伊ローマの動物園ビオパルコで飼育されているチンパンジー(2014年3月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/TIZIANA FABI 【7月15日 AFP】自分自身を守るための強い握りこぶしと、針に糸を通すような細かい作業を行うための、他の指と指先を向かい合わせにできる親指。こうした手の特殊化は、人類に進化上の大きな利点をもたらしたと広く考えられている。 だが、米国とスペインの科学者チームは14日、人類の手は、現存する最も近い近縁種のチンパンジーの手より未発達かもしれないとする研究結果を、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表した。 米ジョージ・ワシントン大学(George Washington University)ヒト科純古生物学高等研究センター(Center for the Advanced Study of Human Pale
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