なんでって、偲ちゃんがここにいるからだよ。それ以外に理由が必要? 偲ちゃんがいて、わたしがいる。昔からそうだった、でしょ? いつも一緒だった。 人生初のラブレターを受け取った氏姓偲は、放課後、幼なじみの故不院埋を残し呼び出しの場所へ向かった。そして、そこで彼の人生は終わる。突如後頭部に一撃をたたき込まれ、殺された。しかし、彼は再び目覚め、強制的に新たな生を与えられる。目の前に立つ泣空ヒツギという少女は彼を蘇らせ「実験」に協力しろと言う。巷を賑わす連続猟奇殺人犯・『破砕破片(ピースメーカー)』の正体こそ彼女と思った偲は、その凶行をこれ以上続けさせないため、ヒツギに従うことにするのだが……。 [tegaki]増量失敗!!![/tegaki] ((著者近影の記述より。最初は200頁なかったようですが、本作は、400頁近い厚さです。)) いや、もう、この長いボリュームの前半がどこまで必要だったのか