宮城県の気仙沼港では5月、1日当たりの水揚げ金額が5億円を超え、41年ぶりに最高記録を更新するなど活気づいています。一方で、電気代の高騰が魚を流通させるためには欠かせない氷の値上げにつながっています。 気仙沼港では12日もビンナガマグロやカツオなどが次々と水揚げされました。不漁だった前年とは一変した状況です。 気仙沼漁協臼井靖参事「数字的には5月の水揚げが前年の4倍ぐらいですね。今からカツオ漁に切り替わっていくと思いますが、予報でも前年のようなことはないということで、今後期待しているところです」 水揚げの増加とともに需要が増すのが氷です。気仙沼市の岡本製氷は、漁船への積み込みや魚の出荷に使う氷を製造しています。 岡本製氷は、企業向けの高圧という契約を結んでいます。 電力会社によりますと、4月時点の値上げ幅は前年と比べて一般的に16%から18%です。工場で使う電力量は家庭用と桁違いのため、そ