10月の首都圏マンション発売、2カ月連続でマイナス 都区部の高額物件苦戦で 産経新聞 11月15日(木)18時44分配信 不動産経済研究所が15日に発表した10月の首都圏マンション発売戸数は、前年同月比14・4%減の2887戸で、2カ月連続で前年実績を下回った。景気の低迷懸念から、都区部の高額物件の販売が鈍っているため、マンション事業者が発売を控えているという。 発売戸数に対し、月内に売れた割合を示す契約率は、72・7%で、好不調の分かれ目とされる70%を2カ月ぶりに上回った。しかし、都区部は65・3%にとどまった。特に、「世田谷区、品川区などの城南エリアの低迷が響いている」(同研究所)状況だ。 同研究所では今年(1〜12月)の発売戸数を5万3千戸という予測を出していた。だが、1〜10月で3万3736戸で、11月の発売は5千戸の見通しであることから、5万3千戸の達成は難しいとみている。