第61回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム開催報告 2013年10月13日,東京大学本郷キャンパス赤門総合研究棟において,第61回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム「これからの図書館情報学教育を考える」が開催された。3名のパネリスト,2名のコメンテーターを迎え,コーディネーターは著者が務めた。約120名の参加があった。 日本図書館情報学会では,「これからの図書館情報学研究と教育」というテーマで2003年10月に創立50周年記念事業シンポジウムを開催した。本シンポジウムは,ちょうど10年後の60周年記念である今年,改めて,図書館情報学教育について検討しようとするものである。 この10年間,学会員を中心とし,情報専門職養成に向けて様々な研究が行われた。2003年度から3年間に亘って「情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育体制の再構築に関する総合的研究(LIPER)」が実施されたのをは