「大人になっても漫画を読むということ」という記事を読みつつ、思考を遊ばせている。 記事の一節に これは青年漫画の話ですが、野球マンガ『ラストイニング』の主人公が、その天才的なデータ野球の「能力」によってチームを甲子園へと導きながら、その徹底したデータ野球によって審判に目を付けられ、ジャッジによって負け……ヤクザに拾われ……詐欺まがいのセールスマンへと落ちぶれ……、という筋書きからも学べるでしょう。 とあるわけだが、ここで言われているのは少年漫画において肯定的に描かれる「能力」というものが、青年漫画ではある種の留保を求められるということである。 この留保は現実において「能力」だけで全てを解決することは出来ない。という真っ当な認識が出ているわけで、青年漫画には青年漫画の役割があるという話なのだが、私はここでバトル物のエロゲーのことを思い浮かべた。果たして、この類のエロゲーは少年漫画的なのか、そ