・コミックス)です。今回はこの中から紹介しましょう。 『赤い壁』 夢の世界

    奇妙な世界の片隅で : あっと驚く話 佐々木淳子『Who フー 超幻想SF傑作集』
  • 『S-Fマガジン』2007年05月号(613号)【異色作家特集1】★★★★☆ - たむ読書日記

    〈異色作家短篇集〉完結記念【異色作家特集】第一弾英米編。 「合作」マイクル・ビショップ/内田昌之訳(Collaborating,Michael Bishop,1978)★★★★☆ ――頭がふたつあるのはどんな気分? もっと正確にいうと、ふたりでひとつの体におさまっているのはどんな気分? ぼくたちなら話してあげられるかもしれない。いまはぼく、ロバートが語り手をつとめている。ぼくはロバート。きょうだいの名前はジェイムズ。 悪くはない。が、〈異色作家短篇集〉のようなのを期待してると、ちょっと違う。『ミステリー・ゾーン』やら『世にも奇妙な物語』的な話ではなく、わりとSFらしいSFなのだ。状況とか雰囲気の不気味さを楽しむとかではなく、どちらかといえば真摯な問いかけ。ジレンマではあるが、相談相手がすぐそばにいる思春期ものとも取れる。頭と体は別々のもの、という感覚がいかにも思春期的だ。二つの頭という設定

    『S-Fマガジン』2007年05月号(613号)【異色作家特集1】★★★★☆ - たむ読書日記
  • 『S-Fマガジン』2007年06月号(614号)【異色作家特集2】★★★★☆ - たむ読書日記

    【異色作家特集】の第二弾。今回は非英語圏作家。期待に違わずいい味の作品群でした。 「パリに行きたい」ミハイル・ヴェレル/大野典宏・森田有紀訳/七戸優イラスト(Хочу в Париж,Михаил Иосифович Веллер,1991)★★★★☆ ――パリへ行きたいという欲求は様々な形で現れる。「またパリへ行きたいのですよ」「すると、以前にも行ったことがあるのですか?」「いえ、以前にも行きたいと思ったことがあったのです」 『世界は村上春樹をどう読むか』のなかで、チェコ人の翻訳家が、「プラハ人、チェコ人として思うに、カフカの小説は「幻想」ではなくて「事実」なのです。チェコのお役所というのは、まさにカフカの小説そのままなんですから(笑)」などと言ってみんなを笑わせていたけれど、ソ連というのも似たようなものかもしれないと思ってみる。というのも、篇といいゴーゴリといい、何だかまったく同じテ

    『S-Fマガジン』2007年06月号(614号)【異色作家特集2】★★★★☆ - たむ読書日記
  • 『無限がいっぱい 異色作家短篇集9』ロバート・シェクリイ/宇野利泰訳(早川書房)★★★★★ - たむ読書日記

    原題『Notions:Unlimited』Robert Sheckley,1960年。 「グレイのフラノを身につけて」(Gray Flannel Armor)★★★☆☆ ――トマス・ハンリーは一見常識人らしい外貌を示しているが、その皮膚の下にはロマンチックな血潮が打ち騒いでいる青年である。だがロマンスというものは大都会では手に入れることの困難な商品である。そこへロマンス・サーヴィス社の社員と名乗る男が現れて……。 ロマンスが商売になったり冒険が商売になったり(「一夜あけて」)、とかく未来は刺戟が少ないものらしい。ハンリーが体験するロマンス・サーヴィス社のサービス内容よりも、終盤に描かれる、刺戟を求める一般大衆の反応がおかしい。平和な世の中なら喧嘩が刺戟に、物騒な世の中なら平穏が刺戟になるんだろうさ。ロマンス(のサービス)にすっかり浸った一般人には、こういうのも刺戟的なのでしょう……。 真実

    『無限がいっぱい 異色作家短篇集9』ロバート・シェクリイ/宇野利泰訳(早川書房)★★★★★ - たむ読書日記