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突然の金融支援要請 世界の「アケボノ」に何が起きた?:朝日新聞デジタル
経済インサイド 「主力のブレーキパッドは、世界の自動車の5台に1台で採用されています」。その統合... 経済インサイド 「主力のブレーキパッドは、世界の自動車の5台に1台で採用されています」。その統合報告書には誇らしげな言葉が記されている。独立系自動車部品メーカーの雄「曙ブレーキ工業」(本社・埼玉県羽生市)。「akebono(アケボノ)」のブレーキ部品は自動車レースの最高峰・F1や内外の有名メーカーにも採用される。そんな世界的な名門企業が資金難に陥ったことが1月、突然明らかになった。背景には、自動車業界の厳しい競争と、一寸先は闇ともいえる経営の「落とし穴」があった。 「曙ブレーキが事業再生ADRを申請」。そんなニュースが流れたのは1月30日。「ADR」は裁判外紛争解決の手続きのことで、それを活用して取引銀行に元本返済の一時猶予を求めるという。有利子負債は1千億円超にのぼる。年間売上高が2600億円超で、世界中の自動車メーカーを顧客に抱える大企業がなぜ、と業界に衝撃が広がった。 自動車部品業界
2019/03/26 リンク