2020年東京五輪やグリーン車の導入などを見据え、様々な工事が始まっているJR中央線沿線。例えば、御茶ノ水駅は神田川上に工事用桟橋を築き、線路とプラットホームの上空に人工地盤を建設中だ。千駄ケ谷駅は東京体育館側にあった臨時ホームを解体し、新たな新宿方面ホームが姿を現し始めた。 (関連記事:“渓谷”望む駅上に地盤を架ける) 御茶ノ水と千駄ケ谷の間にある飯田橋駅も、大きく変わりつつある。移設する新ホームの全貌が少しずつ見えてきた。 既存の飯田橋駅ホームは、急カーブと縦断勾配がある線路に沿って設けられている。ホームは曲線半径300mの急曲線上にあり、停車した電車とホームとの間に大きな隙間が生じていた。 (関連記事:飯田橋駅はカーブも勾配もきつかった!) JR東日本はバリアフリーの観点から、昭和初期から続く飯田橋駅の構造を見直し、曲線が緩やかな200mほど西側にホームを移設する工事を進めている。西