今日のテーマは移調楽器です。 移調楽器とは、簡単に言えば譜面に書かれた通りの音が出ない楽器のことです。例えばトランペットは、楽譜に「ド」と書かれていても、いざ吹くと2度下のシ♭の音が出てしまいます。 今回はそんな面倒…いえ、個性的な楽器について学びましょう。 カポタスト おそらくこれを読んでいる方はバンドマンが多いはずなので、なぜ移調楽器などという面倒なものが存在するのか、まずはギターで説明いたします。 ギターのことが分からない方は、次のチャプターまで飛ばして頂いて構いません。 ギタリストのA君は、普段はカポ無しでギターを弾きますが、たまに1フレットにカポを付けて演奏することもあります。 まず、カポ無しギターを弾いているときに楽譜に「C→G→C」と書かれていたら、A君はどうするでしょうか。答えは簡単で、A君は「C→G→C」を弾き、実際に出る音も「C→G→C」ですね。 では1カポギターを弾い
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