前々回(→デジカメ「超」基礎解説:絞りとシャッタースピードの関係を理解する)はデジタルカメラを使う上でまず理解したい、「露出」そして「絞りとシャッタースピードの関係」について説明しました。そして前回(→デジカメ「超」基礎解説:ISO感度と写りの関係を理解する)では、露出に大きな影響を与える「ISO感度」について説明しました。 今回は明るさの話から一歩進めて、近年のカメラに欠かせない機能である「オートフォーカス」について説明したいと思います。オートフォーカスフォーカスは「オート」と名前が付くよう自動でピントを合わせる機能で、デジタルカメラでは主に「コントラストAF」「位相差AF」の2つが用いられています。その違いについて理解しましょう。 「フォーカス」とは デジタルカメラで写真を撮る際には、外部の光をレンズを通じて撮像素子へ当てることで撮影が行われます。その時に光を「どれだけの量」「どのくら
現在、民生品レベルで実現可能な3D表示技術には、「アナグリフ方式」などいくつかの方式がある(→デジモノ家電を読み解くキーワード:「3D映像」――お茶の間で楽しめる未来の映像)。しかし、3D表示を家庭用薄型テレビで実現するとなると、2D表示兼用が求められるため、専用のレンズを必要とするレンチキュラー方式や、ディスプレイ表面にフィルタを貼り付ける必要があるXpol円偏向方式は馴染まない。 子供用学習雑誌の付録でお馴染みのアナグリフ方式も、低コストで実現可能だが色再現性に問題がある。逆にいえば、通常の2D映像が表示でき、製造コストが低く、かつ色再現性も確かでなければ、家庭で3D映像を普及させることは難しい。 それをうまく両立させた技術が「フレームシーケンシャル方式」。今回のCEATECでは、ソニーやパナソニック、シャープ、東芝など薄型テレビメーカー各社がこぞって3D対応テレビを展示しているが、い
■ 日本でのマルチメディアメディア放送採用最有力規格 「ISDB-Tmm」は、モバイルマルチメディア放送方式の1つで、携帯機器向けマルチメディア放送向けの規格です。 現在、日本の携帯電話で受信できるマルチメディア放送として、最も普及しているのは地上デジタル放送の「ワンセグ」ですが、規格としては、ISDB-T方式の一部に基づいて放送されています。 「ISDB-Tmm」は、ISDB-Tを発展させた規格で、この規格を利用した放送では、ワンセグと同様のリアルタイム映像を視聴できるほか、ビデオや音楽や電子書籍などのコンテンツを自動的に端末に配信し、携帯電話に蓄積しておいて、いつでも見られるような蓄積型コンテンツ視聴が利用できるようになります。 NTTドコモやフジテレビジョン、スカイパーフェクト・コミュニケーションズ、ニッポン放送などが業務執行社員を務める企画会社「マルチメディア放送企画」は、ISDB
iアプリタッチは、NTTドコモの2009年夏モデルから採用された新機能です。携帯電話のFeliCa(フェリカ)マークを重ね合わせることで、簡単にお互いの電話機をペアとして認識させられる機能です。 たとえば、iアプリの通信対戦型ゲームをするときに、携帯電話をお互いにかざしあうと、相手の携帯電話と対戦できるようになります。接続後の通信はBluetoothを使うので、パケット料金は不要です。 Bluetooth通信は、すぐ近くの機械と通信をするのであれば、便利な接続方法です。しかし、問題は、その接続のための手間でした。 Bluetoothは、数m程度離れている機械と機械をワイヤレスに結ぶ通信技術です。機械同士を通信させるには、あらかじめ“ペアリング”という操作が必要です。 ペアリングするには、お互いの機械を通信できる状態にしてから、パスワード(4桁の数字)を入力して、通信しあう相手を確認する(認
L-06A 「HSUPA」は、W-CDMA高速パケット通信規格であるHSPA、HSPA+のうち、上り(アップロード)、つまり端末~基地局へデータを送信する速度を高速化した規格です。それまでの規格では、上りの通信速度は最大384kbpsでしたが、最大0.73Mbps~5.76Mbpsまで向上できます。 この規格は、3G(第3世代携帯電話)の通信規格を標準化している団体である3GPPによって、「3GPP Release.6」以降で規定されるようになった標準的な規格の1つです。名称は「High Speed Uplink Packet Access」の略称ですが、「拡張された上り通信」を意味する「Enhanced Uplink」の頭文字をとって「EUL」という呼び方で呼ばれることもあります。 日本国内では、イーモバイルが2008年11月よりHSUPAのサービスを開始しています。今後の予定としては、
XGPとは、“拡張されたグローバルなプラットフォーム”を意味する英語「eXtended Global Platform」の略称です。以前は、次世代PHSを意味する「neXt Generation PHS」の略称とされており、その名の通り、PHSをベースにした、モバイルブロードバンド通信の規格です。 データ伝送スピードは最高で100Mbps、時速300km/hでの通信、そして大都市での過密な通信にも対応できることを目指して作られた規格です。 モバイルブロードバンド通信規格としては、ITU(国際電気通信連合)の無線部門であるITU-Rが「ITU-R M.1801」という勧告を出していますが、XGPは、モバイルWiMAXなどとともに、このITU勧告に含まれる技術です。また、日本の通信規格の標準化を行っている団体「ARIB」(電波産業会)で、標準化仕様のSTD-T95 Ver.1.0として規格化さ
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