【浅倉拓也】京都大は、学部や大学院での英語による講義を、現在の5%から2020年までに全体の30%に増やす目標を掲げた。世界トップレベルの大学としての地位確立をめざす「国際戦略」の一環で、留学生の派遣・受け入れや、外国人教員の数も倍増させる計画だ。 京大は今年度、学部の教養教育科目を担う「国際高等教育院」を設置した。ここで外国人教員を来年度から5年間、毎年20人ずつ採用する計画だ。また、全学で20年までに、留学生の受け入れは現在の約2千人から4300人に、外国人教員は240人から500人に、外国人研究者は2950人から6千人に、それぞれ倍増させる方針だ。 京大の国際担当の三嶋理晃(みちあき)理事は「かなり高い目標だが、大学院ではすでに英語による授業は充実しており、今後は学部の教養教育科目も英語化を推進して達成したい」という。 一方、東京大は10年に、英語による授業を3倍以上に増やす計画を発