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ブックマーク / satoshi.blogs.com (15)

  • 「空気に支配される大人」にはならないで欲しい

    「孫正義ソフトバンク社長が、経団連の理事会に出席し、経団連が一致して決議しようとした原発再稼働への賛成・推進に対して、反対し、執行部の姿勢を強く批判した」と報道されている(参照)。いかにも孫さんらしい行動だが、問題視すべきなのは、300社以上の出席者からは、孫社長の意見に対する反論も同調する意見もなかったという点。 経団連を牛耳る原発推進派の企業により「満場一致で原発再稼働に賛成する」という空気が作られるなか、その「空気作り」が許せなかった孫社長が真っ向から反対したが、残りの「空気が読める、空気に支配される大人たち」は黙ってしまったのである。 この状況は、学校で「いじめ」が起こった時に、一部のいじめっ子たちにより「あの子はいじめて良い」という空気が作られた時に他の生徒が黙認してしまう(そして、結果としていじめる側に回ってしまう)状況に似ている。そんな空気の中で「こんないじめは良くないよ」と

    kakkunpakkun
    kakkunpakkun 2011/11/16
    何度でも言うけど「空気が読める」と「空気を読んだ行動」は違う。どう行動するか別として空気自体は読めた方がいいに決まってるだろJK
  • Ruby on Railsの「えせMVC」の弊害

    先日のエントリーでも少し触れたが、Ruby on Railsの最大の問題点は、それが持つ「一見そのフレームワークがMVCの形をとりながら、MVCの最も大切なところを外している『えせMVC』である」点にある。MVC(Model View Controller)がなぜ必要かを根底の部分でちゃんとと意識せずにRailsアプリケーションを作ると、後々ひどい目に会うので注意が必要である。 その意味では「RailsでMVCを学ぶ」などもっての他だし、「JavaにもRailsと同じようなフレームワークを作って業務用アプリの開発を効率化しよう」などという発想もとても危険である。 ということで、今日はまずはMVCの解説から。 MVCの発想の根底には、「モジュール化と情報の隠蔽により、プログラムがスパゲッティ化するの(コード間の相互依存関係が複雑に入り込んでしまってにっちもさっちも行かない状態になること)を避

    kakkunpakkun
    kakkunpakkun 2009/10/13
    そのMVCはめんどくさいんだこれが
  • なぜ「iPhoneキラー」がことごとく失敗するのか

    MBAの授業の一環で、"Marketing Myopia" (by Theodor Levitt) という1960年に書かれた論文を読む機会があったのだが、色々とうなずけるところがあったので、メモ代わりに。 家電メーカーのような技術系の会社は、どうしても技術系の人が経営者になりがち。技術系の人は(私も含めてだが)色々な問題を論理的に解決しようとする。技術的な問題を解決するためにはこのアプローチはとても有効だが、消費者心理のように曖昧で非論理的なものには適用できない。 技術系の経営者が陥りやすい失敗は、自分がコントロールできる分野、すなわち、技術的に難しい問題を解決することにばかりエネルギーをそそぎ、非論理的で簡単にはコントロールできない消費者の動向のようなものに十分な注意を払わないこと。 その結果、「消費者はどのみち論理的な行動なんてしないんだから、それに関して色々と戦略を立てたところで無

    kakkunpakkun
    kakkunpakkun 2008/08/25
    すごいインスピレーションと確信を持ってエントリーを書き始めたのかもしれないけど、文章に表れてなくて残念
  • 「渡された仕様書を実装するサラリーマンプログラマ」の悲哀

    @ITの「業務用途でRubyを使う上での課題 」を読んでなんだか悲しくなった。 チーム開発でRubyを使ったときに今後起こりえる問題として、サン・マイクロシステムズ システム技術統括部 チーフテクノロジストの下道高志氏は、こう指摘する。「他人の書いたPHPコードのメンテナンスはできない。Rubyはどうかといえば、現状はいい。しかし今後“職業プログラマ”ではなく、渡された仕様書を実装する“サラリーマンプログラマ”が増えてくると、コードのスパゲッティ化は避けられないだろう」。 【業務用途でRubyを使う上での課題 − @ITより引用】 これは言語の問題ではなく、日のソフトウェア産業全体が抱える問題。以前にも「ソフトウェアの仕様書は料理レシピに似ている」というエントリーで書いたが、来のソフトウェア作りとは、絵を描いたり、音楽を作ったり、建物をデザインするのと同じ「創作活動」である。ドラッ

    kakkunpakkun
    kakkunpakkun 2007/10/11
    またコメントで「上流」とかって…
  • ユーザーに尋ねても必ずしも正しい答えは返ってこない

    今日はたまたま「ユーザーからのフィードバックを集めることの難しさ」が話題になったので、それに関連するエントリー。 もの作りにおいて、「ユーザーが何を必要としているか」を知ることは大切だが、だからと言ってユーザーに尋ねれば正しい答えが返ってくる訳ではないところが難しいところ。具体的な例としては、こんなものがある。 1. サイレント・マジョリティの声は聞こえてこない これはMicrosoftで実際にあったことだが、Outlookのチームではユーザーから寄せられる機能追加のリクエストに従って色々な機能を足していた時期があったが、その結果不必要な機能ばかり増えて、単純な作業が逆にやりにくくなってしまった(たとえばカスタム・フォームが良い例)。このケースでは、ごく一部のヘビー・ユーザーばかりが声がでかく、「今の機能で十分、これ以上複雑にしないで欲しい」というユーザーは何も言ってこない(こういう人たち

  • Life is beautiful: 私のとっておきのプログラミングスタイル

    404 Blog Not Found の「LiveCoding に学ぶプログラミングの三原則」を読んでいたらどうしても書きたくなったので。あくまで私のスタイルなので、参考にするもしないもご自由に。 1. スタードダッシュでできるだけはやくめどをつける 学生時代から夏休みの宿題は7月中に終わらせていた私とすれば、ラストスパートよりはスタートダッシュで勝負する。どのみち、どこかで思いっきり頑張らなければならないのであれば、締め切り間際ではなく、スタート間際に頑張るべきというのが私のポリシー。十週間のプロジェクトであれば、最初の二週間が勝負。そこで八割がたのめどをつけておき、後は流す。最初の二週間がめどが立てられなければ、十週間で完成できる可能性は低いと考える。常にそういう姿勢でいれば、締め切りぎりぎりになって致命的な欠陥が見つかって痛いめにあったり、当は大幅な設計変更をすべきなのに応急処置で

  • 恐竜の時代から昆虫の時代へ、超小粒企業の時代がやってくる!?

    たまたまあるプロジェクトで37signalsのBasecampを使っていたため、私も使わされることになったのだが、わずか1日で使いこなせるようになるそのシンプルさに惚れ込んでしまい、勉強用のアカウント(これは実際にグループで使う)と、個人のタイムマネージメント用のアカウントと、今や三つのアカウントを使いこなすようになってしまった私である。 自分で作った二つのアカウントは無料バージョンだが、そこで提供されているWriteboardというものすごく便利なツールを使い始めたのが運のつき。無料版は二つのドキュメントまでしか作れないとは知らずに使い始めてしまったため、このままだと三つ目のドキュメントを作る時には有料会員(月12ドル)になっていることだろう。 37signalsという会社のことは、Ruby on Railsを作った会社としてしか認識していない人も多いと思うが、私にとっては、CEOのLe

  • MacBook + Parallels + Windows XP + Office

    昨日、Parallelsを使ってWindows XPをインストールしたMacBook。OS-X上のSafariからも、XP上のFirefoxからも快調にネットにアクセスできる。WiFiへのアクセスも完璧だ。 次は、XPの会社のドメインへの追加。ネーム・リゾリューションがなかなかうまく行かず、少し苦労してしまったがなんとか突破。これで会社のネットワーク上のすべてのサーバーにアクセスが可能になった。うちの会社は、一部のサーバー(Exchangeサーバーなど)がマイクロソフトのドメインコントローラー下にぶら下がっているため、どうしてもこれが必要なのだ(これはマイクロソフトの策略)。 次が会社のメールサーバー(Exchange)へのアクセスだが、サーバーのすべての機能を使おうとしたらやはりXP上のOutlookが正しい選択(これもマイクロソフトの仕掛けた罠)。そこでMicrosoft Office

  • とりあえずParallels+WindowsXPのインストールに成功

    メインマシンとして使い始めたMacBookWindowsアプリを走らせるためにさっそくParallelsを導入し、その上にWindows XP (Service Pack 2)のインストールを試みたのだがとても苦労してしまった。XPのセットアッププログラムは走り始めるのだが、しばらくすると "boot from hard drive..."という画面でハングしてしまうのだ。 ネットで調べると同じような問題に直面した人は多いらしく、この問題に言及するページは多いものの、「もう一度Parallelsのインストールからやり直したら大丈夫だった」などのいい加減な情報が多くて困る。その中では、Parallelsのサポートページにある、「accelerationをオフにしてリトライしてください」という情報がまあまあ当てになりそうなので試みるが、これも失敗。 しかし、それを何度か試みているうちに、"b

  • RSSフィードをMatrix風に視覚化してみた

    忙しい時に限って、妙にクリエイティビティが上がってこの手のものを作りたくなるというのは、学生時代からの気質である。週末に「.fla」を読んでいて急に思いついて作ったのがこれ(おかげでまだ数ページしか読めていないが、この手の刺激を受けるために買ったなので良しとしよう)。前回の「森」もそうだったが、時間(もしくは投稿順)という一次元情報だけのRSSフィードに、ブックマーク・カウントという別の次元の情報が加わると色々と面白いことが出来る。

    kakkunpakkun
    kakkunpakkun 2007/06/12
    是非縦に流れるやつも
  • NGNをユーザーの立場に立って考えてみた

    今日は、早稲田のキャンパスで開かれたGITI(早稲田大学国際情報通信研究センター)のフォーラムで講演をする機会をいただいた。NGN(Next Generation Network)に関して好きなことを話して良いと言われて私が用意したプレゼンは、「素朴な質問シリーズ」。インフラや技術の話ばかりが先行しているので、「もう少しユーザーの立場に立って考えてみませんか」、というのが私のメッセージである。 私が並べた素朴な質問は以下の15個。 1.家にはビートルズのCDがあるんだけど、今回のドライブに持ってくるのを忘れたから聞けない。これって不便じゃない? 2.うただひかるのシングルCDはもう持ってるのに、なぜ携帯電話用の「着うた」をまた買わなければならないの?これって「二重取り」でしょ。 3.CDはiTuneにコピーしてiPodやApple TVで楽しめるのに、どうしてDVDはコピーすらできないの?

  • マザーズへの提言

    先日のエントリーでマザーズの上場基準が甘すぎる点について少し触れたが、今日は少し具体的な提案をしたい。 まずは、京都大学のコミュニティサイトのこの書き込みを見ていただきたい(日付に注目)。 1. あ 2006/02/05(日) 22:02:43 2/9に東証マザーズに上場するドリコム、社長が京大卒。 売り上げ2億なのに、公募段階で時価総額150億。 1年前に1500円でばら撒いた株券を76万に設定。 そのばら撒いた相手が売り上げの過半数を占めるという不気味な関係。 社長は1万株ホルダー、時価100億円。 どう見ても売り抜け目的の上場。 大問題になると思われるので監視を。 【kyoto-u.com > 談話室 > 議論 > 疑惑のドリコムより引用】 このままでは信憑性の薄い「怪情報」でしかないが、もしこれが真実であるならば、違法な「売り上げの捏造」である可能性すらある(証券取引等監視委員会は

    kakkunpakkun
    kakkunpakkun 2007/04/18
    うーん
  • 「あなたもレールから外れてみませんか」と言うつもりもないが…

    去年の末にキャリアデザインセンターというところから受けたインタビュー記事が、「エンジニアtype」という転職情報誌に出た。例によって調子に乗って好き勝手なことをしゃべってしまったので、自分で読み返しても少し後悔する部分もあるが、就職や転職を考えている人のために一つだけハイライトしておきたい部分がある。 大学卒業時に、バイト先のアスキーではなくNTTを就職先として選んだ点について質問されたときの、「せっかく持っているカードを使わないのはもったいない、という感じかな。浅ましい発想ですよね」という私の発言がそれである。つまり、「せっかくNTTの研究所に入れる学歴と成績を持っているのに行かないのはもったいない」というしたたかな計算の結果のNTTへの就職だったのである。 今になって考えてみると、「天職」とも呼べるほど大好きなこと(パソコン上でプログラムを書くこと)を既に見つけておきながらその道を選ば

  • Life is beautiful: ドラッカー博士著「経営者の条件」は、会社経営者のための本ではない

    先日、ダイヤモンド社の人と会う機会があったのだが、その時に出たのがドラッカー博士の「経営者の条件」というの話。題名が「会社経営者のため」のという誤った印象を与えるために、読者層が偏っているらしい。ドラッカーファンとしては、これは何とかしなければならない。ということで、今日はその誤解を解くためのエントリー。 原題は "The effective executive"、直訳すれば「成果のあげられるエグゼクティブ」。日語にしにくいのが、このエグゼクティブ。決して「経営者」でもなければ「管理職にある人」でもない。立派なスーツを着た商社マンのことでもない。一言でいえば、「なんらかの意思決定をする立場にある知識労働者」のことである。(この業界で言えば、「次のプロジェクトRubyを使った開発に切り替えるべきか」、「次世代テレビにはどんな機能を盛り込もうか」、などなどの意思決定) ドラッカーが他の

  • UIEvolution Japan の設立宣言。そしてもちろん、人材募集はGoogle Baseで。

    今まで、私の会社(UIEvolution Inc.)は主に米国でのみビジネスを展開してきたのだが、携帯端末・ブロードバンドの普及率、今後2~3年で格的に立ち上がると予想されるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス、ネットと繋がり始めるカーナビやデジカメ、などを考慮すれば、そろそろ日でのビジネスを気で立ち上げる必要があると判断した。特に、パソコン、携帯電話、セットトップボックス、カーナビ、ゲーム端末、携帯型メディアプレーヤー、などさまざまなデバイス・ネットワークにまたがった形でのパーベイシブ・アプリケーション(参照)という世界を実現しようとしている弊社としては、日市場は絶好の実験場でもある。 そこで、UIEvolution Japan(UIEJ)を設立することに決定した。ただし、通常のソフトウェア会社の日法人のように、米国社で作ったものを日語化して日で売る、という代理店的な

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