アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びの幕開けとなるアイオワ州の党員集会で、共和党はクルーズ上院議員が勝利し、トランプ氏はこのところの勢いを結果につなげることができませんでした。一方、民主党はクリントン前国務長官が勝利しましたが、サンダース上院議員との差は僅かで強さを見せられませんでした。 クルーズ氏は共和党内の主流派や穏健派に反発する人たちを中心に支持を集め、好スタートをきりました。これに対し、トランプ氏は「必ず党の指名を獲得してみせる」と述べ、巻き返しをはかる考えを強調しました。来週、予備選挙が行われる東部ニューハンプシャー州での世論調査ではトランプ氏がリードしていますが、アイオワ州ではこのところの勢いを結果につなげることができませんでした。 一方、民主党は大接戦となり、集計率が99%で、女性初の大統領を目指すクリントン前国務長官が49.9%、「民主社会主義者」を名乗り格差の是正を前面に