新作にやる気満々 アニメ作り「飽きていない」 SFロボットアニメの代表的存在である「機動戦士ガンダム」シリーズ。最新作の「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」の放送がTBS系で6日から始まったのに合わせ、CS放送のスカイパーフェクTV(スカパー)では今月、「ガンダム祭り」を開催し、過去のシリーズ22作を集中放送している。ガンダムの「生みの親」であるアニメーション監督の富野由悠季(よしゆき)氏に聞いた。(福田淳) 富野氏が原作を手がけ、総監督を務めた最初の「機動戦士ガンダム」(ファーストガンダム)は、1979年にテレビ朝日系で放送された。その時心がけたのが、「敵味方を単純に決めない」ことだったという。「当時のロボットアニメは、勧善懲悪が主流。娯楽としてはそれでいいが、自分としてはその上に物語を乗せていく努力をしたつもりだ」と振り返る。 地球連邦軍とジオン軍との戦いの中で、敵軍の人物像も深く描