「パウリの排他原理」で有名な理論物理学の偉人ヴォルフガング・パウリはひどく実験が下手な科学者だった。あまりにも実験が下手すぎたので「実験が失敗するのはパウリのせい」というジョークも生まれ、これは「パウリ効果」として広く知られて複数の逸話がいまでもよく語られている。 なかでも有名なのは、ゲッティンゲンの研究所における爆発事故だ。実験中におこったこの事故で研究員はまずさきにパウリを疑ったが、かれはその日はとある街を目指して列車に乗っていた。しかし調べてみると、事故が起こった時刻、パウリを乗せた列車はちょうどゲッティンゲンに停車中だったことが明らかになったという。 ※【たわごと日和。】第1回 「発想」はどこからやってくるのか……羽生善治の「大局観」とAIによる「演算処理」 理系の研究室では日夜フラスコが揺られているのか? この話はさておき、ぼくは関西に住んでいるのだが、先日、学生時代に妹のように
![【たわごと日和。】第2回 理系大学院の研究室ってどんなところ? | RBB TODAY](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c0f88a81c9139f371eebc7fb1d5077bb9bd5428f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.rbbtoday.com%2Fimgs%2Fogp_f%2F598450.jpg)