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  • なぜいま「脱植民地化」がより一層重要になってきているのか「その背景」(中井 杏奈) @gendai_biz

    「冷戦時代のチェコスロヴァキアやポーランドのことを研究するのに、ロシア語を勉強しなくてもよいのですか?」 これはソ連の福祉政策を専門とするアメリカ人研究者に、とある学会の場で尋ねられた質問だ。コーヒータイムの何気ない会話だったが、どのように答えてよいかすこし迷った。結論から言えば、わたしが対象とする東欧社会主義圏に属していた個々の国々の調査をするにあたっては、現地の言葉で書かれた大量の資料があり、ソ連側の見解を知るにあたっても、ロシア語で「しか」読めないようなものが多いわけではない。 それでも回答に窮したのは、社会主義という体制の研究という意味では、ソ連、そしてその後継のロシアを取り上げた研究が積み上げてきた理論や枠組みの豊かさを決して無視できないからである。一般に「スラブ・東欧学」と呼ばれる分野の、特に20世紀後半以降の歴史文化・社会を考える上で、やはり、「ロシア」と「ロシア語」の影響

    なぜいま「脱植民地化」がより一層重要になってきているのか「その背景」(中井 杏奈) @gendai_biz
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    kana-boon 2024/06/29
  • なぜ恋愛で「普通の人」と出会えないのか「シンプルな答え」(岩尾 俊兵)

    なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか、張り紙が増えると事故も増える理由とは、飲み残しを放置する夫は経営が下手……。わたしたちはいつまで金銭や時間など限りある「価値」を奪い合うのか。そもそも「経営」とはなんだろうか。 経済思想家の斎藤幸平氏が「資主義から仕事の楽しさと価値創造を取り戻す痛快エッセイ集」と推薦する13万部突破のベストセラー『世界は経営でできている』では、気鋭の経営学者が日常・人生にころがる「経営の失敗」をユーモラスに語る。 ※記事は岩尾俊兵『世界は経営でできている』から抜粋・編集したものです。 恋愛は経営でできている 恋愛はいつでも悲劇的な結果に終わる喜劇である。 実らなかった恋愛は常に、目的に対して過大な手段の罠、目的と手段の転倒の罠、短期志向と近視眼の罠……といった経営の問題として説明できる。 魔の谷:理想の恋愛不可能性定理 たとえば意中の相手に「家庭的な人が好き」

    なぜ恋愛で「普通の人」と出会えないのか「シンプルな答え」(岩尾 俊兵)
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    kana-boon 2024/06/17
  • 早く知りたかった、「勉強できる人」と「勉強できない人」の決定的な違い(岩尾 俊兵)

    なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか、張り紙が増えると事故も増える理由とは、飲み残しを放置する夫は経営が下手……。わたしたちはいつまで金銭や時間など限りある「価値」を奪い合うのか。そもそも「経営」とはなんだろうか。 経済思想家の斎藤幸平氏が「資主義から仕事の楽しさと価値創造を取り戻す痛快エッセイ集」と推薦する13万部突破のベストセラー『世界は経営でできている』では、気鋭の経営学者が日常・人生にころがる「経営の失敗」をユーモラスに語る。 ※記事は岩尾俊兵『世界は経営でできている』から抜粋・編集したものです。 勉強は経営でできている 図書館や喫茶店などにおいて一心不乱に教科書や参考書を蛍光ペンでカラフルに塗りたくっている人に出くわすことがある。 みるみるうちに三、四、五と次々に新しい蛍光ペンが登場して彩りが足されていく。ときどき「ああっ、ピンクがもうないじゃん」などと愚痴をこぼしてい

    早く知りたかった、「勉強できる人」と「勉強できない人」の決定的な違い(岩尾 俊兵)
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    kana-boon 2024/06/17
  • 発達障害の子どもをもつ親が直面する「貧困と体験格差」の現実(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳と音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 発売即3刷が決まった話題書『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。 鎌田かおりさんは障害のある子どもを育てている。長男には発達障害(自閉スペクトラム症)がある。 ──今は鎌田さんお一人で二人のお子さんを育てられているんですね。 弟が小学校の2年、3年ぐらいのときに、弟が兄を精神的に追い抜いてしまったようなところがありました。その頃、兄は同じ小学校の高学年で、支援クラスにいて。1年生とか2年生の子たちと遊んだりしていました。 二

    発達障害の子どもをもつ親が直面する「貧困と体験格差」の現実(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/06/14
  • 「ひとはなぜ戦争をするのか」…フロイトが出した「身も蓋もない答え」(片田 珠美)

    根性論を押しつける、相手を見下す、責任をなすりつける、足を引っ張る、人によって態度を変える、自己保身しか頭にない……どの職場にも必ずいるかれらはいったい何を考えているのか。発売たちまち5刷が決まった話題書『職場を腐らせる人たち』では、ベストセラー著者が豊富な臨床例から明かす。 2023年の最も衝撃的な出来事といえば、イスラム主義組織ハマスによるイスラエルへの越境攻撃に端を発した戦闘だろう。イスラエルもハマスも徹底抗戦の構えを崩さないため、犠牲者の増加に歯止めがかからず、ガザ地区はがれきの山になった。 2022年に始まったロシアによるウクライナ侵攻も泥沼化の様相を呈しており、われわれ人類が21世紀になっても戦争をやめられないのは一体なぜなのかという疑問を抱かずにはいられなかった。 そこで手に取ったのが、物理学者のアインシュタインと精神分析家のフロイトの往復書簡『ひとはなぜ戦争をするのか』であ

    「ひとはなぜ戦争をするのか」…フロイトが出した「身も蓋もない答え」(片田 珠美)
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    kana-boon 2024/06/10
  • じつは、東日本と西日本は大きく違っていた…民俗学が明らかにした「社会構造」(宇野 重規,若林 恵,畑中 章宏)

    2月20日に、ジュンク堂書店池袋店で『『忘れられた日人』をひらく――宮常一と「世間」のデモクラシー』(黒鳥社刊)発売記念トークイベントが行われた。 参加者はこの新刊で対談している民俗学者の畑中章宏氏とコンテンツディレクターの若林恵氏、加えて若林を聞き手として昨年秋に刊行された『実験の民主主義――トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書)の政治哲学者・宇野重規氏。 6月3日からは、畑中氏を指南役に起用したNHK Eテレの人気番組「100分de名著」で宮常一『忘れられた日人』が放送されているが、その予習としても楽しみたい、「民主主義」と「民俗学」と「世間」とをめぐる鼎談を4回に分けてお届けする。 民俗学と政治思想史 若林 『『忘れられた日人』をひらく』では宇野先生に帯の文言をいただいたんですよね。 宇野 「宮常一は民主主義の理論家だ!」って、すごいこと言ってますね

    じつは、東日本と西日本は大きく違っていた…民俗学が明らかにした「社会構造」(宇野 重規,若林 恵,畑中 章宏)
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    kana-boon 2024/06/07
  • 子ども時代に「ディズニーランド」に行ったことがあるかどうかで全然違う…シングルマザーが思うこと(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳と音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 発売即3刷が決まった話題書『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。 菊池彩さんは二人の子どもを育てながらパートで働いている。昨年からある資格の取得を目指して勉強を始めたという。 ──何の資格を目指しているんですか。 社会保険労務士です。去年から勉強し始めました。今年は合格率が5%で、仕事や子育てをしながらも自分としてはできる限りやって臨んだんですけれど、まだまだでしたね。10科目で満遍なく点数を取らないといけなくて。不得意科目

    子ども時代に「ディズニーランド」に行ったことがあるかどうかで全然違う…シングルマザーが思うこと(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/05/29
  • 「無理をする」家庭もあれば「あきらめる」家庭も…「体験格差」をめぐる日本社会の現在地(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳と音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 発売即重版が決まった話題書『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。 ここまで、「お金」「放課後」「休日」「地域」「親」という様々な視点から、私たちが実施した子どもの体験格差についての全国調査の結果を確認してきた。 ここでは、これまでの議論を振り返りつつ、低所得家庭で「体験格差」がどのように現れているか、その大まかな類型化を試みてみたい。 「無理をする」か「あきらめる」か「求めない」か 最初に改めて確認しておくべき点は、「放課後

    「無理をする」家庭もあれば「あきらめる」家庭も…「体験格差」をめぐる日本社会の現在地(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/05/06
  • 「働かないおじさんなのに、給料が高いのはおかしい」と言われた50代平社員の「仕返し」(片田 珠美)

    根性論を押しつける、相手を見下す、責任をなすりつける、足を引っ張る、人によって態度を変える、自己保身しか頭にない……どの職場にも必ずいるかれらはいったい何を考えているのか。発売たちまち4刷が決まった話題書『職場を腐らせる人たち』では、ベストセラー著者が豊富な臨床例から明かす。 人なりの自己保身 「なぜどんな会社でも「人間関係のトラブル」が絶えないのか…「不和の種をまく人」の実態」で紹介したAさんの思惑を理解するには、彼が社内で置かれていた立場に目を向ける必要があるだろう。Aさんは昇進とはまったく無縁で、ずっと平社員のままだった。なぜかといえば仕事が遅いからだ。非常に几帳面で丁寧なのだが、その分時間がかかるので、こなせる仕事量が少ない。若い頃は、「もっと速くしろ」と上司から叱責されていたそうだが、急かされると焦るのか、仕事が雑になってミスが格段に増えるので、周囲も次第にあきらめてきたようだ

    「働かないおじさんなのに、給料が高いのはおかしい」と言われた50代平社員の「仕返し」(片田 珠美)
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    kana-boon 2024/05/01
  • なぜ「二郎系ラーメン店」が増え続けるのか、じつは「極めて合理的な理由」があった(高橋 勅徳) @gendai_biz

    ふぐ釣り漁船、寺社のサイドビジネス、転売ヤー、ネットワークビジネス――。 これまで経営学が取り上げてこなかった事例を最新の経営理論で読み解く異色の入門書が注目を集めている。会議室の外で生まれる「野生のビジネス」の実態とは? いたるところで二郎系ラーメン店が増え続ける理由も、経営学者から見ると深いワケがあった。 (*記事は高橋勅徳『アナーキー経営学』(NHK出版)から抜粋・再編集したものです) 味が良いかどうかは二の次だ 仮にあなたが銀行の融資担当者だとして、ちょっと考えてみましょう。 同等レベルの事業計画書を提出してきたとして、「上質の国産素材をふんだんに使用した、新ジャンルの創作系ラーメン」と、「いま流行している二郎インスパイア系のラーメン」のどちらに融資をしますか? ラーメン好きなら前者と言いたいところですが、おそらく後者に融資する可能性が高くなると思います。なぜなら、融資担当者側か

    なぜ「二郎系ラーメン店」が増え続けるのか、じつは「極めて合理的な理由」があった(高橋 勅徳) @gendai_biz
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    kana-boon 2024/04/30
  • 裕福な家庭と低所得家庭の子どもたち、「旅行」に行ったことがあるかどうかの格差(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳と音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 発売即重版が決まった話題書『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。 「文化的体験」の領域における体験格差の現状を確認していく。その中でも比較的お金がかかりやすいと考えられる「旅行・観光」と、お金がかかりにくい「地域の行事・お祭り・イベント」という二つの「体験」に注目してみたい。 まずは「旅行・観光」だ。予想通りというべきか、やはり世帯年収ごとに子どもの参加率に2倍近くの大きな差があることがわかった(グラフ14)。世帯年収600

    裕福な家庭と低所得家庭の子どもたち、「旅行」に行ったことがあるかどうかの格差(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/04/29
  • 日本が「貧乏国」になった結果、自分を正当化する人が増えてしまった(片田 珠美)

    根性論を押しつける、相手を見下す、責任をなすりつける、足を引っ張る、人によって態度を変える、自己保身しか頭にない……どの職場にも必ずいるかれらはいったい何を考えているのか。発売たちまち4刷が決まった話題書『職場を腐らせる人たち』では、ベストセラー著者が豊富な臨床例から明かす。 渦巻く不満と怒り 誰もが不満と怒りを募らせているのが現在の日社会である。なかには、強い被害者意識を抱いている人も少なくないが、その背景には、わが国が「貧乏国」になったことがあるように見える。実際、バブル崩壊から約30年間ほぼゼロ成長が続いた結果、中間層の所得が大幅に落ち込んでいる。 中間層の定義はさまざまだが、日の全世帯の所得分布の真ん中である中央値の前後、全体の約6割から7割にあたる層を所得中間層とした場合、「2022年7月に内閣府が発表したデータでは、1994年に505万円だった中央値が2019年には374万

    日本が「貧乏国」になった結果、自分を正当化する人が増えてしまった(片田 珠美)
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    kana-boon 2024/04/29
  • 意外と知らない「子どもの体験」の実態、一番格差が大きいのは「水泳」だった(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳と音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 注目の新刊『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。

    意外と知らない「子どもの体験」の実態、一番格差が大きいのは「水泳」だった(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/04/24
  • 子どもの「やりたいこと」をさせてあげられない…じつは経済的理由だけではない「体験格差」の現実(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳と音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 注目の新刊『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。1年契約の不安定な仕事で働きながら二人の子どもを育てている小西尚子さんのエピソード後編(前編はこちら)。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。 ──仕事の収入以外に行政からの手当などは受けていますか。 児童扶養手当があります。前は全部支給だったんですけど、今の仕事になってから一部支給になりました。 あとは児童手当で、「児童手当は全部進学のために貯金したほうがいい」とで読んだので、貯金に回しています。の情報ばっか

    子どもの「やりたいこと」をさせてあげられない…じつは経済的理由だけではない「体験格差」の現実(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/04/20
  • 子どもの体験は「贅沢品」でいいのか…手取り18万円以下「相対的貧困」家庭の「厳しい現実」(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳と音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 注目の新刊『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。 初の「体験格差」全国調査 私たちは、こうした既存の様々な調査にも学びながら、「体験格差」のより広範かつ立体的な実態把握を目的として、初めての全国調査を行った。その特徴は大きく5つある。 (1)「体験格差」の実態把握を目的とすること (2)「小学生」の保護者を対象としたこと (3)「全国」規模の調査としたこと (4)「体験」の具体的な範囲を定めたこと (5)「相対的貧困」の境界

    子どもの体験は「贅沢品」でいいのか…手取り18万円以下「相対的貧困」家庭の「厳しい現実」(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/04/19
  • 多くの人が薄々と感じていた「格差」…年収300万円未満の家庭「体験ゼロの子どもたち」(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳や音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 注目の新刊『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。 「お金」と体験格差 ここからいよいよ、「体験格差」の全国調査の結果とその分析に入っていく。まず確認しておきたいのが「お金」と体験格差の関係、つまり、親の収入の大小と子どもの「体験」のあり方との関係だ。 経済的に一定の余裕のある家庭に生まれた子どもと、様々な費用を切り詰めながら生活せざるを得ない家庭に生まれた子ども、そうした「生まれ」の違いに伴い、子どもたちにとっての「体験」の

    多くの人が薄々と感じていた「格差」…年収300万円未満の家庭「体験ゼロの子どもたち」(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/04/19
  • 多くの人が気づかない、「健康な人」と「不健康な人」の「決定的な違い」(現代新書編集部)

    なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか? 張り紙が増えると事故も増える理由とは? 飲み残しを放置する夫は経営が下手? 10万部突破のベストセラー『世界は経営でできている』では、東京大学史上初の経営学博士が「人生がうまくいかない理由」を、日常・人生にころがる「経営の失敗」に見ていく。 健康は「経営」でできている、というと意外だろうか。 健康という価値を創造するには健康への障害を取り除かねばならない。 が、実際には、どのようなことが起きるのか。 〈これまで日常的に摂っていた栄養素の摂取量を短期間で大幅に減らしてしまうと、禁断症状が出てしまってその栄養素をより欲するようになる。 たとえば一週間塩分と糖分を我慢しすぎた結果として反動で無性にラーメンべたくなり「味濃いめ、脂多め、野菜少なめ、チャーシュー二枚追加、麺特盛」を注文してしまったりする。それでは結局のところ一週間分の塩分と糖分を一日に

    多くの人が気づかない、「健康な人」と「不健康な人」の「決定的な違い」(現代新書編集部)
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    kana-boon 2024/04/18
  • 裕福な家庭と低所得家庭の子どもの「体験格差」は、そもそも何が問題なのか(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、なぜ体験をあきらめなければいけないのか、人気の習い事で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 新刊『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。 第一部では、全国2000人以上の小学生の子どもをもつ保護者を対象に実施した調査の結果をもとにしながら、日における子どもの「体験格差」の実態を描く。以下のような問いを立てながら、現状を見ていこう。 ・親の経済状況と子どもの体験にはどのような関係があるか【「お金」と体験格差】 ・スポーツや文化芸術など、主に放課後に行われる習い事やクラブ活動ではどの

    裕福な家庭と低所得家庭の子どもの「体験格差」は、そもそも何が問題なのか(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/04/17
  • 大人が知らない、若者が「頑張るだけ無駄」と思い込んでいる「当然の理由」(片田 珠美)

    相手を見下す、責任をなすりつける、足を引っ張る、人によって態度を変える、自己保身しか頭にない……どの職場にも必ずいるかれらはいったい何を考えているのか。発売たちまち3刷が決まった話題書『職場を腐らせる人たち』では、ベストセラー著者が豊富な臨床例から明かす。 "働き損"は嫌 現在20代の若者、いわゆるZ世代には指示待ちタイプが多い。これは、教育によるところが大きいように見受けられる。 まず、少子化の影響もあって、親や教師が子どもを大切にし、すべてお膳立てしてくれる環境で育ってきた。このような環境では、子どもが傷つくことも転ぶことも防ぐべく、周囲の大人は危険物を極力取り除き、危ないことは一切させないように配慮する。だから、子どもが自発的に何かをやる機会はどうしても限られる。せっかく子どもが自分から「~したい」という意思表示をしても、大人に「危ないからダメ」と却下されることもあるはずだ。必然的に

    大人が知らない、若者が「頑張るだけ無駄」と思い込んでいる「当然の理由」(片田 珠美)
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    kana-boon 2024/04/14
  • 習い事や家族旅行は「贅沢品」ですか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」の衝撃(今井 悠介)

    習い事や家族旅行は贅沢?子どもたちから何が奪われているのか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、なぜ体験をあきらめなければいけないのか、人気の習い事で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 注目の新刊『体験格差』では、日初の全国調査からこの社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態に迫る。 *記事は今井悠介『体験格差』から抜粋・再編集したものです。 見過ごされてきた「体験格差」 東日大震災を契機に、私は当時勤めていた会社を辞め、学生時代の仲間とともに、被災した子どもたちの支援に取り組み始めた。宮城県の仙台で事務所を立ち上げ、子どもたちが直面する現実と向き合い始めた。2011年6月のことだ。 「チャンス・フォー・チルドレン」という私たちの団体名には、「たまたま生まれ育った環境によって、

    習い事や家族旅行は「贅沢品」ですか? 低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」の衝撃(今井 悠介)
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    kana-boon 2024/04/11