Published 2018/11/16 08:38 (JST) Updated 2019/01/21 17:06 (JST) 日本の北方領土返還を巡り、安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との交渉の加速ぶりが注目されている。これまで正規の会談以外に、双方が対話する機会の場によく利用されてきたのが柔道だ。2018年9月にウラジオストクでの会合(東方経済オーラム)でプーチン氏が「前提条件なし」の日ロ平和条約締結を提案した直後に、安倍首相がそれは受け入れられないと伝えたのは一緒に柔道観戦しながらであった。それも柔道の創始者、嘉納治五郎氏の名前を冠した各国の10代の生徒たちが参加する大会だった。プーチン氏の柔道好きは有名だが、なぜ日ロ外交の場に度々選ばれるのか着目してみた。(共同通信=柴田友明) 柔道場は「自分の家」 柔道に並々ならぬ関心を抱く、新たな国家指導者プーチン氏。日本側がそう実感したの