海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」が4日、日本原燃などによる下北沖の「大陸棚外縁断層」調査のため、八戸港に寄港した。入港は、2012年7~9月の八戸沖での海底下石炭層の微生物調査以来だ。 船上で八戸市による歓迎式典が行われ、小林猛将船長らに花束が贈られた。同機構の平朝彦理事長が「八戸は絆の母港。これほど熱い思いで見守ってくれる地域、市民はほかにない」と謝辞を述べた。 調査は、海底下を約500~700メートル掘削し、断層の有無や活動経過などを調べる。平理事長は「この船でしかできない調査で、日本のエネルギーの将来にかかわる重要なミッション」と気を引き締めていた。 「ちきゅう」は調査に必要な物資などを積み込むと、悪天候のため、急きょ夕方には出港。5月中旬まで調査した後、再び寄港する予定だ。
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