前回の記事で「山門に狛犬が祀られるめずらしい寺院」をご紹介しました。大分県竹田市にある不動院妙見寺の山門に、狛犬がすわっているという内容の記事でした。その記事の延長で、不動院妙見寺はもともと、妙見寺(東洞寺)だけであったものが、のちに岩壁に不動明王様が刻まれているのが発見され、「不動院」+「妙見寺」がくみあわさったとの旨も書かせていただきました。 その見つかった不動明王様の磨崖仏がこちらです↓ 場所:大分県竹田市 大字会々 座標値:32.970500,131.388299 不動院妙見寺の本堂に向かって立つと、本堂の左脇の岩壁に、この磨崖仏は彫られていました。磨崖仏の周囲には屋根が作られており、風雨から守られています。磨崖仏の前には、石仏の不動明王様とともに、数体の石仏も祀られていました。 磨崖仏である不動明王様は、五角形の掘り込みのなかに刻まれています。明王様の顔のほりの深さは浅く、のっぺ