今の時代、どの業界でもファンを大切にすることが大事だ。特定のブランドや企業を支持してくれる消費者を増やすことで、企業の売り上げを安定的に維持するファンベースのマーケティング手法を実践する企業は多い。 人口減少が進む日本市場において、中長期的な視点で企業価値の向上を目指すにはファンの存在は欠かせない。いかにファンを増やすか――企業規模にかかわらず多くの人が頭を抱えている。 こうした悩みは、「ポテトチップス」などを販売する食品大手のカルビーも例外ではない。これまでカルビーと消費者の接点は商品の売り場がメインだったため、消費者に直接呼びかけるなどのアプローチをすることが難しかった。 そこでカルビーは、2020年9月に新たなファンづくりの取り組みとしてスマートフォン向けアプリ「カルビー ルビープログラム」(以下、ルビープログラム)を開発。22年1月には新機能「販売店検索システム」を追加した。狙いは
![消費者の「買いたい」を最短距離で実現――カルビーの“ファンづくり”最前線「販売店検索」を深堀りする](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72b2b18d5eff8c18434064e87522bc80ab817d1c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F2201%2F27%2Fl_ea1635237_calbeestarters01_05_w250.png)