集英社は6月20日、出版社初となるチャットノベル(小説)アプリ「TanZak(タンザク)」を公開した。LINEのようなテキストメッセージ形式にすることで、キャラクター同士の会話を“覗き見”するような感覚で、気軽に物語を楽しめることが特徴だ。「ONE PIECE」など週刊少年ジャンプの人気漫画のノベライズのほか、完全新作のオリジナル作品も用意する。 「チャットノベル市場は徐々に熱を帯び始め、米国やアジア市場に続いて、いよいよ日本でも一定の市場が生まれつつある」と話す、集英社 デジタル事業部 デジタル事業第1課の漆原正貴氏に、TanZakの誕生秘話や、出版社がチャットノベルを手がける意義などを聞いた。 小説には“試し読み文化”が根付いていない ——サービス名である「TanZak(タンザク)」の由来は何でしょうか。 色々ありますが、TanZakは文字を読ませるアプリなので、文字にまつわる語呂のよ
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