群馬県高崎市の高崎郵便局が、業務中に起きた数十件の交通事故について、社内規定で報告義務がある日本郵便関東支社に報告せず、事故を起こしたバイクなどの修理費用を郵便局員に負担させていたことが3日、同社への取材でわかった。 同社などによると、問題は社内調査で判明。高崎郵便局では、業務中の物損事故を局内で処理し、事故を起こしたバイクや車両の修理費は、配達部門などの管理職が肩代わりしていたという。 同支社では、管理問題があったとして、同郵便局の前総務部長を1日付で停職1か月の懲戒処分とした。個人負担させた修理費は3月末までに返金した。同社は「軽微な事故でも報告義務があり、社員指導を徹底したい」としている。