ロシアの陸上選手の99%がドーピング? ロンドンオリンピックでロシアが獲得した81個のメダルのうち、50%以上もドーピングによるもの? この数年、ドキュメンタリー作品が明かしてきたロシアによる国家ぐるみのドーピングに関する衝撃の告発──。ライターの松谷創一郎氏が、Netflixオリジナル作品『イカロス』を取り上げる。なぜ異例かつ稀有な作品なのか。 ロシア「国家ぐるみ」のドーピング 2月9日に開幕した平昌オリンピック。しかし、開会式には、これまでのオリンピックを賑わせてきたロシア選手団の姿はなかった。 昨年12月、IOC(国際オリンピック委員会)はこの大会にロシアが参加できないことを正式に発表した。過去にドーピング違反をしていないなどの厳格な基準を満たしているロシアの選手は、中立選手(OAR:オリンピック・アスリート・フロム・ロシア)として個人で参加している。 2016年のリオデジャネイロ夏
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