世界各地で購入した約600足の「激レア」スニーカーを所有して注目を集め、インスタグラムを駆使して自身の服ブランドを運営している男性がいる。年に1度出版するムック本は予約段階でアマゾンの人気ランキングの1位を獲得。新時代ならではの手法でファッション界を渡り歩いている。 「このエアマグは今、どう安く見積もっても100万円以上で取引されている。そのエアイージーも80万円以上。実際には履けないですよね(笑)」。京都市内にある実家の一室に並べたスニーカーをKING MASA(キング・マサ)は次々と指さした。全て限定もので、多くは定価で2万円前後だったが、現在は高騰している。 「とにかくレアなものに執着したい。他人が持っていないものを持つことが喜び」。29日、そんな思いや所蔵するスニーカーの写真、トレンドの分析を収めたムック本「アウトオブストックスニーカーズ2017―2018」(三才ブックス、1580