5年前、金星を回る軌道に入ることに失敗した日本の探査機「あかつき」が、来月7日、再び金星を回る軌道を目指してエンジンの噴射に挑戦するのを前に、JAXA=宇宙航空研究開発機構が記者会見を開き、詳しいスケジュールを明らかにするとともに難易度が高い挑戦になるという認識を示しました。 「あかつき」は失敗からちょうど5年となる来月7日、再び金星を回る軌道を目指して残された小型エンジンの噴射に挑戦することになり、JAXAは記者会見を開いて詳しいスケジュールを明らかにしました。 それによりますと、前の日の12月6日にエンジンの噴射方向に合わせて探査機の姿勢を変える作業を行ったうえで、12月7日の午前8時51分ごろ、金星の上空500キロ付近で4つの小型エンジンをおよそ20分間一斉に噴射させる計画です。 エンジンが作動したかどうかはその日のうちに分かりますが、探査機が金星を回る軌道に入ったかどうかが分かるの