韓国南部の沖合いで修学旅行生など475人を乗せた旅客船が沈没した事故で、この船は鹿児島県の船舶会社がおととしまで運航し、その後、韓国に売却されたものでした。 会社によりますと、日本で運航していた際に事故の記録はなく、メンテナンスをすれば売却後も30年ほどは使用できるとしています。 鹿児島県の船舶会社「マルエーフェリー」によりますと、韓国南部の沖合いで沈没した旅客船はマルエーフェリーが長崎県の造船所に依頼して建造したということです。船は「フェリーなみのうえ」として平成6年6月からおととし10月まで鹿児島と奄美大島周辺、それに沖縄を結ぶ便などとして運航され、その後、韓国の会社に売却されたということです。 船は総トン数が6600トンで、全長が145メートル、幅は最大で22メートルあり、積み荷を積んだときの速力は最大で21.5ノットだったということです。 中は5つの階層に分かれ、最上階には特等と1