東日本大震災でサプライチェーンや物流網が寸断され、日本企業の多くは事業活動の停止を余儀なくされた。その反省から、新たに創造していくべき経営のモデルとは──。企業で経営再創造の最前線に立つ実務家の取り組みや識者の論考を通して模索していく。 今回のテーマは外食業界のリスクマネジメント。震災で道路網が寸断され、食材などの店舗への配送が混乱に陥ったうえ、東京電力福島第1原子力発電所の事故によって「食の安全」が脅かされるなど、アクシデントに翻弄され続けた。 全国展開している大手外食チェーンは、この危機的状況にどのように立ち向かったのだろうか。回転寿司チェーン最大手に躍進したあきんどスシローの堀江陽・仕入部副部長に聞いた。 (取材構成は、峯村創一=フリーライター) 東北地方の沿岸部は日本有数の漁場だが、津波によって漁港が壊滅的な被害を受け、水揚げが失われたままである。しかし、当社への影響は、それほど大
![震災の翌日から営業を再開できた理由:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)