絶版マンガに広告をつけて無料公開する取り組みを続けてきたマンガ家の赤松健さんは10日、読者が絶版マンガを投稿できるサイト「絶版マンガ図書館」を11日に立ち上げると発表した。市場に出回らない絶版マンガを合法的に読めるサイトの充実を図り、海賊版を撲滅したいという。 出版社は売れる作品しか電子化せず、絶版マンガを読みたい読者は海賊版をみる傾向があった。そこで赤松さんは2010年から、絶版マンガを電子化して広告付きで無料公開し、広告収入を作者に還元する事業を進めてきた。 ただ公開中の538作品の9割は、マンガ家からの依頼で電子化したものだった。新たに立ち上げる「図書館」は、より広く読者から投稿を募り、作品数を増やすのが狙い。著作権者の了解を得てから、広告付きで無料公開するという。合法的に読める絶版マンガを増やし、マンガ文化の裾野を広げる考えだ。 赤松さんは「将来的にはアマゾンなどの販売サイトと、『
KADOKAWA、小学館、講談社、集英社、有斐閣などの総合・専門出版社関係者から多くの新任の取締役を選任。代表取締役を2人置くことでそれぞれの知識や経験を生かした事業の展開を目指す。 出版デジタル機構は6月24日、同日に開かれた株主総会および取締役会で取締役の任期満了に伴う新役員を選定した。 代表取締役社長には、角川書店常務取締役として出版事業及び電子書籍を担当した経験をもつ新名新氏(新任)が、代表取締役副社長には、元小学館専務取締役の広岡克己氏(新任)が就く。なお、野副正行氏は代表取締役社長を、植村八潮氏は取締役会長を、野間省伸氏、堀内丸恵氏、相賀昌宏氏は取締役をそれぞれ退任する。 今後は、出版物の電子書籍化支援事業を展開する一方、日本出版インフラセンター(JPO)などの業界団体と連携し、改正著作権法に基づく新出版権のデータベース機能なども含めた「共通書誌情報システムの構築」や、図書館で
佐賀県立図書館は、平成26年7月1日(火)に、公立図書館で全国初の試みとなる充実した検索機能を持つ電子書籍「佐賀の自然デジタル大百科事典」の第1弾として「佐賀県の淡水魚」を当館のホームページで公開します。 この取組は、ふるさと納税を活用し、児童書の充実を図ることを目的とする事業で、平成25年度から27年度までに、佐賀県の自然について書かれている絶版の書籍の中から1年に1種類を公開し、全3種類を予定。今回は、平成25年度に電子化された「佐賀県の淡水魚」(田島正敏さん監修、佐賀新聞社発行、平成7年8月25日発行)を、PDFで読めるだけではなく、様々な検索機能を付加し、使い勝手の良いものにしております。 検索方法は、5種類あり、その他にも【用語解説】や「『佐賀の淡水魚』書籍PDF」なども用意していますので、用途に応じて使い分けが可能です。例えば、模様・形から探す場合は、【模様・体色】(例:美しい
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近年、点字図書館をはじめとする視覚障がい者情報提供施設・団体では、点字図書や音声図書に加えて、「テキストDAISY」と呼ばれる形式の電子書籍の製作・提供を行っている。 テキストDAISY図書は、文章を音声で読み上げさせる、文字を拡大させる、見出しやページ単位で移動できるなど、さまざまなアクセシビリティ機能を備えており、利用者は専用の再生端末やPCから、障がいの種類や程度に応じてそれらの機能を使い分けられる。 また、テキストDAISY図書の製作には点訳や朗読といった専門技能が不要なため、点字・音声図書より迅速に提供することができる。 しかし、紙書籍のスキャン画像からOCRソフトでデジタルテキストを作成する際、文字の誤認識のチェックなどを特定のスタッフに任せる従来の方法では、効率化に限界があるという。 そこで今回のプロジェクトでは、OCR処理したデジタルテキストの校正作業にクラウドソーシングを
株式会社 紀伊國屋書店(代表取締役社長 高井 昌史)は、株式会社 KADOKAWA、株式会社 講談社とともに、学校・公立図書館向けの電子書籍貸出サービス提供の準備を始めるために合弁会社「株式会社日本電子図書館サービス(略称:JDLS)」を本日設立いたしましたのでお知らせします。 株式会社 紀伊國屋書店(代表取締役社長 高井 昌史)は、株式会社 KADOKAWA(代表取締役社長 佐藤 辰男、以下KADOKAWA)、株式会社 講談社(代表取締役社長 野間 省伸、以下講談社)とともに、学校・公立図書館向けの電子書籍貸出サービス提供の準備を始めるために合弁会社「株式会社日本電子図書館サービス(略称:JDLS)」を本日設立いたしましたのでお知らせします。 ■設立の目的 電子書籍元年と言われた2011年以降、さまざまなデバイスやストアが誕生し、電子書籍市場は拡大傾向にありますが、一方で図書館における電
大学図書館にある日本語学術書の電子化を進めるために、慶應義塾大学や東京大学などの8大学は、電子書籍の活用に関する総合的な合同実験11日から始めた。専用アプリを搭載したタブレット型端末をモニターに貸し出し、読みたい電子書籍や“電子教科書”などの調査、検索に必要なデータの作成や流通システムの検討などを、3カ月間かけて行う。 参加するのは慶應義塾大学と東京大学、名古屋大学、大阪大学、神戸大学、奈良先端科学技術大学院大学、福井大学、立命館大学。このうち慶應義塾大学のメディアセンター(図書館)は2010、11年度に「電子学術書利用実験プロジェクト」として、大学図書館における電子書籍の有効性について検証してきた。12年度からは他大学にも参加を呼び掛けて、「大学図書館電子学術書共同利用実験」に取り組んだ。今回の8大学合同の実証実験により、大学図書館に共通する“電子書籍の利用イメージ”を明らかにするという
東京大学付属図書館は2013年10月3日、研究・教育分野における電子書籍の活用方法を見いだすための実証実験を開始すると発表した。少人数のゼミレベルで使用する専門書籍を電子化したうえで、学生や教師の読書体験や参考情報をネット上で共有可能にすることで、書籍を読み解くという学習方法の価値を再定義したい考えだ。並行して、選者による特集本棚を再現可能にするハイブリッド本棚も実証する。 電子書籍の実証実験は、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)と京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)が開発・販売する電子書籍配信サービス「BookLooper」をベースに実施する。新たに、電子書籍への書き込みやしおりの設定などをネットワーク上で共有する機能や、外部の知識ネットワークと連携する機能などを開発し、ゼミレベルでの電子書籍のあり方を探る。 具体的には、附属図書館が実施する全学自由研究ゼミナール「
約3千の全国の公共図書館に電子書籍を提供する事業に、KADOKAWA(旧角川グループホールディングス)、講談社の大手出版2社と紀伊国屋書店が乗り出す。現在は、図書館による電子書籍の貸し出しは一部の試行的な範囲にとどまっている。大手が作品を提供することで、利用者は売れ筋の電子書籍を無料で読めるようになる。 KADOKAWAの角川歴彦会長が3日に始まった東京国際ブックフェアで明らかにした。今秋にも3社が出資して新会社を設立し、貸し出しの仕組みづくりや図書館との交渉を進める。小学館も賛同し、参加企業が増える可能性もある。「スピード感が重要」と年内にも開始を目指す。 出版社は、作家ら著作権者の同意を得て、新会社経由で図書館に有償で電子書籍を提供。利用者は、館外からネット経由でタブレット端末やパソコンなどを使って無料で一定期間読めるようになる見通し。 これまで、大手出版社は電子書籍の販売に悪影響が出
大日本印刷「3DS」に児童向け電子書籍を配信 大日本印刷が、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」に、主に児童向けの電子書籍の配信を始めることが2日分かった。3DS向けに開発した電子書籍の閲覧ソフトをインターネットで今秋から無料で提供し、童話などを読めるようにする。 大日本印刷は、小中学生の利用者が多い3DSを活用することで児童書の販売が見込めると判断した。若い世代に電子書籍に接してもらい、同社が力を入れている電子書籍事業の市場拡大にもつなげる考えだ。 任天堂にとっては、電子書籍の配信が3DSの販売を後押しする可能性がある。スマートフォン(多機能携帯電話)向けゲームの人気が高まり、3DSの販売は苦戦。大手出版社などが設立したリブリカ(東京)が昨年から漫画の配信を3DSで始めている。 大日本印刷がサービス開始当初に配信するのは童話や偉人の伝記、昔話など約300タイトル。価格は紙の本よりや
明和町立図書館で25日、電子書籍が読める「電子図書館サービス」が始まった。県立図書館によると、県内公立図書館では初めて。館内貸し出しのタブレット型端末や持参した端末、スマートフォンから文学作品や漫画を閲覧可能で、町立図書館前の芝生広場で青空の下、飲み物や会話を楽しみながらの読書もできる。同館は「来館のきっかけになり、読書を好きな人が増えてほしい」と期待している。 読めるのは、太宰治など著作権が切れた文学作品200冊、手塚治虫のマンガ400巻など。1コマずつ画面に現れてセリフが音声で流れるアニメのような「モーションマンガ」も50作品ある。電子書籍は限られた広さでも蔵書を増やせる利点があり、今後も作品を追加したいという。 同館のサービスは、町内に新工場を建設中の印刷大手「凸版印刷」(東京)が開発した。インターネットの普及などで紙印刷の市場が縮小傾向の中、電子書籍に力を入れたい同社側と、読書離れ
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