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  • 中世前半の音楽 前編 - 音楽理論 ざっくり解説

    今回は10世紀頃までの西洋音楽歴史について勉強しましょう。 現代の我々がイメージするあの「音楽」は、どのような紆余曲折を経て現在の形になったのか。その辺りを中心に解説いたします。 冒頭から恐縮ですが、この辺りの時代についてはによって書かれていることが結構異なっており、私もどれを信じればいいか分かっていないということを最初にお断りしておきますw 音楽理論の基礎(旋法や音程など)は、古代ギリシアで作られました。詳細はこちら「古代ギリシア音楽 前編」をご覧ください。 とても紀元前の人が考えたとは思えない高度な理論ですね。 この理論はローマ帝国へと受け継がれます。ローマ人は金管楽器の発展や大型劇場の建設など、演奏面で多大な貢献をしました。 一方、ローマ人は数学や哲学は苦手だったらしく、理論面での発達はありませんでした。(発達したけれど資料が残っていないだけ、との説もあり) その後、395年にロ

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2021/11/21
    "ボエティウスの英語版では、シ音から順番にABC" "当時どの音をAとするかは人によってバラバラ"
  • アラブ音楽 前編 - 音楽理論 ざっくり解説

    今日のテーマはアラブ音楽です。 アラブ音楽とは、簡単に言えばアラビア語を話す国々で奏でられている音楽です。 地図で言うとこの辺。 トルコとイランはアラブ世界には含まれませんが、音楽的には影響しあっている点もあり非常に似ていて、親戚みたいな関係です。 歴史 まずは歴史を軽く説明すると、アラブ音楽の起源はシャーマンらしいです。 つまり、シャーマンがご神託をリズムに乗せて朗唱していたのです。 アラブ音楽には「歌がメインで楽器は補助的」「即興重視」などの特徴がありますが、それらは呪術起源であることが理由なのかもしれません。 7世紀にイスラム教が興ると、チャラチャラした音楽は禁止され、伝統的な曲や信仰のための音楽のみが奏でられるようになります。 アッバース朝時代(750年~1258年)には古代ギリシアの理論「古代ギリシア音楽 前編」が入り込み、調性や旋法の概念が確立します。 ここで育まれた理論の一部

    アラブ音楽 前編 - 音楽理論 ざっくり解説
  • ピッチクラスセット理論 - 音楽理論 ざっくり解説

    今日のテーマは、ピッチクラスセット理論です。 「セット」「ピッチセット」など、他にも様々な言い方があるようです。 12音技法「12音技法について」と同様、無調音楽体系化に対するアプローチの一つです。 アレン・フォート著「無調音楽の構造 ピッチクラス・セットの基的な概念とその考察」に書かれている理論なのですが、残念ながら楽天では扱っていないようなので表紙の画像のみでご容赦くださいw 音程 まずピッチクラスとは、ド音を0として、そこから半音ごとに1 , 2 , 3…と番号を振ったものです。 「音程」の発展形と言えるかもしれません。 この番号は異名同音に対しても同様です。 例えばシ#やレのダブルフラットも0番だし、ミ♭も3番となります。 オクターブ上のドから先は、また0 , 1 , 2…となりますが、移高を分かりやすくしたい場合などは、稀に12 , 13 , 14…と書くこともあります。 また

  • ミクソリディア旋法 - 音楽理論 ざっくり解説

    続いてはミクソリディア旋法です。 「ミクソリディアンスケール」「ミクソリディアンモード」「ソの旋法」などと呼ばれることもあります。 このように「ドレミファソラシド」をソから始めた旋法を指します。 上譜例はG音から始まるミクソリディア旋法なので、これを「Gミクソリディア旋法」もしくは「Gミクソリディアンスケール」などと言います。 ちなみに「ミクソ」とは「mix」という意味です。 古代ギリシアでは、歴史的にまずドリア・フリギア・リディアの3種類の旋法があって、後からこの旋法を追加することにしたらしい。 (古代ギリシアの旋法は、現代とは開始音が異なります) この新しい旋法は構成音がリディアの隣だったため「ミクソリディア」という適当な名前を付けられてしまった…ということらしいです。 だったら「ネクストリディア」みたいな名前でも良かったのではないかと思うのですが、なぜ「ミックス」なんでしょうねw 特

    ミクソリディア旋法 - 音楽理論 ざっくり解説
  • ドリア旋法 - 音楽理論 ざっくり解説

    今日のテーマはドリア旋法です。 「ドリアンスケール」「ドリアンモード」「レの旋法」などと呼ばれることもあります。 ちなみに今回は「アドリブ時にどのコード上で使えるか」みたいな話ではなく、ドリア旋法の作曲についての解説です。 ドリア旋法とは、このように「ドレミファソラシド」をレから始めた旋法を指します。 上譜例はD音から始まるドリア旋法なので、これを「Dドリア旋法」もしくは「Dドリアンスケール」などと言います。 特徴 ドリア旋法をC音から始めると下のようになります。 長音階と比べて♭が2つ増えた形、短音階と比べると♭が1つ減った形です。 もしくは、長2度下のメジャーキーと同じ音階だと覚えてもいいですね。 つまりCドリアンはB♭メジャーをドから始めた形。GドリアンだったらFメジャーをソから始めた形、B♭ドリアンだったらA♭メジャーをシ♭から始めた形です。 Cマイナースケールのラの音は♭ですが、

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2020/07/04
    クラシックの方含めて説明してもらえるのありがたい。"ドリア旋法には面白い特徴があって、実は上行と下行で音程が同じなのです"
  • 中心軸システム - 音楽理論 ざっくり解説

    今日のテーマは中心軸システムです。 バルトークの曲によく使われている技法なのですが、人が「私はこのような技法を使って作曲している!」と言ったわけではなく、エルネ・レンドヴァイという理論家がバルトークの音楽を研究していて発見した法則らしいです。 バルトークの作曲技法 [ エルネ・レンドヴァイ ] 価格:2200円(税込、送料無料) (2020/6/9時点) 楽天で購入 T・S・D 突然ですが、ハ長調のスリーコードであるF・C・Gは、それぞれどのような機能を持っているでしょうか。 これは簡単ですね。Fがサブドミナント、Cがトニック、Gがドミナントです。 では同じくハ長調で、Dm・Am・Emはどのような機能でしょうか。 これも先程と同じですね。Dmはサブドミナント、Amはトニック、Emは厳密に言うと二つの機能を持っているのですが、ここでは便宜上ドミナントとします。 これを5度圏で表すと上のよう

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2020/06/11
    "つまりコンディミとは「同じ機能のコードの音を全部集めたスケール」だったのです"
  • テトラコルド - 音楽理論 ざっくり解説

    日はテトラコルドについて解説いたします。 テトラコルド(テトラコード)とは、その名の通り4つの音(弦)を一つのまとまりとする考え方のことで、一般には音階・旋法をさらに細分化した単位として使われます。 オクターブを分割 では実際に見てみましょう。 このように、4つの音を並べたものをテトラコルドと言います。 この「ドレミファ」の各音程に注目してみましょう。「全→全→半」というインターバルで構成されていますね。 この「ドレミファ」のテトラコルドの隣に、ソから始まり、且つ同じ「全→全→半」というインターバルを持つテトラコルドをくっ付けてみましょう。 はい、長音階が出来上がりました。 つまり長音階は、「全→全→半」という音程から成る2つのテトラコルドで構成されていると考えられるのです。 スポンサーリンク 連接・離接 テトラコルドには、今説明したような並べ方と、1つの音を2つのテトラコルドで共有する

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2020/03/18
    ”幾何学的にはオクターブの丁度真ん中は4度の音になる” 興味深い
  • 移調楽器 前編 - 音楽理論 ざっくり解説

    今日のテーマは移調楽器です。 移調楽器とは、簡単に言えば譜面に書かれた通りの音が出ない楽器のことです。例えばトランペットは、楽譜に「ド」と書かれていても、いざ吹くと2度下のシ♭の音が出てしまいます。 今回はそんな面倒…いえ、個性的な楽器について学びましょう。 カポタスト おそらくこれを読んでいる方はバンドマンが多いはずなので、なぜ移調楽器などという面倒なものが存在するのか、まずはギターで説明いたします。 ギターのことが分からない方は、次のチャプターまで飛ばして頂いて構いません。 ギタリストのA君は、普段はカポ無しでギターを弾きますが、たまに1フレットにカポを付けて演奏することもあります。 まず、カポ無しギターを弾いているときに楽譜に「C→G→C」と書かれていたら、A君はどうするでしょうか。答えは簡単で、A君は「C→G→C」を弾き、実際に出る音も「C→G→C」ですね。 では1カポギターを弾い

    移調楽器 前編 - 音楽理論 ざっくり解説
  • 古代ギリシア音楽 後編 - 音楽理論 ざっくり解説

    古代ギリシア音楽 後編です。 前編「古代ギリシア音楽 前編」では古代ギリシア人の考え方やテトラコルドについて学びました。 後編では、テトラコルドを使って音階や旋法を作ってみましょう。 大完全音階 前編で、キタラの弦は最終的に15になったと言いましたね。 その場合、4つのテトラコルドを並べることで2オクターブの音階を作ることになります。 よく見ると、ミの音は2つのテトラコルドに共有される形になっています。 このようなテトラコルドを「連接型」とか「連結型」などと言います。 一方、シラ間のように2つのテトラコルドが音を共有していない形を「離接型」とか「分離型」などと言います。 英語では「conjunct」「disjunct」です。 テトラコルドの連結方法には2つのタイプがあることに注意しましょう。 また、最低音のラはただの追加音です。 このラからラまでの2オクターブの音階を「大完全音階」と言い

    古代ギリシア音楽 後編 - 音楽理論 ざっくり解説
  • 古代ギリシア音楽 前編 - 音楽理論 ざっくり解説

    今日は古代ギリシアの音楽理論について見てみましょう。 紀元前の話だからと言って侮るなかれ。この時代の理論が中世に伝わってグレゴリオ聖歌と融合し、それがクラシック音楽の元になり、クラシックは全てのポピュラー音楽の元になりました。 つまり、我々が普段演奏したり聞いたりする音楽は、元を辿れば古代ギリシアに行き着き、しかも基礎的な理論は既にこの時代に完成されているのです。 確かに、西洋音楽史のでもだいたい最初に古代ギリシアについて書かれていますよね。古代ギリシア人が凄いのか、現代人が怠慢なのか…。 しかし、この時代の音楽については謎が多く…、私も知らないことが多々あるのですが、それが私の勉強不足によるものなのか、それとも歴史的に解明されていないせいなのかは分かりません。 当時の理論書は色々と残っているものの、楽譜は数十曲程度の断片しか残されておらず、当然音源やライブ映像などは有るわけないので細か

    古代ギリシア音楽 前編 - 音楽理論 ざっくり解説
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/11/17
    ピタゴラスが言ってたのは「天体のハルモニア」で「ムシカ・ムンダーナ」とかの三つにまとめたのは中世のボエティウスだそうよ
  • ポリコードとUST - 音楽理論 ざっくり解説

    今日のテーマは、ポリコードとアッパーストラクチャートライアド(以下UST)です。 どちらも簡単に言えば、コードの上にもう一つコードを乗せたものを指します。分数コード「分数コード」とはちょっと違いますから、初心者の方は間違えないようにしましょう コードの上にコード まずは、ポリコードとは一体何なのかを実際に見てみましょう。 このように、あるコードの上に、もう一つ別のコードが乗った形のものをポリコードと言います。 「ポリ」とは「複数」という意味です。ポリエチレンのポリと一緒ですね。 譜例を見て頂ければ分かりますが、ポリコードは横線を使って表記します。分母が下側のコードで、分子が上側のコードです。 分数コードは斜線ですが、ポリコードは横線です。たまに分数コードを横線で書く人がいますが、それは厳密には間違いですので注意しましょう。 上下で全く違う和音を弾くので、複調とも関係します。 上の譜例では左

    ポリコードとUST - 音楽理論 ざっくり解説
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/10/03
    わかりやすい整理
  • dimスケール・コンディミスケール - 音楽理論 ざっくり解説

    今日は、ディミニッシュト・スケール(以下dimスケール)と、コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール(以下コンディミ)という2つの音階について解説いたします。 dimスケール まずはこちらです。 英語の発音の都合上「ディミニッシュド・スケール」と言う人もいます。私は面倒なので「ディミニッシュ・スケール」と言っています。 dimスケールとは、その名の通りdimコード上で使えるスケールのことです。 dimコード上でアドリブを弾くときって、何をすれば良いのか困ってしまいますよね。そんな悩みに答えてくれるのがこのスケールです。早速見てみましょう。 このように、音程が「全半全半全半全半」で構成されているのが特徴です。 スケールの構成音としては、CdimとDdimを足したような形になっていますね。 次に音数をよく見て下さい。我々が普段よく使う音階は7音で構成されますが、dimスケールは8音あり

    dimスケール・コンディミスケール - 音楽理論 ざっくり解説
  • ウェル・テンペラメント - 音楽理論 ざっくり解説

    前回までのあらすじ 時は世紀末、地球は核の炎に包まれた。富・名声・力、この世の全てを手に入れた伝説の調律師は言った。「俺の調律法か? 欲しけりゃくれてやる。探せぇ!」 男達は、全ての調を純正で奏でられる調律法を目指し夢を追い続ける。この次も、サービスサービスぅ~! ヴェルクマイスター音律 まずは第一の男、ドイツ人のヴェルクマイスターさんが17世紀の終わり頃に考えた音律を紹介します。 第3・第4・第5・第6と様々なバージョンがありますが、一番有名なのは第3です。なぜ第1と第2が無くていきなり第3からなのかと言うと、新世紀エヴァンゲリオンのファンだったからです。 そのため、第3のことを第1、第4のことを第2などと言う場合もあって、非常にややこしい事態となっております。 スポンサーリンク ピタゴラス音律の欠点は、3度が広いこと、それから5度圏を一周したときに異名同音のピッチが合わないことでしたね

    ウェル・テンペラメント - 音楽理論 ざっくり解説
  • 中全音律 - 音楽理論 ざっくり解説

    続いては中全音律について見てみましょう。これは別名「ミーントーン」とも言われます。「mean」は「意味」ではなく「平均・真ん中」という意味ですね。 時代は、これも諸説あってよく分からないのですが、純正律と同時期か、直後ぐらい(16世紀前半頃)には既に使われていたようです。 大全音・小全音 純正律ではE音を少し下げたために、DE間がCD間よりも狭くなり、音の階段がグチャグチャになってしまいました。それを是正するために、今度は5度音程を少し狭く取ってみましょう。 「いやいや…CDE間の是正なのに、何で5度が関係あんねん…」 まぁまぁ、落ち着いて最後まで聞いてください。 中全音律の調律法は、基はピタゴラス音律と同じです。まずはCとGの5度音程を取りますが、このとき、従来の5度よりも5.375セント狭く取ります。続いてGとDの5度も5.375セント狭く取ります。DA間とAE間も同様です。 すると

    中全音律 - 音楽理論 ざっくり解説
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/04/15
    "中全音律は#3つまで、♭2つまでの曲は美しく響くが、それ以上は駄目〔……〕ちなみにモーツァルトの曲は、ほぼ全てが#♭共に3つまでで書かれています。それは中全音律で調律したピアノで弾いていたからです"
  • 純正律 - 音楽理論 ざっくり解説

    続いては純正律について見てみましょう。 ピタゴラス音律では4度や5度音程は綺麗に響きます。単旋律、あるいは単純なオルガヌムを奏でるには適しているのですが、音楽の発展とともに徐々に3度音程も使われるようになると、ピタゴラス音律では合わなくなってしまいました。 そこで、ピタゴラス音律の「長3度が広い」という弱点を改良したものが純正律です。案そのものは紀元前から存在していたようですが、実際に使われたのは諸説あるものの15世紀頃のようです。 と言うことは、ピタゴラス音律は約2000年もの間、ヨーロッパで使われ続けていたということになりますね! 3度は協和音程だ! 長3度上の音は第5倍音と同じ音なので、元の音との比は5/4です。C音の周波数を「×5/4」したものをE音と定義してやれば、綺麗なCコードを奏でることが出来ます。 同様に、F音の周波数を「×5/4」してA音、G音の周波数を「×5/4」してB

  • 三味線 前編 - 音楽理論 ざっくり解説

    今日のテーマは三味線です。 三味線ってどんなイメージでしょうか。日の伝統楽器? 筝や尺八との合奏? 着物を着た兄弟がベンベンと派手に弾きまくる? 人それぞれ色々あるとは思いますが、まずはその辺から説明いたしましょう。 三味線=ギター 三味線が日に伝わったのは比較的最近の話です。 中国に三弦という楽器があるのですが、それが14~15世紀に沖縄に伝わり三線となりました。 さらにその三線が16世紀末に州にやって来て三味線が出来ました。 なので、伝統楽器の中では若造の部類に入ります。だって鉄砲やキリスト教よりも歴史が浅いわけですからw 日音楽と言えば雅楽ですが、雅楽は皇族・貴族の音楽なので庶民には関係ありませんでした。 一方、三味線はそのニッチを埋めるかのように庶民層に広まりました。 簡単に言えば雅楽はクラシックで、三味線はギターのようなフォーク楽器です。 リスナー・プレイヤー層が全く異

  • ノンダイアトニックコードを使う 後編 - 音楽理論 ざっくり解説

    ノンダイアトニックコードを使う 後編です。 前編「ノンダイアトニックコードを使う 前編」ではドミナントの連結について学びました。 後編ではそれ以外のパターンについて色々見てみましょう。 モーダルインターチェンジ またまた訳の分からない横文字が登場しましたが、旋法の(modal)交換(interchange)という意味です。 簡単に言うと、あるコードを同主旋法の別のコードに置換してしまうということです。 上がCメジャーのダイアトニックコード、下がCmのダイアトニックコード(ⅤはGmでも可)ですが、Cメジャーの曲中のあるコードを、同じローマ数字を持つCmのダイアトニックコードに交換することが出来るのです。 こんな感じです。 「旋法の交換」なので、マイナー(エオリアン)だけでなく他の旋法から持ってくることも出来ますが、使用例は多くありません。 強いて言うならCフリジアンからD♭を持ってくるぐらい

    ノンダイアトニックコードを使う 後編 - 音楽理論 ざっくり解説
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/02/10
    "CdimはB7(♭9) からルートが外れた形です。B7→Cという進行は、Em(ホ短調)のⅤ→Ⅵの進行と同じです。よって合法"
  • ノンダイアトニックコードを使う 前編 - 音楽理論 ざっくり解説

    今日のテーマはノンダイアトニックコードです。 ダイアトニックコードとは、簡単に言えば#も♭も使わない和音という意味です。 例えばハ長調だったら白鍵だけを使用して作った和音ということです。 こういうやつ。 今回解説するのは「ノン」ダイアトニックコードなので、#や♭を使ったコードです。 どんな種類があるのか、主なものについて勉強しましょう。 基はⅤ7→Ⅰ いきなりですが、和音進行の基となるのはⅤ7→Ⅰという流れです。 つまり5番目の和音から1番目の和音への進行。ハ長調で言うと「G7→C」ですね。 Ⅴの和音は「導音」と呼ばれるシの音を含んでいます。 これが半音上のドの音に進みたがる性質を持つのですが、ここに7thの音であるファが加わるとⅠの和音に進みたがるパワーがアップし、自然な流れのコード進行が出来上がるのです。 ではここで実験です。 G7のコードの前にも「導音+7th」を含む和音を置いて

    ノンダイアトニックコードを使う 前編 - 音楽理論 ざっくり解説
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/02/04
    "このⅡの和音をリレイテッドⅡm7と言うらしいです。読み方は「リレイテッド・ツーマイナーセブン」です。この名前も私は知りませんでした" 私も
  • クセナキスの作曲法 - 音楽理論 ざっくり解説

    今回紹介するのは、ヤニス・クセナキスの作曲法です。 クセナキスはギリシア人の現代音楽作曲家です。 大学では建築と数学を学んだという異色の経歴の持ち主で、数学や物理の理論を作曲に応用したことで有名です。 形式化された音楽 (単行) [ ヤニス・クセナキス ] 価格:7020円(税込、送料無料) (2019/1/14時点) 楽天で購入 一般的には非常に難解な数式を音楽の世界に持ち込んだと言われていますが、よく見ると実は学部生レベルです。 「数式を見ると頭がクラクラする…」という方はともかく、数学や物理が得意だった人であれば手も足も出ないわけではありません。 私も理系の端くれなので、こんなもん余裕で解説してやるぜ! …と言いたいところなのですが、私、学生時代はライブに明け暮れていたため、まともに勉強などしておりませんでした (;-ω-)ゞ と言うわけで、私が理解できた極めて初歩的な範囲のみ、何

    クセナキスの作曲法 - 音楽理論 ざっくり解説
  • 増六の和音 - 音楽理論 ざっくり解説

    次に紹介する和音は「増六の和音」です。 これはドッペル・ドミナントの一種で、ドッペル・ドミナントの第5音を半音下げることによって作られます。 つまりキーがCのときのD7ですね。D7のラの音を半音下げた形なのですが、そのままではファ♯とラ♭がぶつかって凄い響きになってしまうので、ラ♭をルートに持ってきて第二転回の形で使用されます。 ラ♭とファ♯、この2つの音が特徴的な和音なので、この2音の音程から「増六の和音」と呼ばれます。 増六の和音には色々と細かいバリエーションがありまして、まず普通にD7の第5音が半音下がった形をフランスの増六、そこからレの音を省略した形をイタリアの増六、そこからさらに♭9の音をくっつけた形をドイツの増六と言うらしいです。 国名に特に意味はないらしいので、覚える必要はありません。「イタリア」とか「ドイツ」という国が当時存在していたのか? という話になりますしね。 スポン

    増六の和音 - 音楽理論 ざっくり解説
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