「新聞はデマだらけ」言説は、80年代保守論壇ですでに大流行だった イタイイタイ病の被害もデマと目された 徹底的に「事実」に拘る 相手をデマだと主張することそれ自体がデマであるケースを見てきた。そして、80年代の事例からは、そこに政治的・経済的な利害関係もあることが伺い知ることができる。さらには、国際的・国内的な政治的状況に起因する疑心暗鬼も関係していた。高度情報社会が到来し、メディアと現実のあり方に対する感覚が変容していたことも、影響していただろう。 公害問題と、政権に関わるスキャンダルにおいて使われたロジックと似たものを、原発事故や森友問題のときにぼくらは多く目にしたと思う。「科学的」と自負する人間が非科学的であったり、「事実」だと主張するものがそうでないケースも多々あった。このような事例に出くわすと、途方に暮れる思いになる、というのが正直なところだ。 ではどうしたら良いのだろうか。確た
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