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  • 三宅小児科のブログ チューブに入った軟膏は効かない

    古いネタのタイトルである。その前に、この1週間の総括をしておきたい。問題のアデノウイルス感染症(プール熱)は26名であった。予想通り、年末まで付き合うことになりそうだ。溶連菌は15名とやや減少。嘔吐を主症状の急性胃腸炎は60名で増加傾向にある。RSは2名でインフルエンザは0であった。 前々回で取り上げた番組。軟膏はチューブに入っていることが多い。チューブに圧力をかけると、軟膏が出てくる。出てくる軟膏の長さを、指の関節の長さで測る。2関節分の軟膏を、身体に塗る場面があった。軟膏はステロイド。ステロイドを処方しても、副作用を怖がって、塗らないことがある。「ステロイドを使っても、良くならないね」「すいません、怖くて使っていません」という会話がある。この状況を、「チューブに入った軟膏は効かない」と言う。つまり、チューブから出して塗らないと、当然効くはずはない。 番組では医師が、指に取り出した軟膏を

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    jx0 2011/12/19
    テレビを本気にする人達を相手にしていたら、身がもたないだろうに。
  • 三宅小児科のブログ マスコミ報道とアレルギー

    先日、NHKでアレルギーの番組を流した。除去、減感作、べて治す、ステロイド、遺伝的要素など色々な内容であった。突っ込み所満載の番組であった。患者さんから色々な質問が来る。あのようないい加減な番組を、公共放送で流すことは、当に迷惑だ。 出演した医師たちの意図と、番組の伝えたい内容は、おそらく違うものなのだろう。だから、出演した医師を云々する気持ちにはなれない。昔、健康番組ででっち上げ、お手盛りの内容が社会的に問題となったことがある。番組は即刻中止となった。その中に、「ヨーグルトが花粉症に効く」というものが。1年間ヨーグルトをべた花粉症の人を集めて、当院で撮影が行われた、結果は「効かない」という結論。「結果をそのまま流すように」と要求した。だいたい、ヨーグルトが花粉症に効くはずはない。しかし、番組では有効という結論が流された。その後、この番組のでっちあげ騒動が起こった。 それ以後、私は

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    jx0 2011/12/19
    テレビの本質に驚いては /1年間ヨーグルトを食べた花粉症の人を集めて当院で撮影が行われた、結果は「効かない」という結論。「結果をそのまま流すように」と要求した....しかし、番組では有効という結論が流された。
  • 三宅小児科のブログ アデノの流行

    今日は曇りから、冷たい雨になるのだろう。一昨日(日曜日)のインフルエンザワクチンの接種は、全く問題なく終了した。子供での接種量が増えたこともあって、接種した後の痛みや腫れが強い傾向がある。2回目の接種を見合わせる、接種量を減らす、ワクチンの種類を変えるという3つの方法で対応している。腫れが非常に強い場合には見合わせることをお薦めしている。 現状ではチメロサールフリーの2種類のワクチンが手元にあり、何とか対応できている。インフルエンザの格的な流行は、おそらく1月下旬になるのではないか? 嘔吐を主症状とする胃腸炎が増えてきた。ロタは2名である。RSも2名で、流行はない。小学生で溶連菌が増えている。溶連菌感染症とは溶連菌がノドについて起こる病気。「ノドが痛い」「熱が出た」「頭が痛い」「お腹が痛い」「気持ちが悪い」が主な症状である。ハナやセキはない。 気になるのがアデノウィルス感染の増加である。

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    jx0 2011/12/06
    こういう季節にけっこう学校行事があって、気を抜けない。
  • 三宅小児科のブログ トップギア

    23日から格的に忙しくなった。昨日(土曜日)は前日から水分も控え、6時間以上の長丁場になると覚悟していた。水分も取れず、トイレにも行くことはできなかった。診察時の集中力とスピードはMAXに。つまり、ギアをトップに入れた。それでも、待ち時間が当に長くなった。申し訳なく思っている。 特別に病気の大きな流行はない。A型インフルエンザ1名、ロタ1名、感染性胃腸炎と溶連菌感染は30名前後というところか?インフルエンザワクチンの接種も多い。 ロタウイルスのワクチンであるロタリックスは、接種(飲ませる)した方は1名。正確に言うと、私の孫(年齢不詳)にも飲ませた。娘はワクチンのリスクもメリットも理解しているので、副作用のチェックを目的として飲ませた。 1.5mlは結構な量である。飲むゼリーという感じ。吐き出す量も多いのだが、全部を飲ませる必要はない。23日の朝の飲ませた。夕方より機嫌が悪くなって、

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    jx0 2011/11/28
    知るためによい機会だったのだな / ロタリックスは... 1.5mlは結構な量である。飲むゼリーという感じ。吐き出す量も多いのだが、全部を飲ませる必要はない。.. 便を採って、迅速検査を試みた。ロタは陰性であった。
  • 三宅小児科のブログ ロタリックスは1回でもいいのか?

    もうすぐ、出かけなくてはならない。ノンビリと書いている訳にはいかないが、昨日から電話での問い合わせが多いので、ロタリックスについて、書いておきたい。ロタリックスは生後4週から24週の間に経口投与(飲む)ワクチンである。原則として2回。間隔は4週以上。 1)24週を過ぎると、接種することはできない。 2)接種後4週間は、他のワクチンを接種できない。 3)ヒブや肺炎球菌ワクチン、DPTなどの不活化ワクチンとの同時接種は、原則として可能である。 4)1回の接種でも、問題はない。 ロタリックスは原則的には2回飲むワクチンである。絶対に2回飲まなくてはならないのか?否である。1回接種した後に、2回目を忘れたとか、体調不良によって24週を過ぎる症例は多いはず。これは違法ではない。「2回まで」は飲むことができるということ。 では、1回しか飲まなかったから、効かないか?という問い。私は有効だと思っている。

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    jx0 2011/11/24
    「『1回しか飲まなかったから効かないか?』私は有効だと思っている。生ワクチンは人工的に感染をおこさせて免疫を作る。1回でも効果はあると考えるべき。「1回接種群」と「2回接種群」に分けて抗体の比較」
  • 三宅小児科のブログ 我慢できない!

    こらえ性のない、自己中心的な私自身の事は一旦忘れて、暴論を書きたいと思う。最近、最も癇に障るというか、頭にくる言葉が「我慢ができない」である。自己抑制が効かない状態。「我慢ができない」子供が増えているのではないか? ゲーム中毒、携帯中毒、ネット中毒、ツイッター中毒、多くの誘惑がある。現実から簡単に逃避できるグッズが、すぐ手元にある。「どうしたらいいのか」と悩むお母さんは多いし、相談も受ける。「ゲームは1日に30分以内」「携帯は没収」「パソコンは自分の部屋では使わせない」いろいろアドバイスするが、ほとんど効果はない。ゲームを取り上げても、自分のお金で買ってくる。友人からゲームを借りる。どうしようもない現状がある。中毒とは溺れることだ。 いくら説得しても、最後に言う言葉が「我慢ができない!」である。「悪いことは解っている」「勉強は大事だ」でも我慢できない。私は頭にきて、「お父さんやお母さんが、

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    jx0 2011/11/04
    全く「既に「我慢ができない」状態になってからでは、他人が更生させることは無理だと感じている。」水分を持っているのに自販機で高価な飲料を買うのは許容できないが、小遣いで買うという子供にどう説明するか課題
  • 三宅小児科のブログ 院長の独り言(発熱)

    「なぜ、病院に来たのか?」。その主な理由を主訴という。この時期からは「熱がでた」が多い。次女もハルの熱には神経を使っている。保育園児の突然の発熱は頭が痛い。発熱は悪い物なのか? 「病気と戦っているのだから、下げる必要はない」などとは、私は思っていない。発熱は人間にとって大切なサインだ。踏切の警報器、身近な物では目覚まし時計?警報器が鳴らなかったら、多くの死者が出る。発熱は病気の始まりの警報であり、警報が鳴り続けている時は、危険が持続していることを示す。 発熱がなかったら、髄膜炎や肺炎なども見逃され、手遅れになるだろう。痛みも同じだ。麻酔が効いている時は危険だ。大けがの元。警報器が悪いのではない。警報器が鳴っている状態が危険なのだ。その意味では、発熱は大切な情報である。 では、熱は下げるべきだろうか?個人的にはどうでもいいと思っている。目覚まし時計が鳴った。眠たいのでそのままにしておこうが、

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    jx0 2011/11/01
    説得力ある。「保育園児のハルを育てている次女は、「救外に来た患者さんには、解熱剤は出すね。このまま朝まで様子をみてとは、とても言えない」と言う。子育てをしているお母さんの気持ちが解るからだろう。」
  • 三宅小児科のブログ 今年のインフルエンザワクチンは接種部位の発赤と腫脹が強い

    今年のインフルエンザワクチンについては、このブログでも説明してきた。この話題は接種する側としては避けたいところだが、そういう訳にはいかないだろう。問題点は接種量の増加である。 0歳児は0.1mlを2回→0.25(ただし生後6か月以降)を2回に変更(2.5倍) 1歳から3歳未満は0.2を2回→0.25を2回(1.25倍) 3歳から6歳未満は0.2を2回→0.5を2回(2.5倍) 6歳から13歳未満は0.3を2回→0.5を2回(1.7倍) 13歳以上は0.5を1回(変更なし) 13歳未満はおよそ2倍の増量であり、3歳からは成人を同じ量を、2回接種することになる。海外と歩調を合わせたのだろうが、私は納得いかない。今までの接種量には、どのような意味があったのだろうか?少な過ぎて効かなかったという証拠でもあるのだろうか?逆に、倍増することで、効果がでるという証拠があるのだろうか?不活化は量を増やすこ

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    jx0 2011/10/28
    こんなに腫れることがあるのか。「要は増量されたことによって、「腫れる人は強く腫れる」ということだ。ついでに、ワクチン不足に繋がる可能性が高い。おそらく11月後半に。」
  • 三宅小児科のブログ 猫

    孤族という新語があるように、一人暮らしの方が急増している。高齢化あり、未婚あり、離婚ありの結果だと思う。その影響(?)もあって、現代の生活の中で、ペットは大きな地位を占めるようになった。日だけでなく、世界的にもペットブームがある。「子供よりかわいい」という言葉を、何度聞いただろう。気持ちは良くわかる。帰宅して、真っ先に迎えてくれるのがペットであり、朝早く目覚めて、散歩に付き合ってくれるのもペットだ。 10年ぐらい前の事だが、毎朝柴犬と散歩するお婆ちゃんがいた。通りかかったチワワが「キャン」と鳴いた途端、お婆ちゃんは柴犬をダッコして、チワワから犬を守ろうとした。柴犬とチワワでは喧嘩にならないはず。この行動に私は驚いたのだが、このお婆ちゃんにとって、犬は「我が子同然」という気持ちだったのだろう。 ペットが可愛く、癒されるのは理解できる。でも私は犬やを飼う気にはなれない。寿命が短いからだ。自

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    jx0 2011/03/02
    他のものにアレルギーがありながら猫を飼えている人は、幸運と言うべきか
  • 三宅小児科のブログ 世田谷区の高校1年生の方へ

    今日は医師会館で、新規に導入される子宮頸がんワクチン(サーバリックス)、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの公費負担についての説明会があり、家内と二人で参加して、今帰宅したところだ。とりあえず、差し迫った問題について触れておきたい。 サーバリックスは中学1年から高校1年生までの女性が対象である。現在の高校1年生には、チャンスは1か月しかない。区議会の補正予算が通るのが3月4日(金曜日)になる。6日(月曜日)に高校1年生宛に、問診表が郵送される予定。7日には手元に届くはずだ。 第一回目の接種は3月31日までが期限だ。サーバリックスは3回接種するワクチンである。3月中に1回目を接種できた高校1年生は、残りの2回も助成を受けることが出来る。但し、世田谷は無料ではない。1回につき5000円を支払うことになる。サーバリックスそのものが12000円+消費税であり、高価なワクチンである。5000円は決して高

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    jx0 2011/02/22
    ひどい話のようだが、上の学年に比べたら三週間だけでもチャンスのあることは、恵まれているのだろう
  • 三宅小児科のブログ 雪の朝

    昨夜からの雪は、久しぶりに積もった。今朝は5時半に起床して、家内と雪かき。医院の前は子供たちの通学路でもある。凍ると厄介なので、雪かきはかかせない。早朝はまだ雪がちらついていた。 さすがに今日は静かだ。病気もほとんどなく、静かな診療が続いている。予防接種がテーマなのだが、サーバリックス、ヒブ、プレベナーについては、自治体ごとの対応が異なるため、世田谷区以外の方の接種はできない。さらに、世田谷区の対応が遅れていることもあって、制度が稼働するのは4月になってからだろう。いろいろな事情が重なって、予防接種も少なく、ノンビリとした時間が流れている。予防接種がテーマになるのは、、4月からになるのだろう。MRワクチンの?期、?期、?期をお忘れの方は、期限が3月末までなので早めに接種してほしい。 今回の問題は、高校1年生のサーバリックスの接種である。現在の高校1年生は、世田谷では自己負担5000円で接種

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    jx0 2011/02/15
    高校一年生問題、必要な人に情報が届きますように
  • 三宅小児科のブログ サーバリックスは痛い

    15年以上昔の話だ。6歳の女児が日脳炎ワクチンの追加接種に来院した。1年前に他の医院で、2回の接種を終えていた。お母さん「2回とも、接種をした後に意識がなくなって」。このような症状は、ワクチンによるアナフィラキシーと誤診されるのだが、蕁麻疹も出ていないので、アレルギー反応とは考えられない。注射のストレスによる強度の緊張、接種後の精神的な弛緩による血圧低下で、脳に行く血液が不足して、立ちくらみのような状態となって、意識がなくなたのだろう。 私は冗談を言いながら、人の緊張を和らげて、日脳ワクチンを接種した。注射の技術(?)には自信がある。私が「問題なかったでしょう」と笑ってお母さんに話しかけた。その時、バタンという音がして、振り向くとその女の子が意識を失って倒れていた。イスや机の角に、頭などをぶつけなかったことは幸いであった。このような事態は、10代の女性に多い傾向がある。「注射の痛みや恐

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    jx0 2011/02/14
    筋肉内注射は、虫垂炎の後の抗生物質で経験したことがあるが、確かに痛かった。入院中なので失神したとしても倒れる気遣いはなかったが。日脳ワクチンは筋注ではないのだろうと思うが、こんなことが
  • 三宅小児科のブログ 世田谷区の子宮頸がん、ヒブ、肺炎球菌ワクチンの助成

    世田谷区の子宮頸がんワクチン(サーバリックス)、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)についての情報です。 1)いずれも自己負担があります。1回の接種につき、サーバリックスは5000円、ヒブとプレベナーについては3000円の自己負担になります。 2)この制度が動き出すのは4月から?3月の区議会を通過してからとなります。 杉並は2月から、自己負担なしで接種が開始されています。自己負担のある区は珍しいのですが、原資は税金ですので、私だけがとやかく言う問題ではありません。財政再建団体になりそうな自治体も、ほとんどが自己負担なし。比較的裕福と考えられている(実態は怪しいのかも?)世田谷区が自己負担あり。長い目で見て、どちらが得策か?色々な意見はあると思いますが、23年度は自己負担ありで決定ですね。とりあえずご報告まで。

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    jx0 2011/02/08
    なぜ自治体依存なのだ
  • 三宅小児科のブログ 院長の暴言(統計学的有意差)

    相撲の八百長が問題となっている。相撲自体が八百長と思っている私は、相撲を見ることはない。興味があるのは千秋楽の勝敗だ。7勝7敗の力士が勝つかどうか?記憶では80%近い勝率である。7勝7敗同士の取り組みもあるため、実際は80%を超える勝率になるのではないか?番付が近くて、力が均衡している力士同士の戦いで、この結果はありえない。相撲は八百長であり、単なる見世物(ショー)であることを示している。 今夜の朝日新聞を見て驚いた。シカゴ大学の経済学部の教授が、3万以上の取り組みを分析して論文に書いている。こんなことは誰にでも出来るはずだ。なぜ、日人が論文にしなかったのだろうか?その論文によると、7勝7敗の力士が千秋楽で勝つ確率は75%。次の場所での対決では勝率は40%ぐらい。同じ取組でのこの数字は、統計処理するまでもなく、「統計学的に有意に千秋楽の勝率が高い」ことを意味する。それも、圧倒的な有意差だ

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    jx0 2011/02/07
    まったくだ。誰の目にも明らかなことを、なんで騒いでいるのだ?
  • 三宅小児科のブログ デジタルカメラ

    最近のカメラは便利だと思う。デジタルはフィルムを使わないので、不要な写真は簡単に消去できる。オートフォーカスなので、焦点を合わせる必要もない。31年前に仕事に使うために、一眼レフカメラを買った。マクロレンズやリングフラッシュなどを合わせると、当時の金額で軽く30万を超えた。当時は皮膚の写真を撮るのに、大変苦労した。フラッシュの明るさ、ピントなどが少しずれると、ピンボケになってしまう。それに現像するまで、結果(?)が分からない。でも、「カシャ」というシャッターの音は、何とも心地よいものだった。 今は仕事でもデジタルカメラだ。内蔵のフラッシュやオートフォーカス機能など、仕事にもとても便利だ。今回の話題の目的は、皆さんの家にあるデジタルカメラの使い方だ。来院されて、「便が白い」とか、「血便が出た」、「昨夜、発疹が出た」という方が多い。便を持ってきても、色が既に変色していたり、固まっていて、排便時

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    jx0 2011/01/26
    全く思いつかないわけではないが、なかなか有効に活用できたことがない。ほとんどのカメラにマクロはあると思うが、使ったことのある人の割合が心配
  • 三宅小児科のブログ ピアノ

    今日はピアノに関係する話題が2つあった。ブログのコメントに「小林愛美さんがショパン国際コンクールのアジア部門で優勝しましたよhttp://www.chopin-asia.com/category/news」とのメッセージが。中学3年生のプロの天才ピアニスト、小林愛美ちゃんに「おめでとう」と伝えたいと思う。 もう1つは、1枚の寒中見舞いのハガキであった。私は小学校の時にピアノを習っていた。未だに両方の手が、別々に動くこと自体が信じられない。愛実ちゃんの手の動きと音を聞いて、ピアノに対する考えが変わった。 私の先生は東京芸大出身の、大変厳しい女性であった。私の祖母の3歳年下で、教え方も、指導も厳格そのものであった。ピカイチ出来の悪かった私は、まずピアノの前に座ることからトレーニングを受けた。私の母に「男の子には、ダメダとか、してはいけないという言葉を言ってはならない」と言ったとか。母はそれを守

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    jx0 2011/01/19
    筆者がピアノに馴染めなかったのは残念だが、「男の子には、ダメダとか、してはいけないという言葉を言ってはならない」と言われた先生のポリシーには、唸った。
  • 三宅小児科のブログ 辛口な院長の正論(診断書)

    珍しく正論を書く。不快感を感じるかもしれないが、最後まで付き合っていただけると嬉しい。数日前の朝日新聞の投書欄に、世田谷の方の投書が掲載されていた。タイトルは「診断書7350円 3倍値上げに疑問」というタイトル。小児病院での話しなので、どこの病院かは想像できる。意見書や診断書などの文書料が、最近になって2310円から7350円に引き上げられたとのこと。慢性の病気で、いつもかかっているのに、という気持ちは理解できる。実際に診断書を書く私には、この7350円が高いのか、低いのか、正直のところ分からない。忙しい診療の中での診断書の作成は、精神的に苦痛であり、時間的にも書く負担は大きい。仕事と言ってしまえばそれまでだが、仕事なので報酬が付随するのは当然のことだ。 当院では小学校入試の診断書や、幼稚園の健康診断書などは、当院でも500から2000円の間で頂いている。簡単なものから、複雑なものまである

  • 三宅小児科のブログ 院長の暴言(専門医Part?)

    先週は「三宅小児科の予防接種週間」であった。高校3年生の子供たちが、MRワクチンのために久しぶりに顔を見せてくれた。身体が大きくなっていることにビックリ。病気をしない年齢なので、数年ぶりの方も。母子手帳を見ると、予防接種の欄には、全て「三宅」の印が。当に嬉しいですね。日脳炎ワクチンも順調に進んでいます。 大きな病気の流行はありません。4月と9月の初旬は、静かですね。今週の待ち時間も0から15分を予想しています。予防接種と健診は、診療時間内はいつでもOK。今回の「たかやま小児科のブログ」の後発医薬品の話は心を打ちますね。私も同感です。 (以下、長すぎる暴論である) 20年以上も前に、専門医制度(当時は認定医制度であった)ができた時に、私は医療崩壊を予測した。当時は医学博士という、いわば「足かせ」があった。出世するには、臨床を離れて研究をして論文を書く。そのお礼奉公として、僻地に赴任する制

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    jx0 2010/04/12
    20年以上も前に、専門医制度(当時は認定医制度であった)ができた時に、私は医療崩壊を予測した。当時は
  • 三宅小児科のブログ 院長の暴言(専門医Part?)

    4月1日に厚労省から「日脳炎の定期の予防接種について」というタイトルで、都道府県知事宛に文書が送られた。日脳炎ワクチンについて、「積極的な勧奨を行う段階に至った」という内容である。実に分かりにくいのだが、私なりに解釈してみた。 1)4年前に実質上中止となった日脳炎ワクチンは、元に戻す。つまり、積極的に接種すること。 2)使用するワクチンは新ワクチンである。 3)ワクチンが不足するかもしれないので、平成22年4月以降に3歳になる児童にのみ、接種票を送付する。 この3点である。ブランクの4年間は接種されていなかったが、その方々は最寄りの保健センターに電話して、自主的に「送付を希望する」しかない。現在3歳から7歳の方は(7歳半までが対象)、ぜひ早く手配をお願いしたい。 (以下、院長の暴言である) 専門医の話の続きである。この専門医資格、今は一応試験がある。私は小児科学会とアレルギー学会の専

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    jx0 2010/04/08
    1)4年前に実質上中止となった日本脳炎ワクチンは、元に戻す。つまり、積極的に接種すること。 2)使用するã
  • 三宅小児科のブログ プロトピック

    数日前から「プロトピック」という軟膏が問題となっています。「アトピー治療薬:米国で子供46名ガン発症」という衝撃的(?)なタイトル。これは米品医薬局(FDA)が発表したもので、2004年から2009年の5年間に、計46名がガンを発症し、4名が死亡したという報告。ここで問題となっているのは、アトピーの治療薬である免疫抑制剤の軟膏であるプロトピックとエリデル(日では未承認)の2つ。プロトピックを養護するつもりはありませんが、このデータでは何とも言えない。適応外の2歳未満に使用していたり、長期に大量に使用した例もあるようです。また、何人に使って46名が発症したのか?が分からない。 プロトピックは日で発見された薬です。1984年に藤沢薬品(現アステラス製薬)が、筑波山の土壌細菌から分離したタクロリムスという薬品。1995年頃(?)にプロトピック軟膏という商品名で、アトピーの治療薬として使われ