[東京 22日] - 日本株と円相場の関係について、昨年夏の中国ショック、あるいは今年6月のブレグジット・ショック(英国民投票での欧州連合離脱選択)など、世界経済に暗雲が立ち込め、各国株価が急落する時に円高に動くことが続いた。 これに釈然としない方々は少なくないはずだ。メディアは「相対的にリスクの低いと考えられている円が買われて円高になった」とほとんど意味のない市況解説を繰り返してきた。この相場現象を考えてみよう。その上で現在の「株安・円高」「株高・円安」という相関関係(逆相関)が崩れる可能性についても検証してみよう。