はじめにまずタイトルにある通り、本noteでは『すずめの戸締り』に関するネタバレがある。具体的には第3章以降にある。しかし「ヤバいタイプの新海主義者」である私の新海論を皆さんの目にねじ込んでいきたいので、第1章と第2章にそれらはまとめる構成にした。 さて、私の新海誠の作品評価は次のようになっている(長編)。 秒速5センチメートル>>>ほしのこえ>>言の葉の庭>雲のむこう、約束の場所 >星を追う子ども>君の名は。>天気の子 もうこのランキングを見ただけで「あっ(察し)」となるように、私は「週末批評」のてらまっと氏が名づけるところの「秒速原理主義者〈ラディカル5センチメーター〉」である(正確な意図とは違うかもしれないが)。 とりあえず、これを前提としたうえでまず第1章では私がなぜ「秒速原理主義者〈ラディカル5センチメーター〉」になるのか、いや「我々」はなぜ「秒速原理主義者〈ラディカル5センチメ