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2007年11月15日のブックマーク (12件)

  • 或る病院の一生

    救急を取る病院がまだまだ少なかった頃。 地域の基幹病院は県立病院。救急車で30分。救急対応も今ひとつ。 地域に「住民のための」新しい病院への欲求が高まった頃、200床程度の規模でその病院は開院した。 何もない開院したての病院。外来の棚の中は空っぽ。買ったばかりの備品は全てダンボールの中。事務も看護もみんな初対面。場所によっては、誰かが梱包をあけて棚に備品を並べてくれていたりするけれど、どれもビニールがかかったまま。洗面台の水は妙にシンナー臭い。 新しい病院を立ち上げる仕事は楽しい。医師の派遣元にも十分な人手はいないので、みんな交代で出張。 新しい病院。新しい町。医局の引継ぎノートには、新しく作った約束処方、備品のありか、地元に詳しい事務の名前や電場番号、近所のコンビニの場所などが記載されていく。遊びに行くにもどこにいっていいのか分からないから、医局の冷蔵庫には魚肉ソーセージと酒の瓶。毎晩野

    或る病院の一生
  • 一刀両断:新しい帝国 新しい戦争

    このコラムも今回が最終回なので、今まで書いてきたことを、少し大風呂敷にまとめてみよう。私が一貫して書いてきたことの一つは、政府による裁量的な「IT政策」は有害無益だということだ。それはインターネットを中心とする情報技術の世界は、各国政府を超えたグローバルな世界で動いているからだ。 政府は、インターネットの発展を妨害することはできるが、その進む方向を変えることはできない。この意味で、現代の国家はもはやかつてのような主権国家ではなく、中世の領邦のようなゆるやかな集合体になろうとしているのかもしれない。これを田中明彦氏は「新しい中世」と呼び、ネグリ=ハートは新たな「帝国」の出現ととらえた。 「資鎖国」が日を衰退させる この新しい帝国は、20世紀前半の「帝国主義」とは違う。レーニンが「資主義の最高の段階」と規定した帝国主義は、国内で過剰に蓄積された資が市場と労働力を求めて領土を対外的に拡張

    isrc
    isrc 2007/11/15
    政府による「IT政策」は有害無益。ITの世界は各国政府を超えたグローバルな世界で動いている。「いいものを安くつくる」製造業的センスだけでは生き残れない。イノベーションで世界市場に挑む若者が出てきてほしい
  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

    「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧

    ウェブリブログ:サービスは終了しました。
  • 日本人の英語 その2

    英語についてのエントリーを書くと、熱いコメントをいつもいただく。 それだけ感心が高い問題なのだろう。 さて、少し言葉足らずだったので、もう少し補足をさせていただくと、日人の英語力の絶対レベルが他の国に比べてどれくらい下のほうにあるのか、ということをいいたかったのではない。(まあ、それはそれで問題だが) そちらよりも、カナダ人に聞かれた「最近の若い人は出来るようになって来ているんだろう?」という質問に対する答えである。 やはりこのカナダ人もそうだし、私も感じているのは総じて英語が出来る人がノンネイティブの国で増えてきているのでは、という実感である。 そして現実にこの統計情報だとそういう傾向が見られる。 一方邦については、一向にそういう兆しが見られないのだなあ、ということだ。 例えばこちら。(pdf) 産業革命以来、西へ生産拠点を移していく過程(イギリス->アメリカ->日->韓国台湾-

    日本人の英語 その2
    isrc
    isrc 2007/11/15
    いいものをつくれば売れる。すごい研究をすれば海外から話を聞きに来る。その成功体験がいつまで通用するのか、というのが今問われている気がするのだ。
  • 著作権絡みの議論がなぜ腑に落ちないかをPerfumeとニコニコ動画から考えてみる - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    Perfume(パフューム)」にハマっている。映画ではない。もちろん香水でもない。9月に発売したシングル「ポリリズム」が自身初のベスト10入り,11月に東京・恵比寿で行ったライブは超満員と,今まさに上昇気流に乗り始めた広島出身,3人組の女の子アイドル・グループの話である(Perfumeの公式サイト)。 いい歳してアイドルはどうよ,と我ながら思いつつ,週末などに居間のテレビでDVDを何度も飽きずに見ていたら,4歳の息子と3歳の娘まですっかりファンになってしまった。気がつくと「エゥレークトォワー♪」などと鼻歌を歌っており,「まーた変なモノ見せてー(怒)」と家人の余計な不興を買う始末。とはいえ,実は私がPerfumeを知ったのはほんの2週間前だ。筋金入りでも何でもなく,恥ずかしながらにわか中のにわかである。2週間前にインターネットの掲示板で紹介されていたYouTube動画へのリンクをふとクリッ

    isrc
    isrc 2007/11/15
    現段階では多少の侵害があっても,全体として将来的な可能性が少しでも見込めたら,積極的に見逃せるように制度に隙を作っておく必要があるのではないだろうか。
  • ディズニー・モバイル=iPhoneにみる、携帯ビジネスのパラダイムシフト : チケスト社長@ashikagunsoのチラシの裏

    isrc
    isrc 2007/11/15
    これは私見ですが、携帯ビジネスでの勝者は、日本では1にキャリア、2にCP。アメリカでは、1に端末メーカー、2にキャリアだと考えています。日本での端末メーカーや、アメリカでのCPは負け組業界。
  • 「ウェブ時代をゆく」発刊記念 梅田望夫氏講演会&サイン会

    丸善丸の内店で11月14日に開催された「ウェブ時代をゆく」発刊記念の梅田望夫氏講演会&サイン会に参加してきた。 著者の講演会やサイン会にはあまり行ったことはないが、定員100人のところほぼ満員、大盛況といったところだろう。 大きな拍手で迎えられた梅田氏は、着席するなり、自分は、コンサルタントとして話をするのには慣れているが、それは「密室の話術」の持ち味であり、一般の人に向けて話をする今回は、大変緊張していると切り出した。 そして、約一時間の講演の中で、話したいこととして、 1)メイキングス(オブ・ウェブ時代をゆく」) 2)なぜ自分のことを「ウェブ時代をゆく」で書いたか 3)書かなかったこと の3つの柱を挙げた。 ここでは、メモを元に要旨だけまとめたい。 ・を書くことやにまつわる文化については特別な感慨を持っている。 ・そんな自分が1年間全身全霊を傾けて書いたのが「ウェブ時代をゆく」。

    isrc
    isrc 2007/11/15
    仕事に筋をつけて、一生懸命やっている自信はある。ただ、1つのことをやってきた人には敵わない。ただ、rest of usの人生って、そういうものだ。そういう道筋があるということを誰からも教わらなかった。
  • バイトのお話し - おれはおまえのパパじゃない

    店での長い長いバイト生活のときにですね、「ただ単に長い」っていう理由で、新人の教育を任されるわけです。 バンビーノでもやってたけど、調理とホールって、全然違うじゃないですか。なんつーの? 調理って、「俺の技を盗め」的なさ、「教えてもらおうなんて考え自体が甘ぇんだよ自分で考えて自分で仕事みつけろよタコが」的なさ、「何も教えはしねえけど、俺の仕事の邪魔になるようなことをしやがったらローキック入れんぞ」的なさ。ばっかじゃねえの。なにそれ。ちゃんと教えてやれよ、と思います。 ほいで俺はホールの人間だったので、いちようちゃんと手取り足取り教えるわけです。仕事の手順とかは初日で一通り誰でもできちゃう。だって誰でも出来るような仕事だから、アルバイトなわけだし。でも接客に一番大事な何かがなかなか身につかんのね。ほいで、やっぱ自分もそうだったからわかるのだけど、最初って「いらっしゃいませー!」の一言すら

    バイトのお話し - おれはおまえのパパじゃない
  • イノベーションの神話10

    見えてる穴に落ちていたことに気づかされる一冊。 革新的なアイディアは、どこからか「ふってくる」と考えている人は、けっこういる。わたしもその一人で、アイディア出しの手法・ツールを準備すれば、あとはインスピレーションの女神が降りてくるのを待つだけと考えていた…そして、今も待ちつづけている。 あるいは、天才肌のカリスマが全く新しいアイディアで世界を変えてしまうことを、「イノベーション」だと考えている人は、かなりいる。わたしもそう思ってた、iPod の「新しさは」ジョブズだから生まれたんだと、ね。 書を読んで、わたしの思い込みは粉砕された。もちろん、エジソンが電球を発明したわけじゃないことや、Google の最初のアイディアはYahooで却下されてたことは知っていた。が、知っていたにもかかわらず、わかっていなかった。著者はそれを、イノベーションの神話と呼ぶ。そして、 イノベーションにまつわる神話

    イノベーションの神話10
  • IGF2日目雑感 〜 CIRとIPv6:村上敬亮 情報産業の未来図

    IGFの二日目が終わりました。その雑感をご報告します。IGFそもそものについては、昨日、ややくどくどと紹介しました。初めて触れる方は、恐縮ですが前回のエントリと併せてご覧ください。今回は、会場をうろうろしていて、いくつか、面白いなと思ったお話を。 1.Ciritiacl Internet Resource ご案内したとおり、IGFは、インターネットガバナンスを巡る南北対立的背景から生まれてきました。ですが、IGFも最初から、ドメインネームをはじめとしたインターネットのリソース管理問題に直接入ると、混乱が増幅する可能性もあります。このため、世界情報通信サミットでIGFの設立を合意した際には、Diversity, Openness, Access, Securityの4つをテーマとして議論するということで、リソース管理直球の部分は避けるような課題設定がされていました。 ところが、第一回のIGF

    IGF2日目雑感 〜 CIRとIPv6:村上敬亮 情報産業の未来図
    isrc
    isrc 2007/11/15
  • 【第4回】NTTを悩ませる「終わりのない宿題」:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 11月8日、NTT持ち株会社の三浦惺(さとし)社長が、2004年に公開した「中期経営計画」の修正を発表した。これまで「2010年には3000万のお客さまに光アクセスと次世代ネットワークサービスを提供」(2004年11月10日の発表資料より抜粋)としていた目標を下方修正し、「2010年度にNTT東西の光ファイバーの契約数が2000万」という数字を示したのだ。 「光ファイバーの需要が明確でなかった当時は約6000万の加入電話の半数という数字からはじき出したが、今回は具体的な数字を積み上げた」--。三浦社長が説明した目標修正の趣旨である。NTT東西の光ファイバーの契約数は、2007年度初頭が約608万で、年度末には1000万弱になる計画だ。3000

    【第4回】NTTを悩ませる「終わりのない宿題」:日経ビジネスオンライン
    isrc
    isrc 2007/11/15
  • ひろゆきがティム・オライリーに直接きいた、「Web2.0ってなんだったの?」

    11月14日夜、2ちゃんねる管理人の西村博之氏が、Web2.0の提唱者であるTim O'Reilly氏と初めて顔を合わせた。 Web2.0 EXPOを前日に控えたこの日、IT・コンテンツ産業の発展を目指す「Venture BEAT Project」イベントが都内で開催された。そこにゲストとして招かれていたのが西村氏と、10年ぶりに来日したO'Reilly氏だった。2人はすぐにうち解け、ゆっくりと語り合った。 “Return of the Web” 西村氏:Web 2.0という言葉を作り出したのは3年前? O'Reilly氏:2003年に最初のアイデアを話し始め、2004年からWeb 2.0カンファレンスを始めた。Web 2.0に関する記事を書いたのは2005年。でもWeb2.0という概念について考え始めたのは10年前くらいから。そのときは違う名前だったけどね。 1997年にオープンソースに

    ひろゆきがティム・オライリーに直接きいた、「Web2.0ってなんだったの?」
    isrc
    isrc 2007/11/15
    ばからしい名前だよ。ウェブの新しいバージョンだと思っている人が多いし、そういう意味で使ったんじゃないのに。この言葉を使ったのは、みんな、ウェブが終わったと思っていたからだ。でもウェブは戻ってきた。