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  • 三宅小児科のブログ 新型インフルエンザ1000例のまとめ(?)

    当院に来られ、検査でA型が証明されたインフルエンザの患者さんが、12月5日に1000名を超えた。夜間救急などで診断されて来院した患者さんは除いた数字である。最初の症例は、7月11日に来院された調布の患者さんであった。月別の患者数については、11月のブログに載せたので割愛するが、ピークは10月の後半であった。 1000例なので、数字がそのまま%となるので分かりやすい。 1)0歳から2歳は31名(3.1%)であった。 2)3歳から入学前は191名であった。 3)小学生は517名であった。 4)中学生は136名であった。 5)高校生は37名であり。高校生以上で20歳未満は42名であった。 6)20歳以上(成人)は83名であった。 (コメント) 当院は小児科であり、主に15歳以下の患者さんを診察している。その点は考慮しなくてはならない。患者さんの50%が小学生であり、最も流行したのは、小学校であっ

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    jx0 2009/12/08
    当院は小児科であり、主に15歳以下の患者さんを診察している。その点は考慮しなくてはならない。患者さん
  • 三宅小児科のブログ 大変申し訳ありません。

    今週に納入される(買い取り)、新型インフルエンザの量の通知が送られてきました。わずか1mlバイアルとして28。これでは11月に接種した方の2回目の接種量にも、全く足りません。ある程度予想できていたので、11月に納入されたワクチンの、すべては使い切っていません。もし使い切っていたなら、当然のことながら2回目を接種する方が増え、さらに大幅な不足に追い込まれたはずです。手持ちと今回の28で、2回目の接種が完了し、わずかな量が余るという状態に。とても、新規予約はできません。かかりつけ医としての責任を果たせなかったことに対して、当に申し訳なく思っています。 2回目を接種される方は、12月6日(日曜日、4時から6時までを、新型と季節性ワクチンの接種時間とします)、12月7日、8日、9日を接種日としますので、忘れずに来院して下さい。対象は、以下の3項目を満たす方です。 1)11月に当院で1回目の新

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    jx0 2009/11/30
    どこにも供給量をコントロールする主体がない?
  • 三宅小児科のブログ カナダで新型ワクチン接種中止

    昨日の夜に「四谷天窓」というタイトルでブログを載せたのだが、今朝の朝刊を見て、急遽このブログを書くことになった。 「カナダで新型ワクチン接種中止」の記事。原因は日でも輸入が決定している、英国のグラクソ、スミスクライン(GSK)の新型ワクチンによるアレルギー様症状のようである。症例の詳細は不明であるが、日でも同じような副作用がでる可能性は高い。GSKのワクチンは、日の製法と同じで、受精卵を使う。10月8日のブログでも書いたが、日のインフルエンザワクチンには、卵の成分の混入はない。GSKのワクチンはデータがない。 日では3700万人分をGSKから、1250万人分をノバルティスから輸入する。ノバルティスは細胞培養法である。細胞培養法と受精卵、どちらが安全か?と問われると、「おそらく細胞培養」と答えるだろう。現在接種されているMRワクチンや、日脳炎ワクチンも細胞培養法で作られている。今

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    jx0 2009/11/23
    「カナダで新型ワクチン接種中止要請」の記事。原因は日本でも輸入が決定している、英国のグラクソ、スミス
  • 三宅小児科のブログ 夜に高熱がでた!

    9月から始まった新型インフルエンザ狂想曲は、終盤にさしかかっている。新型ワクチンはヨタヨタ、モタモタしながら併走している。接種後の死亡例は8例となった(8例を分析すると、直接の因果関係はないだろう)。 今回の騒動の最も特徴的なことは、夜間救急や日曜救急の混雑ぶりである。インフルエンザの潜伏期が2日から3日ということもあって、週の前半に感染し、週末に発症というケースが多い。また、夕方から夜間に高熱が出て、あわてて救急へ。2時間待ちどころか、5時間待ちもあったようだ。 果たして「高熱がでた。さあ大変。救急へ」という必要はあるのだろうか?グッタリして元気がなく、水分も取れない場合や、熱性ケイレンなどがある場合は別である。インフルエンザを疑っても、すぐに陽性になる確率は低い。一晩ぐらい待ってもという場合も多い。 逆に「行っても、3時間も待たされた」「検査もせずに坐薬だけ」という不満の声も多く聞かれ

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    jx0 2009/11/19
    果たして「高熱がでた。さあ大変。救急へ」という必要はあるのだろうか?グッタリして元気がなく、水分も取
  • 三宅小児科のブログ ボールが通り過ぎてからバットを振る?

    当院での新型インフルエンザは800名を超えています。トラブルは3名のみ。熱は1日から2日で下がる(症状は軽い)はずのところ、3名とも熱が下がらず。血液検査で炎症反応があり、細菌感染の合併。タミフルやリレンザの治療で、抗生剤(抗菌薬)は処方していませんでした。カゼなどの時も同じですが、抗菌薬を使わないと、一定の確率で合併症がおこります。新型インフルエンザは合併症は、少ない方だと感じています。 新型インフルエンザワクチン接種後に「3名死亡」の記事。「因果関係はない」か、「因果関係は不明」ではないでしょうか?「基礎疾患あり」とはもともとハイリスクということ。偶然ということもある?逆に、新型インフルエンザによる死亡例、報告されている中には「因果関係は不明」も含まれています。ウイルスが確認されなかった症例も。 新型ワクチンは少数の方に接種しているだけですが、安全性については季節性ワクチンと同じではな

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    jx0 2009/11/17
    新型インフルエンザワクチン接種後に「3名死亡」の記事。「因果関係はない」か、「因果関係は不明」ではなã
  • 三宅小児科のブログ 新型ワクチンの助成金額の決定

    昨日、世田谷区の「新型インフルエンザワクチンの接種費用の助成金額」が発表されました。優先接種対象者(今週は基礎疾患のある方、来週からは未就学児が加わる)の自己負担分について。 1) 1回目と2回目を同じ医療機関で接種した場合には、1回目は1500円、2回目も1500円を窓口で支払うことに。残りの金額(1回目差額2100円、2回目の1050円)は区が負担。 2) 1回目と2回目を異なる医療機関で接種した場合には、1回目は1500円ですが、2回目は2550円を窓口で支払うことに。残りの金額(1回目の差額2100円、2回目の1050円)は区が負担。当院では2回目だけの接種はありえない? 3) 今週既に接種され、全額負担された方は、事後還付の申請をしていただくことに。問い合わせは、世田谷区保健所感染症対策課(電話5432?2437)にお願いします。 蛇足ですが、今月当院で新型ワクチンを接種される方

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    jx0 2009/11/14
    先日より、成育医療センターなどにかかられている基礎疾患のある患者さんが、成育で新型ワクチンを接種でき
  • 三宅小児科のブログ 冷たい雨

    今日も明日も冷たい雨になりそうですね。ここにきて、10月中旬をピークに、ダラダラと続いていた新型インフルエンザの流行は、確実に終息に向かいつつあります。当院でも患者数は800名を超えましたが、1日の患者数は明らかに減少傾向にあり、10月は10名に検査をして8名はA型陽性でしたが、現在の陽性の方は5名を切っています。陽性率が低下したことは、流行が終わりの近いことを示していると思っています。 新型インフルエンザの予約殺到のため、電話が繋がらなくなるトラブルが、岐阜のNTTで発生したようです。まるで、当院のように。昨日「12月上旬の新型ワクチンの納入の増量希望は承ることができなくなりました」との通知がありました。増量可能を前提として、「基礎疾患のある方へのワクチン量」を報告したままで、急に一切の増量希望は受け付けないとのこと。いわば詐欺行為。 12月の初旬には、11月に接種された方の2回目の接種

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    jx0 2009/11/13
    ここにきて、10月中旬をピークに、ダラダラと続いていた新型インフルエンザの流行は、確実に終息に向かいつã
  • 三宅小児科のブログ 11月3日(文化の日)

    11月3日(祝日)は午前中のみ診療。9時からは季節型インフルエンザワクチンを接種する時間となる。いろいろな事情も重なって、季節型インフルエンザワクチンは少ない。新型ワクチンの接種が始まる前に、一区切りをつけておきたいと思っている。 何度も書くが、新型もワクチン接種を推奨している訳ではない。これだけマスコミが騒ぐと、「ぜひ接種したい」という気持ちになるのだろう。ここで、情報を整理。 1)新型インフルエンザの症状は、「熱が出た」「ノドが痛い」「頭が痛い」「タンのからんだ咳がでる」の4つである。筋肉痛や関節痛、嘔気を訴えることもある。 2)季節型インフルエンザの発症はなく、A型はすべて新型である。 3)この半年でA型に罹患した方は、新型ワクチンは不要である。 4)当院には季節型ワクチンの在庫はある。 5)11月3日の午前中は、季節型インフルエンザの接種日である。 6)新型インフルエンザワクチンの

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    jx0 2009/11/02
    新型ワクチンは本当に手間がかかる。新型インフルエンザの流行、季節型ワクチンの接種、新型ワクチンの接種
  • 三宅小児科のブログ 新型インフルエンザの流行、未だ収まらず

    学級閉鎖や学校閉鎖が続いている。当院にかかられた患者数を把握できているのは、患者さんの学校、学年をノートに書きとめているからである。現在、どこで、どの年齢で流行があるのかを把握することは、今後の診療にとって、大きな情報となる。今回の学級閉鎖は、10%ルールの影響もあって、繰り返すし、休みも長い。勉強が進まないだけでなく、保護者の方の仕事にも、大きなマイナスとなる。閉鎖の効果は全く見られず、ダラダラと流行が続いているのが現状。中学生と小学生の感染が多いのが特徴である。 「今、流行しているインフルエンザは、当に新型なのか?」という疑問がある。検査キットでA型と判定されると、「新型だから、新型ワクチンの接種は必要なし」と指導している。この根拠は簡単である。 1)7月から多くの患者さんを診察してきたが、2度A型インフルエンザに罹患した方はいない。もしも、季節型の流行が始まったならば、2回A型にか

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    jx0 2009/10/31
    「今、流行しているインフルエンザは、本当に新型なのか?」という疑問がある。検査キットでA型と判定され