<昨年は巷に中国のニュースがあふれていたが、今年はあまりニュースが入ってこない。便りがないのは良い知らせ、ということなのか? 確かに昨年のような株価暴落もなく、景気回復の兆しも見えるのだが......> 【参考記事】イノベーションの街、深セン 【参考記事】中国のイノベーション主導型成長が始まった 「いいことばかり報道して、悪いことを報道しない(報喜不報憂)」。1990年代初めに私が北京に長期滞在していた頃、中国の知人たちは中国のメディアをこのように評していました。実際、国内で旅客機の墜落といった大きな事故があっても、テレビのニュースでは取り上げず、新聞の片隅にチラリと出る程度でした。国外のことについては逆に「悪いことばかり報道して、いいことを報道しない」傾向が顕著で、たとえばアメリカの高速道路で起きた死亡交通事故のことまでテレビの国際ニュースで取り上げられたりしました。中国国内でもっとひど
![最近、中国経済のニュースが少ない理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cfab75a03b6611059a7f511d851942cbced088a5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fmarukawa%2Fassets_c%2F2016%2F09%2Fmaru160928-2-thumb-720x510-99184.jpg)