難民たちが不法占拠して生活するアテネ市内の廃校=16日(共同) 難民たちが不法占拠して生活する廃校の校庭で遊ぶ子どもたち=16日、アテネ(共同) 校庭に、洗濯物がはためいていた。廃校となったギリシャの首都アテネ市内の公立高校。ここでシリアなどから逃れてきた難民たちが暮らしている。政府が管理する収容施設ではなく、ボランティアが不法占拠した避難所で、難民たちの駆け込み寺となっている。 欧州には2015年以降、地中海を渡って中東やアフリカから難民や移民が押し寄せた。玄関口のギリシャには現在、6万人以上が滞在する。政府は国内各地に収容施設を設置したが、環境の悪さや強制送還への懸念などを理由に、入居を拒む人も少なくない。 「行き場のない人々を助けるには、ほかに手段がない」。ボランティア代表のカストロプレト・ダクドゥクさん(47)が訴えた。ダクドゥクさん自身も、28年前にシリアから渡ってきた移民だ。
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