大型画面に映し出された新ラインコール技術「フォックステン」による判定の場面(2017年9月24日撮影)。(c)JEAN-CHRISTOPHE VERHAEGEN / AFP 【3月25日 AFP】コート上での激しいせめぎ合いが魅力のテニスだが、実は舞台裏でも、新進気鋭のニューカマーと名声を確立したスターとの争いが繰り広げられている。 テニスのラインコールの分野は近年、革新的なボール追跡技術を開発した英国のホークアイ(Hawk-Eye)社が牛耳ってきた。コンピューターと接続したカメラでボールを追跡し、軌道と接地点を計算・推定した後、シミュレーション映像を生成してインとアウトを判定するシステムは、世界中のテニスファンにおなじみのものとなっている。 ところが、スペインに拠点を置く新興のフォックステン(FoxTenn)社は、自分たちのシステムはライン判定をめぐるグレーゾーンをなくすものであり、ホー