毎年小学校で実施している喫煙防止授業の感想文を読むと、必ずと言っていいほど「なぜそんなに害のあるタバコが売られているのか」という疑問を書いてくれる子がいます。 タバコは合法的な嗜好品と言われていますが、医学的に考えれば依存性のある毒物で常習者の約半数が死亡するのですから、禁止薬物に指定されても何ら不思議ではありません。 実際に世界でただ1カ国、タバコのない禁煙国家があります。アジアの仏教国ブータンです。それだけでなく、オーストラリア、タイ、英国といった国々で喫煙率ゼロを目指した政策が実施に移されようとしています。 オーストラリアでは、現在でも千円前後のタバコ価格を1600円にすべきと政府の特別委員会が報告しています。英国では、タバコのパッケージを白箱にして個人宅や車内での禁煙も推進する法律が準備されています。 タイではショッキングな画像警告のパッケージだけでなく、タバコそのものを隠して販売