TBSラジオ『荻上チキ・Session』(平日午後6時~9時までの生放送)『荻上チキ・Session-22』から続く、新世代の評論家・荻上チキと南部広美がお送りする発信型ニュース番組。特集「地震と虐殺~民衆の暴走を駆り立てたものは何か」およそ100年前の1923年に起きた関東大震
2021年3月、名古屋入管で収容中のスリランカ人女性が死亡したことで、入管収容への世間の関心が一気に高まった。 それより10年以上前から、西山誠子さん(78)は入管の「中」に目を向け、入管収容の問題点を指摘し続けてきた。西山さんは、ほぼ毎週、名古屋入管に収容された外国人と面会し、困りごとの相談に乗ったり、生活必需品の買い出しを手伝ったりしてきた。 西山さんは収容されている外国人の人権が軽視されている実情に心を痛め、非正規滞在の外国人が「少しでも人間的に生きられるように」することを目標に活動を続けている。 岡山県出身の西山さんは、大学卒業後、教員になるため名古屋に来た。結婚し、4人の子供を育て、自宅で小さな学習塾を開いていた時期もある。子育てがひと段落ついたころ、高校の写真部だった息子が、ホームレスを撮ることになり、炊き出しの会場に付き添った。そこで社会的弱者の存在を目の当たりにした西山さん
Published 2019/11/25 07:00 (JST) Updated 2019/11/26 12:43 (JST) ハンセン病の患者家族への補償を定めた法律が成立した。差別と偏見が患者・元患者だけでなく、その家族にまで及んだのは国の長期にわたる隔離政策によるが、そのような国策に利用された戦時下のベストセラーがある。 瀬戸内海の島にある長島愛生園は、かつて国立のハンセン病患者の収容施設だった。ここに医師として勤務した小川正子(まさこ)の手記『小島の春』が1938年に出版され、30万部も売れた。中四国地方の村々を定期的に巡回検診して患者を発見し、施設に収容した記録である。 小林秀雄や川端康成ら多くの作家や評論家が絶賛した。豊田四郎監督・夏川静江主演で制作された映画は、40年の『キネマ旬報』のベストテン1位になった。 同書には巡回検診の旅先での人びととの触れ合いや風景が、短歌をはさん
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 国立科学博物館(東京・上野 以下、科博)のお土産コーナーで販売している「世界の鯨」ポスター。広げると体が隠れてしまいそうなほど大きなポスターには、地球上で発見された主なクジラ83種(※)が描かれている。 ※83種は現在知られているクジラのほとんどを網羅している。 世界の鯨ポスターの写真一覧 国立科学博物館が監修・販売している「世界の鯨」ポスター 写真と見紛うほどリアルなクジラの絵は、科博が監修・発行しているだけあって生態に忠実でいて迫力満点。体の模様一つ一つまで色鮮やかに再現されている。1990年の初版から2014年の第4版まで幾度と描き直し、描き加えられてきたクジラの絵。これら全てを描いたのは、外注の絵師でもなければ、専門の職人でもないという。 なんと、描き上げたのは、科博に半世紀以上勤め、現在は委託で哺乳類の骨の整理や鳥の標本づ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く