【ワシントン=五十嵐文】米大統領選の民主党候補指名を確定させているバラク・オバマ上院議員(46)が、共和党候補に確定しているジョン・マケイン上院議員(71)陣営など保守派から「愛国心がない」と攻撃され、反論に躍起となっている。 米国人が愛国心を強く意識する7月4日の独立記念日。マケイン氏が選挙活動を中断する中、オバマ氏は家族を引き連れてモンタナ州入りし、「(シングルマザーの子供で黒人の)私が大統領候補になれるような国はどこにもない」と、米国に対する誇りや愛情を強くアピールした。 保守派は、オバマ氏の「愛国心」を疑う根拠として、愛国心の象徴とされる星条旗の襟章の着用を以前は避けていたことや、国旗に「忠誠の誓い」を述べる際、手を胸に置かなかったことなどを挙げる。 オバマ氏のミドルネームがイスラム教徒に多い「フセイン」であることから、「本当はイスラム過激派」といった中傷も絶えない。 「愛国心を疑