アンモニアを直接燃料とした固体酸化物形燃料電池(SOFC)注1)で、世界最大規模(1キロワット(kW)クラス)の発電に成功しました。 国立大学法人 京都大学、株式会社ノリタケカンパニーリミテド、株式会社IHI、株式会社日本触媒、株式会社豊田自動織機、三井化学株式会社、株式会社トクヤマは共同研究により、アンモニア燃料電池の世界最大規模の発電に成功しました。 アンモニア(NH3)はそれ自身が水素を多く含んでおり、エネルギーキャリア注2)として期待されています。今回、アンモニアを燃料として直接SOFCスタック注3)(図1)に供給し、1kWの発電に成功しました(図2:発電結果、発電効率)。これまでも小規模な発電には成功していましたが、研究開発の結果、汎用SOFCと同程度の発電出力を達成できたことで、アンモニアがSOFCの燃料として適しており、有害物質や温暖化ガスの発生を伴わない発電が実用規模まで拡