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2022年8月20日のブックマーク (11件)

  • 習氏は独裁者を目指すのか | ふらっと東アジア | 米村耕一 | 毎日新聞「政治プレミア」

    中国共産党の習近平総書記(国家主席)がトップとしての任期を延長するとみられている今秋の第20回党大会が近づくにつれ、「いつまでやるつもりなのか」「事実上の定年制など慣例を崩して大丈夫なのか」といった疑問が頭を離れない。 この10年間に習氏への権力集中も進んだ。習氏は「権力の亡者」となり、独裁者になろうとしているのだろうか。最近、相次いで出版された習氏に関する書籍や専門家の見方を参考に、取材現場で見た習氏の姿も振り返りつつ改めて考えてみた。 中国で取材していても、習氏に質問するどころか、その姿を実際に見る機会すら極めて限られている。ただ、習氏がまだ国家副主席のころ、すぐ近くで一定時間、習氏の様子を眺め、その人となりの一端を感じたことはあった。 ドアの前に立ち続ける習氏 2011年7月4日、習氏は日の松剛明外相(当時)と北京の人民大会堂で会談することになっていた。会談場所の部屋には習氏のほ

    習氏は独裁者を目指すのか | ふらっと東アジア | 米村耕一 | 毎日新聞「政治プレミア」
    kaikaji
    kaikaji 2022/08/20
    "権力集中は胡錦濤政権時代の反省に基づくものでもあると指摘する。胡政権末期は重慶市党委書記だった薄熙来氏の汚職を巡るスキャンダルなど胡氏によるグリップが十分に利いていないことを示す事件が相次いだ"
  • 稲増一憲『マスメディアとは何か』(中公新書) 9点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    8月9 稲増一憲『マスメディアとは何か』(中公新書) 9点 カテゴリ:社会9点 「〜とは何か」というのは新書にはよくあるタイトルですが、「マスメディアとは何か」というのは、なかなか大変なテーマだと思います。 その歴史を語って「何か」に答えるという方法をとれる分野もあるでしょうが、「マスメディアとは何か」と言えば、当然ながらその影響力の有無が知りたいところですし、さらに「インターネット時代におけるマスメディア」という近年になって浮上してきた問いにも答える必要があるからです。 ところが、書はそうした要求に見事に応えています。 多くの人が知りたいであろう「マスメディアの影響力」について、さまざまな研究を紹介しながら検証し、さらにインターネットについても、今までの研究、そして著者らが行った研究も踏まえて、その影響を分析しています。 「メディアについて何か言いたいなら、まずはこの1冊から」という内

    kaikaji
    kaikaji 2022/08/20
  • 【小泉悠】元大使の一本の電話、道を開く 目指すは「オタク」を束ねるプロジェクト:朝日新聞GLOBE+

    突然かかってきた電話の主は、元ウズベキスタン大使の河東哲夫さんだった。 河東さんは、外務省を辞めて評論家として活動していた。面識はなかったが、小泉さんが軍事雑誌に書くものを読んでいた。 「彼には、事実関係を丹念に拾い出すだけでなく、それが意味することを概念化する力があった。他の著者とはちょっと違っていたんです」 「一度、会って話さないか」と河東さんに誘われ、都内のホテルで事をした。 「大学ではアカデミックな研究が出来なかった」と打ち明けた小泉さんに、河東さんは言った。「アカデミックではない研究をやればいいじゃないか」 そうか、大学でなくても研究はできるはずだ。ニッチなことをやれば仕事の需要はあるのかもしれない、と思うようになった。 2018年にパリの武器展示会「ユーロサトリ」で=人提供 2009年、河東さんの推薦で外務省国際情報統括官組織の専門分析員になった。ロシアの軍事関係の分析レポ

    【小泉悠】元大使の一本の電話、道を開く 目指すは「オタク」を束ねるプロジェクト:朝日新聞GLOBE+
    kaikaji
    kaikaji 2022/08/20
  • デジタルを問う 欧州からの報告:巨大ITvs国家 無秩序なデジタル空間 クリプトアナキストの理想 | 毎日新聞

    個人データを収集するビジネスモデルで影響力を拡大する巨大IT企業と、その規制に動く国家や政府機関。いまだ秩序の定まらないデジタル空間を巡り、双方のせめぎ合いが続く。しかし、そのどちらにもくみせず「インターネットの自由」を求めるものもいる。暗号化技術で自らのプライバシーを守りながら、政府の介入を拒む彼らは「クリプト・アナキスト」(暗号無政府主義者)と呼ばれる。 ビットコインは「自由の象徴」 「ビットコインは自由と人権のプロジェクトだ」「政府も税金も介在しないコンピューター通信で、自由な市場を実現できる」 ステージでは登壇者が、仮想通貨(暗号資産)のビットコインをテーマにそんな持論を展開していた。 5月下旬、チェコの首都プラハで開かれたイベント。集まったのは欧米やアジアなど世界各地からの「クリプト・アナキスト」たちだ。 彼らは、コンピューターネットワークでの通信や取引を暗号技術で匿名化すること

    デジタルを問う 欧州からの報告:巨大ITvs国家 無秩序なデジタル空間 クリプトアナキストの理想 | 毎日新聞
    kaikaji
    kaikaji 2022/08/20
  • 資本主義は私的領域まで商品化・市場化し,経済的ユートピアと人間関係のディストピアを築くのか:ブランコ・ミラノヴィッチ『資本主義だけ残った』最終章によせて

    主義は私的領域まで商品化・市場化し,経済的ユートピアと人間関係のディストピアを築くのか:ブランコ・ミラノヴィッチ『資主義だけ残った』最終章によせて 学部ゼミでブランコ・ミラノヴィッチ(西川美樹訳)『資主義だけ残った』(みすず書房,2021年)を読み通した。色々と論点はあったが,ここでは最終章の「資主義は私的領域まで商品化・市場化し,経済的ユートピアと人間関係のディストピアを築くのか」という問いを考えてみたい。話が大きすぎて明快な切り口を設定するのが難しいが,それでもいくつか考えてみたい。 *資家のジレンマ ミラノヴィッチは,資主義経済が成長し続けていることには何の疑問も持っていないようである。しかし,資主義は,成長すればするほど,投資・消費し切れないほどの所得を生み出してしまう。この,成長の果ての停滞というケインズ的問題が全く落ちていて,成長は成長を呼ぶかのように論じるとこ

    資本主義は私的領域まで商品化・市場化し,経済的ユートピアと人間関係のディストピアを築くのか:ブランコ・ミラノヴィッチ『資本主義だけ残った』最終章によせて
    kaikaji
    kaikaji 2022/08/20
  • 段ボール古紙、輸出価格3割安 2カ月で急落 中国の経済停滞が影 - 日本経済新聞

    段ボール原紙の製造に使う段ボール古紙の輸出価格が急落している。8月時点の価格は6月の直近高値に比べ3割安い。中国の段ボール利用が落ち込み、中国に原紙を供給する東南アジアで古紙の需要が鈍る。日は新型コロナウイルスの流行で回収が減り、問屋の仕入れ値は下がりにくい。問屋の採算を圧迫する要因になる。段ボール古紙の輸出価格(問屋店頭渡し)は現在、1キログラム19円前後。6月の29円前後に比べて34%安

    段ボール古紙、輸出価格3割安 2カ月で急落 中国の経済停滞が影 - 日本経済新聞
    kaikaji
    kaikaji 2022/08/20
    ”中国の段ボール利用が落ち込み、中国に原紙を供給する東南アジアで古紙の需要が鈍る。日本は新型コロナウイルスの流行で回収が減り、問屋の仕入れ値は下がりにくい”
  • 中国、対アフリカ巨額融資を見直し 一帯一路が曲がり角 - 日本経済新聞

    【カイロ=久門武史、北京=川手伊織】中国が、アフリカのインフラ整備に向けた巨額融資が軸の経済協力の見直しに着手した。官民協力で高速道路を建設し、債務再編の交渉に応じる。成長鈍化で「大盤振る舞い」が難しくなり、融資先の「焦げ付きリスク」も警戒する。返済能力を超える貸し付けを巡る国際社会の批判をかわす狙いもある。中国が主導する広域経済圏構想「一帯一路」は曲がり角を迎えた。ケニアの首都ナイロビで7月

    中国、対アフリカ巨額融資を見直し 一帯一路が曲がり角 - 日本経済新聞
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    kaikaji 2022/08/20
  • 「どこにも安全なところがないぞ、と。思想がテロに近い」ウクライナ市民の意思をくじこうとした、ロシア軍の“誤算” | 文春オンライン

    ◆◆◆ 一進一退の戦場 ――まず、ウクライナの直近の戦況について、小泉さんの見解は?(※インタビューは7月15日) 小泉悠さん(以下、小泉) 一進一退と思います。どちらも大勝ちできる状況にない。ロシア軍は火力が非常に強力で、要するに大砲やロケット砲の数というか、分厚さが半端ない。今は東部のドンバスを中心に真っ平らな地形で戦っているから、遠距離からロシア軍に一方的にやられてウクライナ軍は勝てていない。 ところが、ウクライナ軍はもともと軍隊が約20万人でその他の治安部隊は10万人、計30万人くらいの軍事力だったのが、今は動員で100万人に膨らんでいる。数の上ではものすごく大きな軍隊を持っているので、簡単には負けない。 ただ、ロシア軍に勝てないし、遠距離で戦うと圧倒的にロシア軍の方が強い。一方、ロシア軍は大砲で叩けるけど、占領する兵隊がいない。陸軍種の最大の機能は土地を占領することですが、ロシア

    「どこにも安全なところがないぞ、と。思想がテロに近い」ウクライナ市民の意思をくじこうとした、ロシア軍の“誤算” | 文春オンライン
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    kaikaji 2022/08/20
  • 【小泉悠】研究者は挫折、就活はことごとく失敗 無職で気づいた自分の天職:朝日新聞GLOBE+

    小泉悠さんにとって、夏は一つの思い出がよみがえる季節だ。 毎日のように通っていた図書館のある市民センターの2階で、母親が有志と原爆展を開くのだ。 両親は、二人とも反核・反戦運動に熱心だった。母親らが主催していた夏の原爆展では、小泉さんも投下直後の悲惨な写真を毎年見ていた。 『風が吹くとき』『トビウオのぼうやはびょうきです』……。当時読んだ原爆をテーマにした児童書の題名は、いまでもいくつもそらんじられるほど。その恐ろしさは、深く脳裏に刻まれた。 母親らが原爆展をしている階下の図書館で、息子は軍事も、読みあさっていた。自衛隊員と遊んでいることも、親は快く思わなかった。 「両親とはさんざんもめました」 だが、両親との確執は、独特のバランス感覚とさまざまな素養を養うことにもなった。 意見の異なる相手にどう耳を傾け、どうしたら納得してもらえるのか。自分のやっていることを両親に説明しようと必死で考え

    【小泉悠】研究者は挫折、就活はことごとく失敗 無職で気づいた自分の天職:朝日新聞GLOBE+
    kaikaji
    kaikaji 2022/08/20
  • 【小泉悠】「いいところなし」の少年に、「細部から全体像を描く」を教えてくれた人:朝日新聞GLOBE+

    手元に置いた携帯電話がひっきりなしに鳴っている。ほとんどが取材依頼だという。2月24日のロシアによるウクライナ侵攻後、時の人になった。 引っ張りだこになるのには訳がある。相手に目線を合わせつつ、複雑な事象をわかりやすく説明する力。ロシアにもウクライナにもくみせず、膨大な軍事情報をつないで全体像を描き出す分析力。 「彼は言葉の力で一種の社会現象を起こしている」。そう話すのは、2019年、小泉さんを東大先端科学技術研究センター(先端研)に誘った先端研教授の池内恵さんだ。 「彼が話すと議論が整理されていくんです。いろんな人が投げた球を一つずつ拾い、それに答えつつまとめるという、非常に高度なことをやっている」。だが、人気の理由は、明晰さだけではなさそうだ。ときおり垣間見せるユーモアや、硬軟とりまぜた引き出しの多さ。自ら「軍事オタク」ぶりを見せて、楽しんでいるふしもある。 東京大学先端科学技術研究セ

    【小泉悠】「いいところなし」の少年に、「細部から全体像を描く」を教えてくれた人:朝日新聞GLOBE+
    kaikaji
    kaikaji 2022/08/20
  • ピーター・ターチン「科学とイデオロギーを切り離す」(2013年5月11日)

    Keeping Science and Ideology Apart May 11, 2013 by Peter Turchin 〔私が運営している〕社会進化フォーラム(the Social Evolution Forum: SEF)は、科学にフォーカスを当てることを指針としている。一方、イデオロギー的だったり党派的だったりする投稿やコメントは歓迎されていない(これまででそのようなコメントを削除したのは2件だけだ。大抵は、話題を政治に移すのは控えてほしいとだけ頼めばそれで事足りた)。 SEFでイデオロギーに基づく議論を禁止するのには、十分に実際的な理由が存在する。インターネットの黎明期、私はネット掲示板やオンラインフォーラムの多くをを追っていたのだが、そこでは議論が当初のテーマから政治の話題に移ると、激しい人格批判がなされるようになり、議論が終わってしまう、というウンザリするような光景が繰

    kaikaji
    kaikaji 2022/08/20
    "一般的に考えても、イデオロギーと科学をできるだけ切り離しておくことには、同じように十分に実際的な根拠が存在する。経験的に、一度イデオロギーが科学的議論に持ち込まれると議論の質は急激に劣化するのだ"