下関通り魔殺人事件(しものせきとおりまさつじんじけん)は、1999年(平成11年)9月29日に山口県下関市の西日本旅客鉄道(JR西日本)下関駅において発生した通り魔事件である。 概要[編集] 事件発生[編集] 1999年9月29日午後4時25分頃、加害者である運送業の男Uがレンタカーの乗用車に乗ったままJR下関駅東口駅舎のガラスのドアを突き破って駅構内の自由通路に車ごと侵入[注 1]、そのまま売店や多数の利用客などの存在する駅構内を約60m暴走して7人をはねた。その後車から降り、包丁を振り回しながら改札[注 2]を通過し、2階のプラットホームへと続く階段を上る途中で1人に切りつけ、プラットホームに上がってからさらに7人に無差別に切りつけた[1]。Uは駅員に取り押さえられ山口県警察鉄道警察隊に現行犯逮捕された[2]。 Uのこれらの行為により、5人が死亡、10人が重軽傷を負った[1]。 犯行の